『BALDRHEAD〜武装金融外伝〜』(バルドヘッド ぶそうきんゆうがいでん)は、1999年7月2日に戯画から発売された18禁アクションゲーム。また、本ゲームを製作したグループのチーム名"TEAM BALDRHEAD"。ノベルADVが氾濫する中、見下型2Dロボットアクションゲームとして製作された。超高度文明が崩壊し、衰退の一途を辿る近未来。主人公のバルディ・カークランドは武装金融業者で、滞納者には汎用ロボットを操っての強制取り立ても辞さないが、そのくせ人情味のある男。ある日、取立てのために潜った地下シェルターの中から一人の少女を保護したことをきっかけに、大企業の陰謀に巻き込まれる。 ADV(アドベンチャー)パートとACT(アクション)パートの2つに分かれ、ACTパートでは汎用ロボットGIGASに搭乗して戦闘を繰り広げる。 基本的に他のADVゲームと同様に、クリックして文章を追いながらストーリーを進行させていく従来の方式(文章パート)と、街中や野外をMAP上のシンボルをクリックして移動し、テキストによる結果を読みながら進めてゆく二つのシステム。なお、文章パートを開いている途中はメニューを開くことができない。よって、セーブや兵器のカスタマイズと購入などはMAP上のみになる。操作に必要なのは方向キーとダッシュキー、そして武装を割り当てる3種の攻撃キーで、複雑なコマンド入力無しでコンボが繋げられる容易さと、武器換装/改造システムや独特のヒートゲージシステムを特長とする。ACTパートの開始時には「ACTION スタート」というアナウンスが流れ、ダンジョン内を検索しながら進めていく。ダンジョン内には紙切れとコンテナが配置されており、紙切れにはゲームの操作テクニックやコツ、各兵器に関する細かい情報、ゲーム進行や隠し要素のヒントなども書かれている。コンテナからはバルディが生きている時代では失われたロスト・テクノロジーで生産された「レアメタル」と呼ばれる遺物が手に入り、「レアメタル」は武器の購入・改造などに使う資金に交換される。特定のポイントに差し掛かるとイベントや戦闘が発生するが、何処で起きるかという具体的な目印は無い。(目印はないが、プレイを重ねれば雰囲気などで大体の場所は分かってくる)なお、ACTパートはその章の終盤のみで展開される。すなわち、ACTパートに入れば基本的にその章の終わりが近いことを意味する。本タイトルを作成したTEAM BALDRHEADはバルドチームと略される。本タイトルの続編・外伝として、2009年12月現在のタイトルが発売されている。※BALDR BULLET "REVELLION"、BALDR SKY ZERO、BALDR SKY ZERO 2の開発は戯画であり、TEAM BALDRHEADのクレジットはない。ストーリー上の世界設定は『装甲姫バルフィス』が本作の2年前、『BALDR BULLET』がさらに200年ほど前の出来事として描かれているが、倒置の順で作られているため、例えばあの作品に出る○○というキャラは、この作品では遠い親に当たるなどの描写がほぼ皆無であり、4作目の『BALDR FORCE』はこれらの作品とは全く別の世界での話になる。更には『BALDR SKY』ではBALDRHEAD及びBALDRシリーズの設定・概念を受け継いだ独立の作品になっているが、「黒幕が女性」「人工の神」といったキーワード等共通する点も多い。『BALDR HEART』では『BALDR FORCE』や『BALDR SKY』と同一世界であることを示唆する描写も存在する。ACTパートは基本的なシステムは全てのシリーズに引き継ぎつつ進化している。因みに、本作では定番の周回要素がないため、ED直前のセーブデータはEDを迎えるとほぼ無用の長物と化してしまう(イベントを再度吟味するという点ではその限りではない)。他のEDを見るには、その都度新しくゲームを始める必要があり、武器の状況・フラグなども引き継げないため、常に新規の状態で進めなければならない。またその周での全ての兵器の入手と改造の両立は不可能に等しい。それらの要素を反省したのか、バルフィス以降では入手した兵器・状況などをそのまま次の周に受け継ぐ「引き継ぎ要素」が常備されるようになった。またノベルゲームに付き物の「フラグ」については、以降のBALDRシリーズも含めて分岐を思わせる明快な選択肢やヒントなどが多いため、コンプリートは他のゲームと比べると比較的易しい。また前述の紙切れによるヒントもあるので、ユーザーを手放しにせず、ある程度ガイドを出して迷わせない親切設計になっている。本チームは後に、バルドシリーズとはまったく別の『DUEL SAVIOR』、『マテリアルブレイブ』などを製作。こちらも好評でシリーズ化し、戯画を代表するブランドとなっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。