や座(矢座、Sagitta)は、トレミーの48星座の1つ。全天でみなみじゅうじ座、こうま座についで3番目に小さい。この星座が占有する南北の角度は最も小さい。つまり、矢の形なので、形が横に長く、小さくまとまっている。や座は、北から時計回りにこぎつね座、ヘルクレス座、わし座、いるか座の順に囲まれる。α星とβ星で矢の矢羽の部分を形作る。γ星とδ星とε星で、矢を表す。トレミーの48星座の一つである。トレミーはγ星を矢じりに見立てていたが、ジョン・フラムスティードやヨハン・ボーデはη星を矢じりに見立てていた。この星座のアラビア語での呼び名 "al-sahm" は、α星シャムの名の由来となっている。や座には明るい星がないが、多くの文明で矢として認識された。この星座を矢と見たのは、ペルシア人、ヘブライ人、ギリシア人、ローマ人などで、それらの文明に由来する様々な物語がある。近くにあるヘルクレス座やわし座がこの星座に関連すると考えられた。偽エラトステネスは、アポロンがキュクロープスを撃ち殺した矢であるとした。キュクロープスの作った雷撃の矢で、アポロンの息子アスクレピオスがゼウスに撃ち殺されたことを恨んでのことである。ヒュギーヌスは、毎日鷲(わし座)に肝臓をついばまれているプロメーテウスを見たヘーラクレース(ヘルクレス座)が、鷲を殺した矢であるとした。ゲルマニクスは、ゼウスをガニュメーデースに夢中にさせた、愛の神エロースの矢であるとした。エロースの矢は、当たった者を恋の虜にさせる力があるという。
出典:wikipedia
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