奥津軽いまべつ駅(おくつがるいまべつえき)は、青森県東津軽郡今別町大字大川平字清川91-1にある北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線の駅である。本項では便宜上、当駅開業前日限りで廃止されたJR北海道海峡線の津軽今別駅(つがるいまべつえき)についても言及する。2016年(平成28年)3月26日、北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間の開業に合わせて開業した。青函トンネルの竜飛口から約6 km の地点にあり、避難駅の役割も担う。JR北海道の管轄する駅としては最南端に位置する駅であり、かつ唯一青森県内にある駅である。北海道新幹線に乗り入れる「はやぶさ」・「はやて」合計13往復のうち、7往復14本が停車する。新幹線駅の名称は、当初は「奥津軽駅」(おくつがるえき)という仮称が使用されていたが、2013年(平成25年)4月26日に今別町がJR北海道本社に対して駅名を「奥津軽いまべつ駅」とするように提案し、2014年(平成26年)6月11日のJR北海道の発表で正式に採用された。なお、当駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)津軽線の津軽二股駅と隣接しており、津軽二股駅付近から連絡通路が整備されている。また、道の駅いまべつにも隣接している。今別町は、2016年(平成28年)4月に、新幹線で青森方面に通学する児童・生徒(北海道側への通学は適用対象外)の定期券料金の3分の1を助成している。2面3線(うち1線は下り通過線)の地上駅(橋上駅)であり、駅本屋棟の外側には海峡線運行列車が通過する狭軌の待避線(上下各2線)が設けられている。新幹線のホームは有効長が263メートルで、可動式ホームドア(日本信号製)が設置されている。駅舎は鉄骨造り3階建て。「本州最北の地から北の大地へ 〜津軽海峡の四季が感じられる駅〜」をデザインコンセプトとしている。高台に設置されている駅本屋棟と高さ約25メートルの昇降棟があり、両者は下り狭軌線及び保線用線路を跨ぐ通路がつないでいる。昇降棟の壁面はガラス張りで、今別町のシンボルである青函トンネルをゲート風にデザインし大きな弧を描いている。終日社員配置駅。みどりの窓口、指定席券売機、新幹線自動改札機設置。駅出入口は1ヶ所で、反対側へは直接出られない。構内には売店などの設備はない。駅レンタカー業務については「道の駅いまべつ」が受託で行っている。駅名は奥津軽いまべつと平仮名が正式な表記であるが、切符は奥津軽今別駅発行と漢字表記で発券される。元々は、青函トンネルの本州側の保守基地としての役割を担う「新津軽二股信号場」(しんつがるふたまたしんごうじょう)として開設する計画だったが、地元の請願により旅客駅として開業した。全列車通過扱いとなるまでは、特急「白鳥」2往復のみが停車していたが2015年8月10日以降は新幹線工事のため全列車通過となっていた。また、8名以上のグループで利用する場合、1か月前に申請すると特急を臨時停車させることができた。2002年(平成14年)、「青函トンネルの本州側入口に位置する駅」として、東北の駅百選に選定された。JR北海道の駅で東北の駅百選に選定された駅は津軽今別駅が唯一である。2014年(平成26年)3月14日に竜飛海底駅、吉岡海底駅、知内駅が廃止されて以来、海峡線内の駅としては、唯一廃止されずに存続してきたが、前述の通り2015年(平成27年)8月9日をもって旅客乗降のための設備の使用を終了し(通路を閉鎖し、ホームを撤去)、北海道新幹線開業の前日にあたる2016年(平成28年)3月25日に津軽今別駅(在来線)としての営業を終了した。翌26日、北海道新幹線の開業に伴い、同地点に奥津軽いまべつ駅が開業した。上下方向別の単式ホーム2面2線を有する無人駅であった。駅の設備は簡素で跨線橋がなく、下りホームへの移動は構内踏切を利用していた。開業当初は相対式ホーム2面2線であったが、北海道新幹線の建設工事に伴い、2013年(平成25年)に旧ホームの外側に新たに在来線用の線路と仮設ホームが設置され、同年10月に仮設ホームの使用を開始し(上り線は18日、下り線は25日)、旧ホームは撤去された。その後、旧ホームのあった位置には新幹線ホームが建設され、在来線は本線から分岐して新幹線ホームを抱き込み、仮設ホームはさらにその外側に設置されていた。なお、上りホームへ行くためにはあいかわらず函館方の構内踏切を渡る必要があったので、将来新幹線の本線となるレールを一般の旅客に歩いて渡らせるという珍しい状態が続いた。また、踏切からは建設中の新幹線ホームを間近に見ることができた。駅に向かう通路(階段)には屋根が設置されていたが、ホームには屋根がなかった。開業当初の旧ホームは有効長が5両分しかなかったため、それを越える長さの編成の場合は一部のドアが締切扱い(ドアカット)となっていたが、仮設ホームは旧ホームより有効長が延びたため、8両編成への増結時を除きドアカットは中止された。なお、2014年(平成26年)12月1日から2015年(平成27年)8月9日まで、北海道新幹線の試験走行に伴い、上り特急「白鳥96号」発車後から翌朝の下り特急「白鳥93号」発車前まで、安全上の観点から海峡線ホームは立ち入り禁止となっていた。2015年(平成27年)8月10日以降、ホームに立ち入るための通路が閉鎖され、同月中に仮設ホームも撤去された。発車時刻表・運賃表はホーム待合室および、道の駅いまべつの玄関前待合スペースに掲示していた。公衆電話は開業当初より設置されていない。ホーム待合室内に設置されている電話は一般利用のできない業務用電話(JR電話)であり、公衆電話は津軽二股駅構内にあるとの案内がなされていた。木古内駅#旅客営業における特記事項も参照。駅周辺では、今別町屋内駐車場(48台収容)と今別町屋外駐車場(34台収容)が整備された。なお、。
出典:wikipedia
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