『べしゃり暮らし』は、森田まさのりによる日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2005年44号から2006年30号まで連載され(28話まで)、『赤マルジャンプ』(同)2006SUMMERの掲載を経て(29話)、『週刊ヤングジャンプ』(同)で2007年7号から月2回連載として再開(30話以降)、2009年30号(81話)より隔週連載となり、2012年32号(138話)より不定期集中連載となり、2015年28号まで連載された。単行本は全19巻が発行されている(集英社ヤングジャンプ・コミックス)。同作の原点として2004年に『週刊ヤングジャンプ』(同)に2週連続で掲載された読切「柴犬」、プロトタイプとして『週刊少年ジャンプ』2005年5・6合併号に掲載された読切「スベルヲイトワズ」がある。「学園の爆笑王」を名乗る高校生・上妻圭右(あがつま けいすけ)がお笑い芸人を目指す姿を描く。作者は、前作『ROOKIES』の第17巻の作者コメントで、お笑い芸人の松本人志(ダウンタウン)の大ファンであることを語り、「笑いとは何かを追求していく人の話を描きたいと思っている」「主人公の顔もタイトルも既にできている」と発言。その後、いくつかの習作を経て、それを形にしたのが本作品。作者は、本作の執筆前に吉本興業の芸人養成所であるNSCに入学して、お笑いの世界の内幕を実体験するなど、綿密な取材を行なっている。しかし、作者が体調を崩して週刊ペースを維持できなくなり編集部に「マイペースで描きたい」という意向を伝えたため『週刊少年ジャンプ』での連載を終了。2007年から『週刊ヤングジャンプ』の不定期連載枠に移籍して連載再開、ほぼ2勤2休のペース(2週掲載して1週 - 2週休載した後、2週掲載するというスタンス、載らない号の巻末には休載の告知がある)で連載形態を経て、2009年6月より隔週連載に、さらに2012年7月より不定期集中連載へと移行した。森田はこの作品をきれいな形で大団円を迎えることを公言している。登場人物名は『ROOKIES』同様、プロ野球の選手名と実在の芸人の名前から取られており、また作中に登場する人気芸人は設定等は全て作者の創作ながら、外見は実在する芸人がモデルとされており、連載を始めるにあたり松竹芸能のとある芸人の経歴、活動を取材して登場人物の下敷きにしている。2008年7月には音声付き漫画VOMICとなり配信されている。担当声優はVOMIC版のもの。野球部が全国高校野球選手権大会・県予選決勝進出を果たし、放送部が、全国放送コンクールで映像部門で入賞をするなど、文武共に活気のある高校。主人公の上妻圭右などが通う。モデルはS県立岩T高校。主人公・上妻圭右と元・高校生漫才師の辻本潤のお笑いコンビ。実質的な初舞台は高校の文化祭。昼の放送などで培ったしゃべりの技術と、アドリブからの即興漫才をベースにしている。きそばATのATは「上妻、辻本のAとTからとった」と辻本が語っている。養成学校入学に際して学費免除バトルに挑戦するために子安を迎え入れてトリオを結成、「べしゃり暮らし」に改称する。梅垣と玉木のコンビ。漫才と動きのギャグで学費免除に失敗するがそれなりについていってる。個性あふれる芸人や構成作家が登場。作中に出てきたヨシムラは、正式名称吉村芸能株式会社といい、デジタルきんぎょ、ロッテンマイヤーズ、構成作家の下柳などが所属している。金本と藤川の人気お笑いコンビ。通称「デジきん」。辻本を「SHIZU-JUN」時代から可愛がっている。以前は「エプロンパパ」のコンビ名でデビューしていたが、初舞台で問題を起こしてしまいその場で事務所を解雇され、一度解散。後にデジきんとして再結成した。互いにピンの仕事をしていた時期を乗り越えて爆発的に売れたが同時に関係が悪化し、リハーサルを別々にやったりプライベートでは一切しゃべらなくなったりしていたところ、「楽しんでお笑いをやれ」と言う圭右の影響もあって関係は修復された。岩隈と内川のコンビ。オーソドックスなしゃべくり漫才。大阪で高校生漫才コンテストで優勝したエリート漫才コンビ。岩隈が学費免除バトルの最中、はるかを襲ったるのあーるの上原に対し暴行を加え、YCAを辞め、NMCでブレイクを目指す。京都出身。北川、堀内、成瀬のトリオ。堀内と成瀬のコントに北川が効果音を加えることで、独自のスタイルを確立し、学費免除バトルで優勝候補に挙げられるなど一目置かれる存在となった。ネタは面白くないが話術が素晴らしいと評され、本家爆笑王からも「売れなきゃな」との評価を得ている。学費免除バトル優勝コンビ。能見康友、野原俊介のコンビ。ピンで「TENGU」として活動しつつ相方を探していた能見に、中学時代からの友人同士で組んでいたトリオ「キューブリック」を方向性の違いにより解散した野原が声をかけて結成した。コンビ名の由来は『flea bite(蚤の噛み痕)』=能見の噛み痕、という意味で、能見を天才役者だと評する野原からの提案による。名前の由来は能見篤史+久保康友と野原将志か野原祐也+俊介(藤川俊介)ヤングジャンプ・コミックスで全19巻が発売されている。一度はジャンプコミックスで3巻まで発売されたが、新装版が発売されてからは既刊リストから外されている。また、週刊ヤングジャンプ増刊「べしゃり暮らし総集編 全部入り」が2007年1月16日に発売されており、あとがきとして移籍に至った経緯が記されている。29話の『赤マルジャンプ』掲載は、当初の予定にはなかったものである。作者によると、「『週刊少年ジャンプ』での連載中断を自身で決めた際にあらかじめ28話で区切りを付けることを決めていたものの、話が膨らんでまとめられなかったために急遽執筆したもの」であることが「全部入り」のあとがきで明かされている。以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
出典:wikipedia
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