椿油(つばきあぶら)は、ツバキ科ツバキ属のヤブツバキの種子から採取される植物性油脂。ユチャ()など、ツバキ属の種子から取ったものの総称はカメリア油(カメリアゆ)と呼ばれ、区別される。酸化されにくいオレイン酸を比較的多く含むため、他の食用の油脂に比べて酸化されにくく固まりにくい性質を持つ(不乾性油)。利用の歴史は古く、続日本紀には、777年、渤海国使が帰るときに海石榴(つばき)油を所望したので贈った、との記述がある。ツバキ油は純油なので、太平洋戦争時にゼロ戦の燃料として使われたようである。食用のほか、化粧品、薬品、また石鹸などの原料としても用いられる。ツバキ油(純ツバキ油)は上記「藪椿」のことを指す。椿油・つばき油は「さざんか」等で純ツバキ油ではない。商品でも純ツバキ油100%は「ツバキ油」、混ぜ物やさざんか等は「椿油」・「つばき油」と表記するのが正しい。なお、アロマテラピーなどに用いられるティーツリーオイルは、英語の名称が似ているが、フトモモ科の植物から作られる精油で、全くの別物である。種から油分を取り出す方法として次の2種が用いられている。いずれも、粗油を得た後、濾過と脱色を行って、精製品が得られる。
出典:wikipedia
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