クラーク・スティル (Clark Still) は、SNK(現・SNKプレイモア)のゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズなどに登場する架空の人物。名前は「クラーク」とのみ表記されている場合が多い。アーケードゲーム『怒』シリーズの2Pキャラクターとして初登場する(同シリーズの1Pキャラクターはラルフ)。『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)では、ラルフとともにシリーズ全てに出場している。オールスター作品となる前の『'94』企画当初は、近い性能の2人+リーダーという形で全チーム編成される予定だった(怒チームとサイコソルジャーチームはその名残)。『怒』シリーズ時はラルフの色違いだったが、『KOF』以降は帽子とサングラスを着用して、金髪・碧眼の容貌になり、ラルフとは差別化されている。首から下も『KOF'99』(以下『'99』と表記)から『KOF XI』(以下『XI』と表記)までと『KOF XIV』(以下『XIV』と表記)ではラルフとは別の衣装になっている。技の内容も『KOF'95』(以下『'95』と表記)以降はラルフとの差別化が顕著になっていった。ラルフと同じくアクションゲーム『メタルスラッグ6』にも登場して、衣装は『'99』から『XI』までの本編や『KOF MAXIMUM IMPACT』(以下『MI』と表記)シリーズに準拠した姿で再現された。『KOF』シリーズをはじめとする対戦格闘ゲームでは、主にプロレスの投げ技を使う。格闘スタイルは「マーシャルアーツ + ハイデルン流暗殺術」となっているが、ハイデルンによる格闘術の指導は、その者の長所を伸ばすことであり、ラルフやクラークの戦闘スタイルがハイデルンと似ても似つかないのはこのためである。『CAPCOM VS. SNK 2』のナイロビステージや『ネオジオバトルコロシアム』の通信基地ステージでは背景キャラクターとして出演している。『激突カードファイターズ』シリーズ全てに個別キャラクターカードが存在する。元情報員。『怒 IKARI』でラルフの部隊に新顔として入ってきたとされる。傭兵になったきっかけはハイデルンに敗北し、勧誘を受けたから。階級は中尉(作品によっては少尉。『メタルスラッグ6』では少佐と記載されている。マルコなどと年齢の関係で階級に差をつける必要が出たため)であるが、大佐のラルフとは仲の良い相棒と言った間柄。『怒』では少尉。この時点では、敵か味方かわからない謎の男だった。なお、ハイデルン傭兵部隊の階級ではない。性格は冷静沈着で、ラルフにとって信頼のおける相棒であり、階級の差を越えた親友(年はクラークの方が5つ下)。ラルフ同様「ハイデルン暗殺術」を習得し、ハイデルンと同じ技は使わない。あまり語気の強い言葉は使わないが、勝利台詞の中には理論的かつ厳しい言葉も多い。レイバンのサングラスを愛用。そのサングラスで隠された彼の眉間には傷がある。それは、とある作戦の最中にラルフをかばった際についたもので、ジャングルでの行動中にラルフの足に刺さりかけたブービートラップのナイフを(銃で両手が塞がっていたため)咄嗟に額で弾いた傷である。義理堅いラルフの性格上、事実を知れば恩を返そうと無意識に無理をしてチームワークを乱してしまう可能性があると考え、クラークはそのことをラルフに話そうとはしない。そのため、ラルフは未だに傷の理由に気付いていない(あるいは気付かない振りをしている)。『'99』では「ウィップ」という少女が新たに部下となった。「ウィップ」というコードネームは、クラークが付けたもので、彼女はこの名前を「気に入りました」としている。『KOF』シリーズ第1作となる『'94』から、ラルフとは性能の差別化が図られていた。基本的な違いは、斜めジャンプキック攻撃、ヒット効果がラルフとは異なる「バルカンパンチ」、「スーパーアルゼンチンバックブリーカー」の有効間合いの広さ、超必殺技(ラルフは打撃、クラークは投げ技)である。通常必殺技にもグラフィックはほぼ共通ながら、攻撃判定や食らい判定の大きさに細かい違いがある。『'95』では新しいコマンド投げが追加され、さらに「ウルトラアルゼンチンバックブリーカー」の有効間合いが大きく広がった(大門五郎の「天地返し」に肉薄するほど)。『'99』では、『KOF'96』(以下『'96』と表記)で削除された「ガトリングアタック」が復活し、「ナパームストレッチ」による追撃ができるようになるなど、シリーズが進むごとに異なる進化を遂げている。「ガトリングアタック」や「バルカンパンチ」が削除される時期もある。現在ではシリーズ屈指の「投げキャラ」という地位を確立しており、年度毎に性能差はあるものの、常に安定した強さを誇り、永続的な使用キャラクターとしても人気が高い。クラークの投げ技は、そのほとんどがプロレス技、一部は漫画『キン肉マン』が元ネタである。女子プロレスの技もあるが、中には実際の技と内容が違うものもある。
出典:wikipedia
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