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丘の家のミッキー

丘の家のミッキー(おかのいえのミッキー)は、久美沙織作の少女小説である。単行本全10巻。本項ではクロスオーバーである聖嘉津緒戦争(せいかつおせんそう)も記述する。第1作となる表題作は1984年に集英社の集英社文庫コバルトシリーズ(現:コバルト文庫)から出版され、以後1年に2作のペースで第10作までが出版された。通称「おかみき」。挿絵担当のめるへんめーかーによって1巻相当の内容が白泉社から漫画化(全2巻)されているほか、関連書籍がコバルトシリーズから2冊出版されている(後述)。本作は大人気となり、作品発表当初から、実写化やアニメ化の提案が出版社に多く寄せられた。しかし、小説の文体から醸される繊細な世界観を愛するファンから反対の声が多くあがったという。何より原作者の久美沙織がファンの意見を尊重したことに加え、「どんな演出であっても限られた時間内、制約のある映像の世界では、きっと表現しきれない。また、映像化されてしまえば、イメージが固定されてしまう恐れがあるし、その時点で時間が止まって風化してしまいそうだから。何よりも私自身が見たくない」と首を縦に振らなかったため、未だ映像化には至っていない。その後、作品が完結した昭和時代末期の1988年から、平成時代へ入った2001年にコバルト文庫で新装版が発売された。しかし、最終巻でも13年。第1巻から見れば17年もの年月を経ているため、作中に登場する用語(人物名や商品など)が現代では風化しているものも少なくなく、その一文を読んでもピンとこないであろう新たな読者層のために、巻末に1980年代の時代背景とその内容と意図を解説する追記ページが設けられている。また、挿絵はめるへんめーかーに替えて竹岡美穂が担当となった。2014年に電子書籍として新装版をベースに1巻が発売。挿絵は再びめるへんめーかーとなり、巻末に久美沙織とめるへんめーかーの対談が追加されている。主人公である浅葉未来(あさば みく)は、東京都心にあるカトリック系の超お嬢様学校『私立 華雅学園』の中等部の生徒。周囲からは洗礼名である“ミシェール”と呼ばれている。この学園には、家柄・住居の場所・保護者の職業など、一般に一流のセレブと言われる条件を兼ね備えた者のみが選りすぐられ、籍を置くことが許される「ソロリティー」という社交クラブが存在している。未来は幼なじみの琴子(通称:トコ)と共にソロリティーに所属していることが誇りである。また、代表である麗美に崇拝にも近い憧れを抱いており、同じクラブに所属していることが何よりの幸せであった。温室のような学校で何不自由なく学生生活を送っていた中等部3年の4月の末、未来に青天の霹靂が訪れた。父・譲吉が現在の住まいのある千代田区三番町のマンションを手放し、神奈川県の葉山の近くに、海に面した広い庭付きの一戸建てを購入、一家で引越すと宣言したのである。父の長年の夢だったという。しかし、未来は大反対。華雅学園には通学距離の制限があり、中等部の生徒は通学に掛かる時間制限もされていたためだ。また、通学圏内であり、親戚宅であっても、肉親以外の家庭に身を寄せての通学も認められておらず、未来は転校を余儀なくされることになった。転校先は、新居から程近い『私立 森戸南女学館』という中高一貫の女子校であった。転校初日から、それまでの生活や学校内での振舞いの違いにカルチャーショックを覚え、酷く落胆。暫くは立ち直れない日々が続いたが、気風の良い同級生・西在家麗(にしざいけ うらら)をはじめとして、少しずつ友人も増えてきた。しかし、父とはまだギクシャクしたままで素直に会話が出来ない。そんなある日、父は近くに住む高校生たちに、家の桟橋と船小屋を小さなヨット・ディンギーのベースとして提供する。その高校生の中の一人に、麗の兄・朱海(あけみ)がいた。人当たりが良く爽やかな美少年の朱海は気さくに未来に話しかけるが、女子校育ちで同世代の異性と話をしたことがない未来は戸惑ってしまう。それでもディンギーを接点として顔を合わせる時間を重ね、徐々に打ち解けていく2人。メンテナンスを施されたヨットに朱海は未来の名前から“ミッキー”と名付けた。以来、未来のことを朱海は「未来ちゃん」と呼ぶが、麗は「ミッキー」と呼び始め、伝播するように森戸南の友人もミッキーと呼び始めた。ソロリティーの仲間も遊びに来たディンギーの進水式の日。未来は、ミシェールと呼ばれる自分とミッキーと呼ばれる自分、どちらも自分であることに変わりはないのだと気付く。また、この葉山の家は未来が幼い頃に夢見ていたものであったこと、“それを叶えることが長年の夢だった”父の優しさに気付くのだった。第1巻から第6巻までを俗に“中学編”と称されることもある。第7巻から第10巻までを“高校編”と作者自身が命名している。当初は中学編で終了予定で、作者も「この巻にて『おかみき』は幕となります」と第6巻のあとがきで公言していた。中学編と打って変わり、高校編は雰囲気がかなり「ハーディ」である。新装版にはサブタイトルが付いている。なお、以下の初版発行日及びISBN表記は、全て旧版の物である(当時の奥付は西暦ではなく元号表記)。サブタイトルの頭の一字を順に繋げて読むと「おかのいえのみつきい」=「丘の家のミッキー」となるよう遊び心が加えられている。著者:久美沙織、めるへんめーかー。以下の作品は『丘の家ミッキー』本編とは違い、新装版として再発行されることはなかった。コバルトシリーズの『デュエット』収録の短編。「おかみき」本編とは直接の関連はないが、季節「秋」のパートに華雅学園出身の高校生が登場するクロスオーバー作品。太平洋に面し、三方を山で囲まれた漁師町、嘉津緒(かつお)町。町を二分する網元派と仲買派が勢力争いを続ける中、彼らの見栄で建てられた私立嘉津緒女学館高校に転校生がやってきた。

出典:wikipedia

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