アルパ("Alpa" )とは元来スイスのバレーグ()に1918年創業した時計部品メーカーピニオン("Pignons S.A." )がジャック・ボゴポルスキー設計のボルカIを原型に1944年から製造した24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラ。日本にはアメリカの代理店カールハイツ経由で少数入っていたが、1970年代前半頃リーベルマン・ウェルシュリーが日本の正規代理店となった。しかし1976年のカタログによるとアルパ11elにマクロスイター50mmF1.9、革ケースつきで45万円と極めて高価であり、販売台数は極少数に留まった。1983年頃から生産を縮小し徐々に受注生産に切り替えた。ピニオンの出荷記録は1989年で終わっているが、その後も残ったパーツでアルパ11siの受注生産はおそらく1992年頃まで受けていた。その後ピニオンは本業であった精密歯車と精密部品の製造に戻ったが、1996年カパウル&ヴェバー("Capaul & weber" )が商標を買って中判カメラを製造、2007年3月22日よりマミヤ・デジタル・イメージングが日本販売代理店となっている。現在は製造されていない。製造台数は全てのモデルを合わせても42,000台程である。ピニオンが販売を開始した当初の呼称は単に「アルパレフレックス」で、4が出てからそれまでの製品がI、II、IIIに分類された。そのため分類は公式のものでなく、アルパプリズマレフレックスをIIIとすることに異論はないが、IとIIの分類は人によってまちまちである。レンズマウントはアルネア4以降と互換性なし。望遠レンズは汎用ヘリコイド「EXTENSAL」を使用する製品が多い。アルパはジャック・ボゴポルスキー設計として知られるが、ここからはピニオン独自のカメラである。アルミダイキャストを採用しレンズマウントを変更する等完全に新設計となった。当初アルパアルネア銘だったが1956年にアルパレフレックスに名称変更された。シャッターボタンは正面にあり自動絞りは外部連動式。レンズについたシャッターボタンを押すと絞り込まれてボディ−のシャッターボタンも押される。ミラーがクイックリターンとなって、沈胴レンズは使用不可能となった。フィルム巻きが順巻きから逆巻きに変更された。初期にはノブ巻き上げだったが普通と逆に時計回りにレバーを動かす巻き上げレバーを装備、レバーは当初透明プラスチックだったが後にアルミニウム製に変更され、その後曲がった形状に変更された。アルネアをクイックリターンミラー式に純正改造したもの、さらには完全にb型改造しシリアルナンバーのプレートまでb型になっている個体も多数存在する。アルネア独特の丸っこい斜め45度ファインダーと決別、角型のアイレベルファインダーとなった。フィルムの巻き戻しはノブからパンタグラフ式クランクに変更されている。「アルパレフレックス」だった名称はアルパ10dから単に「アルパ」となった。レンズマウントはアルパ4以降アルパ11siまで共通であり、一般に「アルパマウント」と言えばこれを指す。アタッチメントはレンズの枠を板バネで挟む独特のもので、大きさは外径42mm内径38mmのA、外径52mm内径48mmのB、外径67mm内径58mmのDの3タイプがある。望遠レンズは汎用ヘリコイド「EXTENSAN」を使用する製品が多い。このシリーズはフランジバックが38mmと極めて短いのが特徴で、純正マウントアダプターを介して他マウントのレンズを使用できた。純正アダプターは以下が知られる。距離計連動モデルの場合オートニバグなどアダプターの種類により連動ピンと干渉して外れなくなるので使用できない。逆にアルパマウントのレンズを他のカメラに装着できるアダプターもある。倒産してしばらくした後カパウル&ヴェバー("Capaul & weber" )がブランドを買い取って広角専用の中判カメラを製造している。用途に合わせてシステムを組むシステムカメラ。デジタルバックの選択も可能。自社ブランドとしてシュナイダー・クロイツナッハ製としてローデンシュトック製としてシュナイダー・クロイツナッハ製としてローデンシュトック製として
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。