『テイルズ オブ ザ ワールド 〜サモナーズ リネージ〜』(TALES OF THE WORLD Summoners Linage、略称:サモリネ)は、2003年3月7日にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたゲームボーイアドバンス(GBA)用シミュレーションRPG。『テイルズ オブ』シリーズの第1作『テイルズ オブ ファンタジア』の続編であり、過去に数作発売された『ファンタジア』の世界観に連なる一連の作品群としては最も未来を描いている。また、シリーズ初のシミュレーションRPGでもある。キャラクターデザインは藤島康介、奥村大悟。『テイルズ オブ ファンタジア』の舞台から数世紀後の世界、そこには先祖クラース・F・レスターが確立した古の精霊との契約方式の改良のために契約の指輪を探すクラースの子孫、フレイン・K・レスターがいた。彼は太古の文献が示す地で、太古に発達していた「魔科学」と呼ばれる技術で作り出されたアンドロイドの妖精マカロンと出会い、共に指輪探索の冒険に挑む。本作の戦闘ルールは同社で1988年に発売されたシミュレーションゲーム『キングオブキングス』に近く、特徴として、クラスアップ制とストーリーパートとバトルパートによる二部構成が挙げられる。クラスアップとはそのキャラクターが戦いを通じて経験値を得て、一定レベルに達した時、或いはそのユニットにとって特殊な道具を使うと、別のキャラクターに変身するシステムである。別のキャラクターに変わることで、そのユニットの行動範囲や特性、容姿が変化し戦闘において様々な特技を使用することができる。この様な様々な能力や特性を持つキャラクターをユニットとしてプレイヤーが配置し、戦略を立てて攻略条件を満たしていくことが目的である。ストーリーパートはマップ上でストーリーを選択したのちに発生し、ストーリーの流れを楽しむための会話からバトルパートへつながる。バトルパートは基本は自軍より開始するターン制の戦闘方式で、ユニットにカーソルを合わせて行動を決定する。自軍のユニットの行動がすべて終了又は終了したいと思うときに終了決定すると相手の行動ターンになる。相手ターンが終了すると再び自軍ターンとなり交互に行動ターンが巡ってくる。また、今作独自の要素としてキャラクターを戦闘に参加させる場合、マナと拠点、契約した魔物が必要となる。戦闘開始時は基本的に主人公一人だけしか場に存在していないので、最初の行動は魔物を召喚することができる「拠点」に移動させることが定石となっている。召喚できる拠点に到達しても、そのターンは行動できず次の自軍ターンから召喚が可能となるが、無限に召喚できるのではなく「マナ」と呼ばれる数値の中から、召喚する魔物の必要消費マナを消費した後に召喚される。また、ユニットが行動前であるならば「合成」や「装備」を付加させてその能力値の修正が可能。マナは自軍の行動開始時、自軍の拠点数に応じて回復する。拠点は建物や魔法陣等の特殊な地形で、主人公を含む人間ユニットか人間ユニットが所属するパーティ(部隊)を配置すると占拠出来る。敵の拠点を占拠すると敵軍のマナ回復量の一部を奪取した事になるので戦況が有利になるが、逆に占拠されてしまうと不利になる。また、敵・味方を問わず「拠点」のマスに止まっているユニットはHPが少し回復する。自軍・敵軍の兵隊的存在として魔物がおり、主人公や相手の召喚師は総大将的存在である。魔物同士が戦闘を行う場合、仕掛けた側が先攻になる。撃破を含めて相手にダメージを与えたユニットには経験値が与えられ、一定値を超えるとレベルが上昇する。主人公を含めユニットは最大3体のパーティを組む事が可能である。集団攻撃や移動範囲の増大などの利点があるが、部隊数が少なくなるといった欠点がある。パーティを解散して個別ユニットに戻す事も出来る。未使用の「契約の指輪」を所持した主人公が他のユニットを撃破した時、相手の属性と指輪の属性の相性が一致していれば契約して仲間にできる。この方法でなければ仲間にならない魔物も存在する。※その他、『ファンタジア』や他のナムコ作品のキャラクターが登場する。発売初週では14,828本を販売した。
出典:wikipedia
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