『メタルギアアシッド』 (、略称: MGA2) は、2005年12月8日に発売されたPlayStation Portable用ゲームソフト。「メタルギアシリーズ」の外伝的作品の1つ。本作は2004年に発売されたPlayStation Portable用戦略諜報カードゲーム『メタルギアアシッド』の続編にあたる。前作のシステムを踏襲しながらも、様々な点が進化している。アクションの高速化による操作性の快適さ、「AC!Dシェード」と呼ばれるアメコミ調の迫力のあるストーリー演出、カードは555種類に増加(ホームページからダウンロードできるカード4種類を含めると559種類)などがある。また、ボス戦の機会も多くなった。新たな試みとして、「SOLID EYE とびだシッド」という組み立て型のスコープが付属されており、これをPlayStation Portable本体に装着することで立体映像でプレイすることが出来る(ただし、コツをつかめば裸眼でもステレオグラムの要領で立体視は可能)。このシステムを採用した理由について監督の野尻真太は「カードが増えたりシステム面が改善されるのは予想がつくので、予想外のシステムを採用してみたかった」とウェブサイト「GAMEwatch」のインタビューにて語っている。他にも、「リンクバトル」と呼ばれるアドホックによる通信対戦や。アリーナモードと呼ばれるCPUキャラとの対戦など対戦要素も追加されている。シナリオは『メタルギア ゴーストバベル』『メタルギアアシッド』の「メタルギア」の外伝シリーズの監督を務めた野尻真太が自ら手掛けている。なお、ストーリー的には前作とは完全に独立しているため本作のみでも楽しめる。本作は「メタルギアシリーズ」の戦略諜報アクションのシステムとトレーディングカードゲームのシステムとの両方のシステムがミックスされており、「戦略諜報カードゲーム」という独自のシステムになっている。マップを移動し、さまざまなアクションを駆使し、なるべく敵に見つからないように任務を達成(特定の地点まで移動する、ボスを倒すなど)するのが目的。ステージ内を巡回している兵士には「視界」が設定されており、敵の視界に入ると通信によって仲間を次々と呼ばれ不利になる。このため敵兵に発見されないようにやり過ごしたり、発見される前に倒したり、眠らせたりしながら進むことが重要になる。この辺りは「メタルギア」のシステムを継承している。ただし、このゲームではアクションは全て「カード」の形になっている。また前作の不満点であった移動方法は、移動ルートを決めてから行動するのではなく、一マスずつ移動でき、途中で壁に張り付いたりホフク状態になることも出来るようになっている。この他にもカードの売却やグレードアップなどの要素、戦闘でも装備カードを任意で着脱が可能になったり、一定の状態でターゲットを攻撃すると発動する「援護射撃」システムなどの様々な要素が追加され、システムはほぼ完成したといってもいい。ちなみに本作は、敵から攻撃をうける、援護射撃のアクションを行なうなどすると声が出るようになっている。ゲーム本編はデッキの編成を行う「インターミッション」と実際にゲームを行う「ミッション」の2つの流れがある。559種類のカードはWEAPON、ITEM、ACTION、CHARACTER、SUPPORT、そして新属性のTRAP、LINKAGEの7種類に分類され、カードごとに様々な効果がある。このカードの使い方には、独自の効果を発動する(「USE」or「EQUIP」)他に、「MOVE」を選ぶことで、スネークの移動に使うこともできる。なお、このカードはゲーム内では「ナノチップエキスパンション」という戦闘行動支援プログラムという設定。キャラクターはカードやトラップの効果などによって様々な状態異常に陥ることがある。これらの状態異常はSUPPORTカードの「血清」にて回復できる。上空を飛ぶ1機の飛行機。セレナ共和国のレジスタンスたちが、麻薬王エスコバルの追跡から逃れるため、アメリカへの入国を画策していた。しかし、着陸直後に彼らはFBIのダルトン捜査官に逮捕される。その中には「スネーク」と呼ばれる男の姿もあった。ダルトンはスネークの仲間たちの身柄、そして1500万ドルと引換えに北米の兵器製造会社・ストラテロジック社への潜入を迫る……。北米に拠点を置く巨大軍需産業。社長のロジンスキーはアメリカの政財界と公私共に太く繋がっており、実質的には軍産複合体である。通常兵器の開発から、BC兵器、ロボット兵器などの開発を担う。極秘裏にメタルギア開発を行っており、核弾頭も持ち込まれていた。国防省のワイズマンと癒着し、「被験体」と「システムEGO」の開発を共同で行っていた。社内の警備を担う警備部には完全武装の傭兵やM1戦車なども配備されており、会社そのものが軍事要塞並みの戦闘力を持っている。社名は「ストラテジー(戦略)」と「ロジック(論理)」を組み合わせた造語。人間の学習能力と対処能力をそのまま利用する自律人工知能型のメタルギアOS「システムEGO」の開発のため、様々な機能を人間の体に意図的に付加した者達の総称。スネークやヴィナスもこれにあたる。ストラテロジック社とワイズマンはこれらの研究を進めるため、実地試験を兼ねて「被験体第2世代」をセレナ共和国の少数民族の討伐に送り込んだ。その結果引き起こされたのが、作中で幾度となく触れられる虐殺事件「プラウリオの惨劇」である(当初は精神的に不安定だった第2世代が暴走した事故だと思われていたが、最終局面でワイズマンの口から彼自身が意図的に引き起こしたものであると明かされた)。本編クリア済みのマップは本編のストーリーとは独立して新たなミッションとしてプレイすることが可能。の3種類があり、PTSを稼ぐことが出来る。今作は前作と比べてストーリーが短めだが、逆にこちらのミッションのボリュームがアップしている、とくにTRIAL MISSION・SPECIAL MISSIONは一枚一枚のカードの効果をよく理解していないとクリアは難しい。このほか『メタルギアソリッド4』までのすべての作品から、カードが登場されている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。