騎士ガンダム(ナイトガンダム)は、アニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターを二頭身で表現したSDガンダムの一つで、西洋の甲冑を纏った騎士の姿のガンダムのことである。当時人気であったドラゴンクエストシリーズなどのロールプレイングゲームの要素をSDガンダムに取り入れたもの。SDガンダムのデザインを行っていた横井孝二による騎士風のSDガンダムのイラストが始まりとなり、そこから武者頑駄無同様独立したシリーズとして展開していった。カードダスによる展開を主体としており、作品の主な舞台も「カードダス」を逆さ読みにした名称の「スダ・ドアカ・ワールド」と設定されている。この他、ガシャポンやプラモデル、漫画・アニメ・ゲームなど幅広い展開が行われた。騎士ガンダムシリーズに登場するガンダムなどのモビルスーツ(ロボット)がモデルとなっているキャラクターは、武者ガンダム同様に機械(ロボット)ではなくあくまで一個の生物として描かれている。しかし、シリーズ途中から「機兵」と呼ばれる巨大ロボットが登場するようになり、これにより「ガンダムがガンダムに乗る」という奇妙な構図が描かれた。また、武者頑駄無と違い騎士アムロやフラウ姫などガンダムシリーズの登場人物をモデルとしたキャラクターが登場するのも特徴である。ちなみに騎士ガンダムと宿敵のサタンガンダムは、SD戦国伝に登場する武者頑駄無真悪参(マークスリー)が時空を越えて飛ばされ善と悪に分裂したという設定になっていたが、後にスペリオルドラゴンが善と悪に分離したという設定が登場した。この矛盾については、神が地上に降臨する際に、仮の姿として選んだ存在という見方が強い(サタンガンダム(ブラックドラゴン)の場合は、ガンダムではなく竜に宿ったとカードダスハーフの小説内で書かれている)。一方で横井孝二の漫画版においては、スペリオルドラゴンは、「スダ・ドアカ・ワールド」で得た力でパワーアップした武者頑駄無真悪参であるという解釈であった。物語は一括して「今とは違う時代、どこかにあるという〜」の件から始り、騎士ガンダム物語は過去に起きた出来事であり、「今」の時代に存在する第三者の視点から語られる騎士物語としてストーリーは進行される。2012年末から新たに再構築された『新約SDガンダム外伝 救世騎士伝承(スダ・ドアカ・ナイト・サーガ)』が展開中。登場する国家軍は皆、スダ・ドアカワールドと呼ばれる地域に所属している。西洋ファンタジー風の剣と魔法と精霊の世界観で、人間とMS族が暮らしている。アニメ版『聖機兵物語』にて一瞬スダ・ドアカワールドを表す地図が登場した際はヨーロッパに似た形状の陸地構成となっていた。大まかに「ユニオン族」と「ジオン族」に分類されているが、これはあくまで対ジオン戦で自身が所属する勢力範囲での名称であり、厳密な意味で所属する国家(軍)の、人間はユニオン族、MSはMSの○○族(ガンダムはMS種に数ある中の一つで、比較的少数なガンダム族として分類されている)と呼称するのが正しい。ユニオン族と分類される国家の紋章には総じて十字の模様(原作における連邦軍のエンブレム)がデザインされている。武者頑駄無とSDコマンド戦記は同一世界として設定されており、武者ガンダムに登場する武者鷺主はスダ・ドアカワールドからの移住者で、騎士ガンダムシリーズに登場する聖機兵物語のダークキュベレイや下級の忍ガザDは天宮(SD戦国伝の舞台)からの移住者である。SDコマンド戦記は騎士ガンダムよりもはるか彼方の未来であり、『SDコマンド戦記III SUPER G-ARMS』に登場する海賊騎士キャプテンレッドは『SDガンダム外伝 円卓の騎士編』に登場する麗騎士レッドウォーリアと同じレッドウォーリア一族の流れを汲み、麗騎士の剣と類似するデザインの剣を所持。近年になって、騎士ガンダムよりもなおはるか過去の世界、シリーズとしてはコマンド戦記最終章に含まれる『新ガンダムフォース グレートパンクラチオン』の人物の一人が、後にスダ・ドアカワールドに訪れ移住し、『新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』へと繋がっている事、『SDガンダム聖伝』の世界であるリオン・カージがスダ・ドアカ・ワールドの未来の時間軸に当たる事などが発表された。人名・地名については武者及びコマンド戦記内で似たような名前・同じ名前の者がいるが、これらについては同族や同姓同名の赤の他人である。なお、この世界設定はジークジオン編〜鎧闘神戦記の物であり、聖伝・列伝・英雄伝は基礎設定は同じながら世界設定が異なる為に別記する。世界は創世の後に誕生した十二神と呼ぶ十二の神々によって守護されているとされ、それぞれが信仰の対象であり、神々の力を宿した神器が各地に伝わっている。神はそれぞれ創生神に倣ってリアル頭身となる独自の思考を持った身体とその身体の操者となる実体を持ち、それに本体である核が一体化することで真の力を発揮する。また、創生の時代においては神の座や世界の未来を巡る激しい争いがあったことが『黄金神話』や『鎧闘神戦記』にて語られており、強大だがその力は有限の物となっている。神々はそれぞれ相反する性質を持ち、敵対する事で力のバランスを整えている他、それぞれ持つ世界を導く方針の相違から、時折戦争が起きているという。なお、この十二神がスダ・ドアカワールドにおける神を指すのか、世界全体の神々を指すのかは不明。12神直接の勢力。神々の間の決め事により、直接地上世界に干渉してはいけない。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。