『エアーマネジメント』("Aerobiz")は、光栄(現・コーエーテクモゲームス)の航空会社経営シミュレーションゲームおよびシリーズ名。略称は「エアマネ」。『トップマネジメント』シリーズに続く「ビジネスシミュレーションゲーム」第2作。1992年の第1作『エアーマネジメント 大空に賭ける』発売後、『エアーマネジメントII 航空王をめざせ』『エアーマネジメント'96』とシリーズ化された。ゲームの基本は乗り入れを希望する都市と交渉して空港のスロットを確保し、就航先の都市に支社を設置してさらに路線を拡大する作業にある。登場する飛行機はボーイング・エアバスはもとよりツポレフ・イリューシンなど東側のメーカーもフォローしている(1作目は架空の会社名。なお、北米版及びヨーロッパ版では冒頭に航空機メーカー各社のクレジットが入る)。なお本項では、第1作のリメイク版にあたる『エアーマネジメント'96』についても併せて記述する。当初はスーパーファミコン(SFC)用のオリジナル企画として開発が進められ、後にメガドライブ(MD)とPC-9801にも移植された。期限内に4社中最も早く全22都市を航路で結ぶのがゲームの目的。プレイヤーは航空会社の経営者としてプレイする。任意の都市に本社を設置し、都市間を「航路」で結び、利益をあげることを目指す。プレイヤーの勝利条件は競合各社より早く、かつ32年以内に全22都市を航路で結び、利益を黒字にし、ゲームレベルによって定められた年間利用客数を満たすことである。ちなみに登場する航空機は全20種である、各都市は人口・経済力・観光地・魅力(プレイヤーには見えないが、経済力と観光地の数値を元に導き出される)と言うパラメータを持ち、旅客の需要に関わるものである。人口以外ついてはゲーム上ではD - A,Sで大雑把にランク分けがされているが、内部では1 - 100までの値を持つ。以上についてはゲームを進めていくことで都市が得た税金によって徐々に向上していくが、例えばリゾート都市は観光地に、ビジネス都市は経済力に特化して成長するなどの傾向が見られる。そのほか「スロット」という概念があり、これはその都市に乗り入れることのできる航空機の枠である。随時拡張はなされるが、競合各社に先だって交渉員を派遣し、これを確保しておく必要がある。交渉にはある程度の期間が必要であり、成果が現れるまで最大で18か月を要する。また、本社・支社を設置している都市については、この交渉をやや有利に行なう事ができる。また航路の拡充に合わせ、航空機も随時購入していくことになる。これについては特定のメーカーから多くの物を購入していると、値引きを行なってくれる様になるという要素もある。なお、航路についてはもちろん、大都市同士を結ぶものが利益が高く、需要以上に大量の航空機を飛ばしても乗ってくれる客がおらず、赤字がかさむだけである1作目のリメイク。PlayStation(PS)・セガサターン(SS)・Windows(95以降)の3機種で発売。グラフィック面が強化されている他、一部の時代イベント(「ソビエト連邦民主化」など)が別のものに差し替えられている。シドニーと南米三都市を結ぶと南極上空を経由して両都市を結ぶ(SFC・MD・PC-98版では直線で航路が結ばれる為、南太平洋経由となる)。現実には南極条約のため、南極上空を航路にする事は不可能で、本作ならではの航路である。現実では、アルゼンチンのフアン・ペロン元大統領は生前、日本とアルゼンチンをシドニー、南極上空経由で結ぶという構想を抱いていた。
出典:wikipedia
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