小林 昇(こばやし のぼる、1916年(大正5年)11月1日 - 2010年(平成22年)6月3日)は、日本の経済学者。経済学史専攻。立教大学・福島大学名誉教授。京都市生まれ。東京帝国大学卒。1940年、福島高等商業学校講師。途中3年間の兵役を挟み、福島大学経済学部の設立などに尽力する。1955年から82年まで立教大学経済学部教授。ドイツ経済学史に新地平を開き、特にフリードリッヒ・リストの研究で名高い。未來社から『小林昇経済学史著作集』(全11巻、1976-79年)が出版されている。死後故人についての回想録、服部正治・竹本洋編『回想 小林昇』(日本経済評論社、2011年12月12日刊)が出版されている。長女が父と母の思い出を書いている。それによると、昇もその妻も学者の家庭出身であるが、学問生活地中心の生活をさせたという。妻は東京女子大をでて、以前はピアノを習っていた。結婚後は女中を辞めさせ、妻の親せきとの付き合いをしなかったとう。妻は戦争前後の苦しい生活に耐えた。一男、二女に恵まれた。戦地での経験は昇に人生に力を与え、ある醒めた感覚を植えたという。精力的に仕事はしたが、グループを作ることは嫌い、短歌も一人で続けた。歌集 私家版『越南悲歌』、『シュワーベンの休暇』『百敗』、『歴世―小林昇全歌集』などがある。兵役期間を含む福島時代の終わりごろ、同僚から感化され、こけしに興味をもった。上京後「東京こけし友の会」に入会。『こけし・美と系譜』(昭和41年、社会思想社刊)に昇のコレクションが紹介されている。福島市にできた「原郷のこけし群西田記念館」には昇のコレクションが長女を通して寄贈されている。
出典:wikipedia
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