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怪盗アマリリス

『怪盗アマリリス』(かいとうあまりりす)は、1991年花とゆめ1号から1995年同誌22号に連載された和田慎二の漫画作品。女子高生の椎崎奈々が怪盗「アマリリス」として活躍する物語である。話はおおざっぱに3つに分かれる。最初は怪盗ものでスタートするが、中盤はアマリリスがさらに変装して芸能界入りするアイドルものになり、最後は巨大組織との対決が中心となる。和田慎二のキャラクターとしては最も古い部類に入り、名前だけで言うならば、和田が学生時代に部活同人作として書いたスパイもの漫画作品のキャラクター『コードネーム・グリーンナンバー・アマリリス』が源流となる。商業作品としてならば、1973年に発表された短編『快盗アマリリス』(「怪」でなく「快」)が原型となるが、この時点で連載版の設定は殆どが出揃っている。連載版の番外編『アルカディア作戦』におけるアマリリスの因縁はこの短編版『快盗アマリリス』がベースとなっている。途中のストーリーで『超少女明日香』シリーズとのコラボレーションが成されており、当作にはそれに由来するキャラクターが頻出している。花とゆめコミックス版単行本は絶版し、その後、朝日ソノラマの文庫版で再版されたが、こちらも絶版になった。主人公の椎崎奈々は普段は私立「皆星女子高等学校」に通う普通の女子高生。しかし、その裏の顔は怪盗「アマリリス」であり、裏世界ではよく知られた窃盗請負の怪盗集団「華蓮(カレン)」に所属する盗賊である。奈々は、かつて怪盗「白水仙(ナルシス)」として腕を鳴らした母の雪乃やお手伝いのスガちゃんと共に、華蓮の連絡員であるレンタルビデオ店の店長の依頼を受けて怪盗の仕事に邁進していた。その日々の中、奈々は友人達や母の知人の息子である各神遼一郎、隣家に引っ越してきた森村海とその仲間達、更には海の伯父でアマリリス専任捜査官の転警部を交え、様々なドタバタを繰り広げていく。奈々はある日、弱小芸能プロダクション「アーサープロ」からスカウトの話を受ける。怪盗家業に支障が出かねないため当初は渋る奈々だったが、本来デビューさせる筈だったタレントに逃げられ、そのタレントが出る筈だったイベントを乗り切るためだけの一日だけの活動だからと押し切られてしまい『フラワー・ドリーム(F.D.)ナナ』としてデビューする事になる。ところが、一日だけという話はどこへやら、あれよあれよと祭り上げられ、気付けば奈々は超人気アイドルになってしまっていた。アーサープロ社長の麻丘やマネージャーの江の木と共にアイドルとして活躍していく奈々。その中で奈々は、アーサープロと対立する大手芸能プロマナベプロが、裏社会からも恐れられる闇組織『黒いオークション』の末端であることを知る。驚いた奈々はF.D.ナナとして『マナベプロ』に、アマリリスとして『黒いオークション』に、面白半分も手伝ってちょっかいをかけていくことになる。ある日、ナナは映画の仕事を請けることになる。しかし監督は「所詮、アイドルの出る娯楽映画」と乗り気ではない。「娯楽映画」をけなす監督にナナは怒り、この仕事を降りる事にした。ところが、これが切っ掛けで映画会社に騙された映画ファンから強烈なバッシングを受けることになる。ナナは彼らを見返すため自力で映画を撮ると宣言。友人達を巻き込み裏の人脈も駆使して映画『超少女明日香』を作り上げる。しかし、その間にナナは海に「椎崎奈々=アマリリス」であるという秘密を知られてしまう。逃げようとするナナに海は「映画を撮り終えるまでは、そんなコトは許さない」とハッパをかける。やがて映画は撮り終わり、映画版『超少女明日香』は大成功を収める。一方で海は奈々のために体を張って階段から落ち、そのショックで秘密を忘れたフリを装う。