天理市(てんりし)は、奈良県北中部に位置する市。中心部に天理教関連の施設が集中していることなどから、宗教都市として知られている。名称は天理教に由来する。同教の本部が市中心部の丹波市町にあったこと、同教が市制施行時に一帯に普及していたことによる。ただし、教団側は「山辺市」を推薦していた。日本で市名に宗教団体の名称が使われている唯一の例である。かつて、天理市民ではない天理教信徒が天理市の市名を、山辺郡をそのまま市名にした「山辺市」に変更するよう求めて天理市長を訴えたが、この訴えは却下された。奈良県北中部に位置する。市域を東西に西名阪自動車道、名阪国道が貫き、南北軸と交わる交通の要所となっている。東部は大和高原等が広がる山間地であり、西部は奈良盆地に含まれる平坦地となっている。市の中心部には石上神宮、大和神社や天理教関連の施設が集中しており、宗教都市としての性格を持ち合わせる。西部は、近鉄や西日本旅客鉄道の沿線であり、住宅地として開発が行われ、大阪へのベッドタウンとしての性格を持ち合わせる。都市としては、複数の顔を持ち、同市内でありながら、街の雰囲気、住民の指向は違いを見せる。奈良県を参照。1990年代後半 - 2000年代前半に掛けては増減が激しい時期があったが、近年は微減傾向である。市の中心部には天理教関連の施設が多く、宗教都市の様相を呈しているが、市全体的には農業地帯である。特にいちごの栽培が盛んである。人口増に対応した商業活動も活発であり、大型ショッピングセンターも設置された。また、「天理ラーメン」という、ひとつのジャンルとなった、トンコツ、鶏ガラをベースにニンニク、豆板醤で味付けされ、具には炒めた白菜、豚肉を使用した彩華ラーメンや、天理スタミナラーメンが有名であるが、この二つはよく混同されるので注意したい。市北部にはシャープの総合開発センターがあり、研究所およびLSI・液晶ディスプレイの工場が置かれている。大阪から電車、車で1時間程度の距離であることから、ベッドタウンとしての役割を担っており、特に近鉄天理線沿いを中心に新興住宅地が現在も拡大し続けている。奈良県農業協同組合(JAならけん)上記の各支店・出張所、およびイオンタウン天理内にJAバンクATMが設置されている。(※2014年6月現在)日本郵便株式会社ゆうちょ銀行その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、天理・天理親里館の各郵便局ではホリデーサービスを実施。天理市内の郵便番号は「632-00xx」(天理郵便局の集配担当)となっている。ただし、長滝町は「632-0123」、福住町は「632-0122」、山田町は「632-0121」(以上3地区は針ケ別所郵便局(奈良市針ケ別所町)の集配担当)となっている。小学校中学校高等学校大学・短期大学ホール・集会場公民館図書館体育施設奈良市、桜井市、大和郡山市、磯城郡田原本町、三宅町、川西町・天理大学・天理医療大学・奈良県立添上高等学校・奈良県立二階堂高等学校・私立天理高等学校・私立天理教皇学園高等学校・天理市立北中学校・天理市立南中学校・天理市立西中学校・天理市立福住中学校・私立天理中学校文化財や史跡が散在。市内中心地には「おやさとやかた」と呼ばれる天理教独自の建築物が林立している。これは教祖の中山みきが言ったとされる「今に,ここら辺り一面に,家が建て詰むのやで。奈良,初瀬七里の間は家が建て続き,一里四方は宿屋で詰まる程に。屋敷の中は,八町四方と成るのやで。」という言葉をもとに、2代目真柱・中山正善が「神のやかたであるところの元のぢば,その元のぢばを取り囲む子供の住居たるおやさとやかたをめぐらしまして,ここに親も子も共々に,神も人も共々に一つ心になって,陽気ぐらしの実を,否,世界の平和の雛型を進めて行き度い」という正善の決意のもとに同輩の建築家・内田祥三と奥村音造とともに「かんろだい」(教会本部)を中心に、約870m四方に68棟を建て巡らすという広大な「おやさとやかた構想」によって建設されたものであり、昭和29年(1954年)から着工され、現在も構想は継続しており、建設中である。現在の建物は、信者宿泊施設の「詰所」をはじめ、天理大学、天理高等学校、また天理よろづ相談所病院など福祉と医療、学校教育、信者の宿泊、教務などの諸施設として使用されている。平成26年現在、26棟が完成している。そのほか、天理教の教祖百年祭を記念し建設された、親里競技場があり、野球場、フィールドホッケー場、ラグビー場は地元の天理高等学校野球部、天理大学ラグビー部が常時使用しているほかに、各種大会や全国大会が開催されている。天理中学校・天理高等学校・天理大学出身。2014年10月10日 天理市が委嘱。
出典:wikipedia
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