マイク・グリーンウェル(Michael Lewis "Mike" Greenwell , 1963年7月18日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身の元プロ野球選手(外野手)・カーレーサー。愛称は「ザ・ゲーター」。甥にジョーイ・テルドスラビッチ(ブレーブス)がいる。のMLBドラフト3巡目でボストン・レッドソックスに指名され契約。9月5日にメジャーデビュー。までの12年間、レッドソックス伝統の左翼手としてプレーした。メジャー2年目のにはまだレギュラーではなかったが、ニューヨーク・メッツとのワールドシリーズにも出場。には打率と打点で3位、勝利打点(当時は表彰タイトル)はメジャー新記録の23を挙げて1位、出塁率2位、長打率5位、敬遠四球1位という成績を挙げ、シルバースラッガー賞を受賞。MVP投票でも2位に食い込んでいる(受賞者はホセ・カンセコ)。その後もに打率9位、には打率5位を記録するなど、メジャー通算打率.303という記録を残した好打者で、MLBオールスターゲームにも2度出場している。特筆すべきは三振(364)よりも四球(460)の方が多い事。12.70打数に1三振で、現在のメジャーで三振が少ない事で知られるイチローでも、までに9.82打数で1三振(8,605打数876三振)である。また、イチローの四球は544である。1997年に球団史上最高額の年俸3億円超という条件で阪神タイガースに入団し、来日。超大物助っ人として阪神ファンの期待も高かった。当時の阪神甲子園球場の電光掲示板には7文字も入らなかったため、グリーンウェル入団にあたり電光掲示板を変えた。ところがシーズン前の春季キャンプ途中で背中の痛みを訴え一時帰国してしまい、再来日したのは4月下旬のことで、その頃チームは4番候補が不在でどうにもならない状態だった。5月3日の対広島戦にようやく公式戦初出場し、満足なトレーニングも積まない状態でのデビューながら、決勝打を含む2安打2打点と活躍するも、それから僅か8日しか経っていない5月11日の対巨人戦で自打球を右足甲に当て骨折すると「野球を辞めろという神のお告げ」と突然引退を宣言し、5月16日には帰国してしまう。これを受けて当時の吉田義男監督は「嵐のように来て嵐のように去っていった、つむじ風のような男だった」とコメント。試合に出た時期が時期だっただけに「GreenWellじゃなくてGoldenWeekだ」等と揶揄された。チームメイトの久慈照嘉は「外野からの返球がチェンジアップだった」と言っていた。阪神球団はグリーンウェルを迎えるにあたり、家賃は月150万とも200万とも言われる超高級マンションを用意したが、球団が用意したこのマンションに対し、彼は「狭い」とクレームをつけたため球団は隣の部屋をもう1部屋借り、壁を取り払って2倍の広さにすることで対応した。結局、球団は居住期間1ヶ月にも満たない選手のために、拡張と原状回復の2度のマンション工事の費用を支払うハメになった。上記の理由から阪神ファンだけではなく他球団のファンからも「(歴代の12球団に来た外国人選手の中で)史上最悪の詐欺師」と揶揄されていた。引退後暫くしてから契約不履行を理由に損害賠償請求を阪神から求められる。この損害賠償問題は古巣のレッドソックスをも巻き込みメジャーリーグでも騒動として扱われ、マスコミに大きく報じられた。ランディ・バースはこの件で「最初からプレーする気はない人で、日本の練習のきつさには慣れないだろう」と、予想していた。なお星野仙一が阪神監督時代のに、サンケイスポーツなどのスポーツ紙記者との雑談(「星野語録」などとして記事化されている)で、グリーンウェルに関して「グリーンウェルは、当初は中日と契約するはずだった。しかし自分と親しい大リーグ事情に詳しい人物に『彼(グリーンウェル)を獲るのか? やめておけ。彼は日本でゴルフがしたいだけだ』と止められたので結局獲らなかった、そうしたらしばらくして阪神が契約した」と回想している。引退宣言の後で「引退して農場を経営する」「これからは家族のために頑張る」等と話していた。現在はフロリダに甲子園球場の20倍もの広大な“マイク・グリーンウェルズ・ファミリー・ファン・パーク”という遊園地を建設し、そのオーナーとなっている。また2005年には、ステロイド剤の使用を告白したカンセコに対して「彼のせいで1988年に自分がMVPになれなかった」と非難し、「ステロイド使用の選手はMVPから除外すべきだ」等と主張した記事で久々に日本のメディアに登場した。カンセコとグリーンウェルはからまでレッドソックスで一緒にプレーしている。2006年はNASCARのレーサーとなり、クラフツマントラックシリーズにグリーンライツレーシングの一員として2戦に参戦した。2008年2月25日、ボストン・レッドソックスのチーム殿堂入りが発表された。
出典:wikipedia
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