財賀寺(ざいかじ)は、愛知県豊川市にある、高野山真言宗の寺院。本尊は千手観音。創建の時期や事情は定かでないが、寺伝によれば、聖武天皇の勅願により、神亀元年(724年)に行基が開いたとされ、弘仁4年(813年)、空海が中興したという。現存する金剛力士(仁王)像は平安時代後期、11世紀にさかのぼる作で、この頃にはかなりの寺観が整っていたものと思われる。平安時代末期には、没落した源氏の再興を期する源頼朝が、当寺の本尊に厄除けの祈願をし、宿願が叶って征夷大将軍となった頼朝は、建久3年に本堂を再建し、1300石余りの寺領を寄進してこれに報いたと伝える。三重塔や七堂伽藍を備え、多くの参詣者を呼んで隆盛を極めていたが、応仁の乱の際に、100余りあった院坊の大半が焼失。山外に擁していた数百の末寺も離散した。文明4年(1472年)、三河国宝飯郡周辺を治めていた牧野古白が現在地に再建。明応4年(1495年)には、奥院が建立された。以後、牧野氏をはじめ、今川氏や徳川氏の庇護を受けた。徳川家康は朱印160石余り、山林36町余りを寄進、これにより寺は10万石の格式に列した。明治時代に入ると廃仏毀釈に遭ったが、寺そのものの廃絶は辛くも免れた。創立当初は観音山の頂上にあったが、頼朝が再建した際に今の地に移された。文化8年(1811年)から文政6年(1823年)まで12年かけて、現在の場所に建てられた。
出典:wikipedia
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