軽井沢ワールドトイミュージアム（かるいざわワールドトイミュージアム）は長野県北佐久郡軽井沢町に存在した、おもちゃと模型の博物館である。現在は閉館している。2004年4月28日オープン。1982年にオープンし、1989年からはゼネコンのフジタがメセナ活動の一環として設立した藤田文化財団が運営していたイギリスのロンドンおもちゃ・模型博物館がフジタの経営難に伴い1999年に閉館する際に所有していた17〜20世紀のアンティーク・トイコレクション約7,000点の引き取り手を探していたところ、玩具メーカーのバンダイが買い取った物がコレクションの母体となっている。軽井沢ワールドトイミュージアムでは修理・補修を行った収蔵品のうち約1,000点を展示し、一部の展示品については定期的に入れ替えられていた。展示品は世界有数のコレクションからの選りすぐりのものでショウウインドウにトラクションエンジンが展示されていた。地下一階の展示室の蒸気機関模型の展示は日本における産業革命と期を同じくする。いずれも資料は第一級品のものばかりであり、日本全国主要都市で巡回展示も行われ、2004年7月から9月に六本木ヒルズで開かれた企画展「スチームボーイ・19世紀ロンドン展」には、蒸気機関等の貴重な収蔵品が展示された。2007年11月26日に閉館、収蔵品は栃木県壬生町のおもちゃのまちバンダイミュージアムで順次展示される予定である。現在、跡地は軽井沢・プリンスショッピングプラザの一区画となり、複数のアウトレット店が入居している。

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