ドボン(「どぼん」とひらがなで記載する場合もある)は、トランプゲームのひとつ。ページワンまたはアメリカンページワンにドボンという上がり方を加えたものである。このゲームのことをページワンと呼んでいる場合もある。遊び方や、特殊カードなど、ゲームの基本的なルールはページワンまたはアメリカンページワンと同じである。ドボンの特色は「ページワン」と宣言してから最後の 1 枚を出す上がり方のほかに、「ドボン」という、手札をいきなり全部出して上がる上がり方がある点である。ドボンという上がり方は、他のプレイヤー(自分の前のプレイヤーに限らない)によって場に出された 1 枚のカードの数と、自分が持っている2枚のカードの数の四則演算の結果が同じだったときに成立する。なお、3枚以上の場合はすべて加算結果のドボンしか許されていない。例えば、あるプレイヤーによって場に「9」のカードが出された時、手持ちに「1」と「2」と「6」のカードを持っていた別のプレイヤーは、「ドボン」(あるいは「どっぼーん」さらには「どっかーん」地方によっては「ド・ボンチ」「ウィッチ」A.Tは「はい」などという場合もある)と言いながら手札を全て自分の前でさらして勝ちを宣言する。なお、対象がページワンの上がり札だったとしてもドボンは成立し、ドボンをした側の勝利となる。この場合の点数は、ドボンをされた「9」を出したプレイヤーに、そのプレイヤーが出した「9」とドボンをしたプレイヤーが出した「1」と「2」と「6」が戻されて、そのプレイヤーの手札と合わせて計算される。複数のプレイヤーが 1 枚の捨て札に対して同時にドボンすることも可能である。この場合、ドボンをされたプレイヤーは、複数のドボン札をすべて自分で引き取って手札として計算しなくてはならない。ただし、ドボンによる上がりは最終的に勝利者を確定するものではない。ドボンされたプレイヤーの残った複数の手札の合計が、ドボンされたのと同じ数だった場合、ドボンを「返す」ことができる。これをドボン返し、と呼ぶ。上記の例で言えば、「9」を捨ててドボンされたプレイヤーが、手札に「1」と「8」を残していた場合、ドボン返しができる。この場合の点数は、最初の「9」、ドボンの「1」と「2」と「6」、ドボン返しの「1」と「8」が、ドボンを返されたプレイヤーに戻されて手札として計算される。点数計算のルールで、「2」(「2」がなければ山から2枚引く)や「8」(スートを指定できる)について負けた時手札にあったら手札の合計を 2 倍、という指定がされている場合、ドボンで引き取った札もその計算の対象になる。「2」が 4 枚という手札で「8」を出した相手にドボンしたらそれで相手の手札は少なくとも 32 倍である。ドボンは、プレイされている集団や地域によって、ページワンのルールをベースとしたものである場合と、アメリカンページワンのルールをベースにしたものである場合がある。また、ページワンと同様に、さまざまなローカルルールが、ローカルルールであることを意識されずにプレイされることが多い。プレイする前に、ルールをよく確認することを推奨する。ローカルルールの例として、下記のようなものがある。ドボンはページワンに緊張感とギャンブル性を与えるルールである。プレイヤーは、あと 1 枚を予告されるページワンとは違い、自分以外のプレイヤーが残り 3~4 枚になった時点でドボンをケアし始めなくてはならない。ドボンの基本的な戦法として、以下のようなものがある。このように、ドボンは勝利するのに戦法を要し、一方が他方から「上がる」形式をとるため、勝ち負けがハッキリと出るゲームである。
出典:wikipedia
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