全国菓子大博覧会(ぜんこくかしだいはくらんかい)は日本の地方博覧会のひとつで、和菓子を中心に、洋菓子・スナック菓子等も含めた日本最大の菓子業界の展示会である。全国菓子工業組合連合会(全菓連)などが主催している。略称は全菓博(ぜんかはく)、菓子博。1911年(明治44年)、東京府東京市赤坂区溜池町(現・東京都港区赤坂)で、第1回「帝国菓子飴大品評会」が行われたのが始まりとされている。第3回から第9回までは「全国菓子飴大品評会」、第10回から「全国菓子大博覧会」の名称を使用している。開催間隔は不定期であり、第二次世界大戦から戦後占領期にかけて13年余りの中断期もあった。開催地は、日本国内および日本統治時代の朝鮮で、各都市持ち回りとなっている。この博覧会では品評会も行われ、賞に応じた出品料を納めた作品・商品には、最高賞である名誉総裁賞・内閣総理大臣賞・農林水産大臣賞などが贈られ、「和菓子のオリンピック」と呼ばれている。ちなみに各賞は意匠部門・技術部門などといった部門毎に選定される。したがって最高賞である名誉総裁賞も1回の品評会で複数の商品が受賞している。第13回から名誉総裁は、高松宮宣仁親王夫妻が歴任。第19回には、秩父宮妃勢津子が名を列した。第21回からは三笠宮寛仁親王が名誉総裁として推戴されている。全国で発売されている土産菓子の中には、この博覧会で賞を獲得したということを売りにしているものも多い。2008年の第25回大会(姫路菓子博2008)では、大規模な宣伝を行い多くの来場者があったのに、会場の規模が見合っておらず、多くの来場者がほとんどのパビリオンに入場できなかったうえ、出展された菓子を買うことさえできなかったほか、「名誉総裁賞」が乱発されるなどの問題があった。2013年の第26回大会(ひろしま菓子博2013)では、災害対応や暴走を理由に電動車椅子での入場を拒否していたため、障がい者支援団体などから抗議を受けた。
出典:wikipedia
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