柴又駅(しばまたえき)は、東京都葛飾区柴又四丁目にある京成電鉄金町線の駅。駅番号はKS50。1929年に投機会社筑波高速度電気鉄道(1930年に京成と合併)が当駅を通る松戸支線の鉄道免許を取得したが、当駅を含む区間は後年失効。また、1962年に新京成線松戸駅から当駅までの延伸の敷設免許が新京成電鉄に下りていたが、一部用地が取得できず1970年代までに失効している。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム有効長は6両編成分であるが、京成金町駅のホーム有効長が4両編成分であることから、発着する列車はすべて4両編成である。2010年7月4日までは当駅 - 京成高砂駅間は複線で、列車交換も一部時間帯でのみ行われていた。成田スカイアクセス開業に伴う高砂駅東側の踏切の遮断時間短縮のために、同年7月5日から京成高砂駅の金町線ホームが高架化され、高砂方が単線並列(ただし1本は入・出庫線)となり、早朝と深夜を除くほとんどの時間帯に当駅で列車交換が行われるようになった。金町側は単線となっている。駅舎は高砂方面ホーム側にある。改装時には山田洋次の意見も取り入れて、純和風の外観となった。金町方面ホームとは構内踏切により連絡している。初詣や葛飾納涼花火大会などの多客時には金町方面ホーム側の臨時改札口(有人)や臨時出札口も営業することがある。2015年度の1日平均乗降人員は9,148人であり、京成線全69駅中40位。近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。周辺は山田洋次が監督し、渥美清が主演したテレビドラマ及び劇映画シリーズ『男はつらいよ』(1968年 - 1995年)の舞台となった地域・柴又である。駅前には、渥美清が演じた「フーテンの寅」(車寅次郎)の銅像がある。この銅像は渥美清の死去に伴い『男はつらいよ』シリーズが終了したことにより、主役「車寅次郎」および俳優渥美清を記念して1999年に建てられたものである。男はつらいよシリーズには柴又帝釈天参道や当駅が度々登場して「柴又出身者」が主役となっている物語の世界観を決定付け、現実の柴又の知名度を向上させた。柴又帝釈天へは駅前からの参道が通じており、正月(初詣)や庚申の日には多くの参拝客で賑わう。これは開業当時からのものであるが、渥美の死去後、映画の舞台として探訪する観光客が急増した。その後、葛飾区は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の亀有とともに区内の物語の舞台として、「寅さん記念館」や「山田洋次ミュージアム」を開設し、作品の舞台であることをPRするラッピング列車を走らせるなど、観光に力を入れている。また、葛飾納涼花火大会の会場最寄駅でもある。以上のことに加え、住宅密集地であることも相まって、小さな構内の当駅は混雑しやすく、並行路線バスの本数も多い。最寄りの停留所は、柴又帝釈天である。[小55]は朝通勤時は最大毎時14本、日中でも毎時8本運行されており、金町線を補完している。新金線 [新金01] は土休日のみ運転。
出典:wikipedia
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