このことによって奈々は皆と離れることなく変わらぬ日常を送れるようになった。ナナの下にファンレターを装った手紙が届く。それは怪盗アマリリスへの招待状だった。もしも応じなければナナの正体をバラすという意思表示であるため、奈々はやむなくアマリリスとして招待を受けることにする。招待された洋館には友人(神恭一郎)亡き後の彼の探偵事務所を引き継いだムウ・ミサ、伍堂家に仕える忍者である飛翔の2人がいた。謎の仮面を被った招待主は彼らの弱みや援助を盾に、ある仕事を依頼する。それはナチスの遺産となった或る兵器の奪回だった。兵器の正体を知らされないまま3人は兵器を持つ組織の基地に潜入する。そこで待っていたのは信楽老だった。奈々はかつて信楽老の企みを潰し彼を爆殺しており、ムウ・ミサも麻宮サキが死を賭して葬ったと思っていたため、死んだはずの信楽老に我が目を疑う。信楽老の狙いはナチスの遺産である"フランケンシュタイン"をもって不死の力を得ることだった。アマリリスたちの騒動によりフランケンシュタインは目覚め基地は破壊され、信楽老の企みは潰えるが、信楽老は逃げ去ってしまう。一方で洋館の主の目的は、フランケンシュタインを解放し人間の手の届かない場所に彼を逃がす事だった。洋館の主の名は本条亜里沙。彼女は尽力してくれたアマリリスたちの労をねぎらい、それぞれの報酬や秘密の約束を守ることを誓い、彼らの前から姿を消す。フランケンシュタインはアマリリスたちに見送られ、遠く海の彼方を目指して去って行った。黒いオークションとの対立が苛烈になり、ついに彼らはアマリリスに賞金を賭け、宣戦布告を言い渡した。それと前後して、奈々はある男から『シンドバットコイン』なるメダルを「船乗りシンドバッドに会え」との遺言と共に託される。実はコインは『黒いオークション』幹部がアマリリスへの挑戦権として暗殺者に託したもの。暗殺者たちはアマリリスをおびき出すためにオークションの所有宝物をオトリとして使い、コインはそのカギとしての機能も持っていた。迫り来る暗殺者との戦いの中で、アマリリスは華蓮の重鎮達により、花蓮を裏切り『黒いオークション』の一員になった或る女性怪盗の存在を知らされる。彼女こそ、かつて怪盗ナルシスのライバルであり、現在では『黒いオークション』のナンバー2になった初代アマリリスだった。この暗殺騒動は他ならぬ初代が『アマリリス』の名を守るために2代目となった奈々の抹殺を狙って企てたものだったのである。『黒いオークション』は奈々の母を拉致、オークションの本部へと連れてゆく。かくてアマリリスの戦いは最終局面を迎える。母を救うため、組織との決着をつけるため、奈々は仲間たちと共に『黒いオークション』総本部『国家・アトラクシア』に攻め込むのだった。1973年に『別冊マーガレット』11月号に掲載された読切作品。前述の通り『怪盗アマリリス』の原型作品。1975年、マーガレットコミックス(通巻ナンバー183号。発刊当時ISBNは付与されていなかった)『呪われた孤島』に収録。椎崎奈々は全寮制高校に通う女子学生だが、連日のアマリリスとしての怪盗家業による寮の抜け出しがバレて退学となってしまい、実家のK町へと帰る事となった。K町では信楽コンツェルンの地方開発が行なわれ、町の人達が太ってしまうと言う異変が始まっていた。母の雪乃もその一人である。地元での生活の中で自身が太り始めた事から、奈々は食料に麻薬が含まれている事に気付き、信楽コンツェルンの追求を始める。親友を失うことで一生続く後悔を抱えることになりながらも信楽老を倒し、日本政府に事の次第を報せて麻薬に蝕まれた人々を救う。

出典:wikipedia

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