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U・ボート (映画)

『U・ボート』(原題:"Das Boot"、英題:"The Boat")は、1981年に公開されたドイツの戦争映画。ウォルフガング・ペーターゼン監督。コロンビア映画制作。日本での公開は1982年、日本ヘラルド映画配給。1997年(日本では1999年5月1日)には、ペーターゼン自ら編集したディレクターズ・カット版が公開された。第二次世界大戦中に原作者ロータル=ギュンター・ブーフハイムがに同乗して取材した経験を基に、当時大西洋を席巻したドイツの潜水艦・Uボートの艦内を舞台として、極限状態における人間のありようをリアルに描写した戦争映画。当初はテレビシリーズとして製作が開始され、これを編集したものが1981年にドイツで映画として公開、それから4年後の1985年2月からテレビ版が放映された。1982年にアメリカで公開されると、同年のアカデミー賞で6部門にノミネート(監督、撮影、視覚・音響効果、編集、音響、脚色)されるなど、国際的に広く評価された。また、監督・脚本を手がけたウォルフガング・ペーターゼンは、本作をきっかけにハリウッドへと進出することになった。構想から完成まで4年の歳月を費やし、3200万マルク(当時のレートで1850万ドル、約40億円)という巨額の製作費の下でUボートの実物大レプリカが建造された。このセットを用いたリアルな艦内描写が作品の中心に据えられており、物語が進むにつれ薄汚れ・髭だらけになり匂い立つばかりにまで演出される乗組員の有り様が、他に類を見ない迫力を出している。本作の出演者は当時無名の俳優たちであったが、本作を出世作として以後活躍している者も少なくない。また、クラウス・ドルディンガーによるテーマ曲は、1991年にテクノ風にリミックスされヨーロッパを中心にヒットした。第二次世界大戦中の1941年秋、ナチス・ドイツの占領下にあったフランス大西洋岸のラ・ロシェル港から、1隻のUボート「U96」が出航する。彼らに与えられた任務は、大西洋を航行する連合国護送船団への攻撃であった。報道班員のヴェルナー少尉はUボートの戦いを取材するため、歴戦の艦長と古参のクルー、若者ばかりの水兵を乗せたU96に乗り込む。荒れ狂う北大西洋での孤独な索敵行、ようやく発見した敵船団への攻撃と戦果、海中で息を潜めながら聞く敵駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖、そして目の前に突きつけられた死に行く敵の姿。疲労したU96の乗組員たちはクリスマスには帰港できることを願うが、母国から届いた指令はイギリス軍の地中海要衝であるジブラルタル海峡を突破してイタリアに向え、という過酷なものであった。中立国スペインのビゴにて偽装商船から補給を受けたU96は、敵が厳しく警戒するジブラルタル海峡突破に挑む。艦長、ヴェルナー少尉、そして乗組員たちの前には非情な運命が待ち受けていた。本作は、「海の勇者」、「灰色の狼」、「深海の英雄」と美辞麗句で持て囃され、優秀な人材を投入されながら、実際には出撃した将兵のうち実に4分の3にも及ぶ犠牲を出したUボート乗組員たちの生き残りを賭けた苦闘を描く、戦場の物語である。本作で主人公艦として扱われるUボートは一般に「U96」と称される。原作では「UA」と表記されているが、作者のブーフハイムが戦時中にそのU96に同乗取材していたことや、艦橋両舷に描かれた「笑うノコギリ鮫」のマーキングが実在のU96のものと同一であることから、DVDの字幕などでも「U96」の表記が見られる様になった。実在のU96は、第二次世界大戦期に最も多い659隻が建造されたVIIC型と呼ばれる中型Uボートの1隻である。1939年9月16日起工、1940年9月14日竣工し、本作の「艦長」のモデルとされるヴィレンブロック大尉が初代艦長を務めた。同艦長のもと1943年3月28日までに8回出撃し、28隻・199087tを撃沈破した。この功績により潜水戦隊司令へと栄転したヴィレンブロックが下艦した後も別の艦長の指揮のもと活動を続け、1943年3月に前線を退いて訓練艦となり、1945年2月に除籍となったあと、1945年3月30日にヴィルヘルムスハーフェンにてアメリカ軍の攻撃により沈没。連合軍の対潜戦術向上により作戦行動中に撃沈されたUボートが多い中、計11度もの作戦行動を生き延びた稀有な例である。「U96」という明確なモデルは存在するものの、劇中に描かれる哨戒行動及び戦闘は概ねフィクションである。物語中に描かれる1941年秋頃には、実艦のU96もヴィレンブロック艦長のもとで哨戒任務を行っていたが、連合軍の対潜戦術の向上や船団護衛方針の転換によってか、戦果虚しく帰港している。また、登場人物の運命もモデルとなった人物のものとは少なからず異なっている。1979年より制作が開始され、完成まで2年の歳月を費やした。長期間に及ぶ撮影により出演者はしだいに疲労し、伸び放題の髪に無精ひげを生やし青白い顔をした実際のUボートの乗組員の姿を再現することになった。艦内シーンの撮影は実物大のセットで行い、特撮シーン及び特殊効果は模型を用いて撮影された。なお、このレプリカUボートは後に、アメリカ映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』にも登場している。現在はミュンヘン郊外のバヴァリアフィルム(Bavaria Filmstadt)のガイド付き見学コースで、艦内セットに入ることができる。クラウス・ドルディンガーによるテーマ曲は、1991年にテクノ風にリミックスされヨーロッパを中心にヒットし、漁、海釣り、海上危機管理など、海にまつわる日本のドキュメンタリー番組のBGMとしてしばしば使われる定番楽曲でもある。劇中で2度に渡り流れる「遙かなるティペラリー(ティペラリー・ソング)」は戦前戦中期に収録された音源ではなく、1956年にソビエト連邦の赤軍合唱団()によって収録された物である。この時ソロを務めたのはコンスタンチン・ゲラシモフ()であり、特に2度目の演奏の際の赤軍合唱団とのコーラスパートはU96乗組員の歓喜の合唱シーンと相まって名シーンとして名高い。なお、映画と同じ音源は現在も幾つかのCDにて入手可能である。

出典:wikipedia

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