スタークルーザーは、アルシスソフトウェア(後のサイバーヘッド)が1988年に発売した3DアクションAVG、ならびに同ゲームに登場する宇宙艇のことである。メガドライブ版は、メサイヤ(当時は日本コンピュータシステムが保有していた)ブランドでリリースされた。PC版(PC-8800シリーズ版(SR以降)、X1turboシリーズ版、PC-9801版、X68000版)とメガドライブ版は若干異なっている。続編には『スタークルーザー2』がある。こちらはPC9801シリーズ版とFM-TOWNS版のみのリリースとなった(DOS/V版のリリースが予定されていたが実際に開発・発売されたかは不明)。3Dで展開される、スペースオペラ的世界観の作品で、メガドライブ版は同機初のポリゴンシューティングゲームだった。PC版、MD版とも当時持ち得る技術を惜しみなく引き出していた。PC版「1」の迷宮戦での戦闘が敵にぶつかるとバトルフィールドへ移行し、小さなフィールドで戦うのに対し、メガドライブ版と「2」では3Dフィールド内で自由自在に射撃を行うことができた。「2」のオープニングで「1」の戦闘がVOID戦役として紹介される。宇宙空間の敵が表示上とは違う方向に移動している不具合や、回転の操作性が悪く、敵を追跡する際の難易度が高いという欠点が存在した。「2」ではともに改善された。開発当初から回転の操作性を向上することになっていたが、発売直前まで修正されなかった。コマンド戦闘は操作系の問題を解決する目的も含めて開発途中から導入されていた。ファミコン版スターラスターと違い、升目ごとに閉鎖された宇宙を蛇行するのではなく、広い宇宙を飛んでいるため、便宜上、ワープを使わなくても目的の惑星近くまで飛ぶことはできるが、着陸には「ビーコン」というデータ(ゲーム内のフラグ)が必要になる。なおX68000版より前のバージョンでは取り込み画像を加工したものだったが、X68000版以降は権利関係の問題もあり、アニメ調となっている。※PC-8801シリーズ版のオープニングより人類が宇宙に進出した後、というものを基底としたスペースオペラである。ブラックホール、モノポール、複数の方式を設定し分けたワープ航法など、80年代中葉当時の先端宇宙論や物理学予想、SF用語を駆使し、コンピュータゲームながらサイエンスフィクションとしての骨格を太いものとしていた。物語の視点は、常にブライアン(主人公)=プレイヤーという図式を守っており、主人公の知りえない情報をプレイヤーのみが知り得るという「神の視点」を排除している。また、内的独白、主人公の感情吐露を交えることなく物語を進行させることにより、センチメンタリスムへ陥ることも避けている。主人公ブライアンのクールさに加え、こうした物語そのもののクールさにより、本作はハードボイルドとしても価値のある作品となっている。また、「2」では人類の祖先たちは全銀河をその版図とした一大帝国を築いたことがあったが、ある時を境に植民地を全て放棄していくつかの星系に引きこもり、銀河の歴史から消えた伝説の種族の末裔だとされる。この伝説の種族が帝国を築いてきた時代に支配を受けてきた種族が現在の銀河連邦の主核構成種族の一部にも根強く残っており、その末裔である人類を快く思わずVOIDもNUKEもこの種族の手によってもたらされた可能性が非常に高い。
出典:wikipedia
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