関東鉄道水戸営業所（かんとうてつどうみとえいぎょうしょ）は、茨城県水戸市住吉町348にある関東鉄道のバス営業所である。営業所略記はMiToのMT。吉沢車庫（よしざわしゃこ）とも通称されている。水戸営業所管轄の路線は、主に水戸駅、偕楽園、県庁バスターミナル、県自動車学校、吉沢車庫を起終点とする路線が多いが、水戸駅（南口除く）の場合、ほとんどの路線は起終点ではなく経由地として通過する形で運行されている。路線バスの営業エリアは水戸市、茨城町、小美玉市、石岡市である。車両の数は比較的多く、土浦、つくば中央に次ぐ台数が在籍するが、路線車は自社発注では大型車よりも中型車の方が多く在籍している。これは本郷、払沢循環が狭隘路線のため、原則として大型車はこの運用に入らないためである。2016年1月には、2101MTとしてエルガハイブリッドが1台投入された。中古車は神奈川中央交通、西武バスからの移籍車が古くから在籍し、関東鉄道で最初に中古車が配置されたのはこの水戸営業所で、第1号の9001MT（1983年式のK-MP型、1990年譲渡）は神奈川中央交通からの移籍である。初期に導入された西武バスからの富士重工業5Eボディを架装する車両は比較的早く廃車されたが、神奈川中央交通からの9002MT、9003MTは2001年（平成13年）夏まで運用されていた（1824MTの代替で廃車）。京成バスからの移籍車は2003年初頭に登場し、最大で12台在籍していたが、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線開業に伴うバス路線再編のための応援で、三菱MPで富士重工7Eボディを架装する2台が土浦営業所へ転出したため、一時期台数が減少したが、2012年12月には9358MTとして、京成バス奥戸営業所からガーラⅠが移籍し、2014年（平成26年）12月に9387MTとして京成バス松戸営業所よりエアロミディMKワンステップバスが移籍した。2015年には平和交通と京成バスよりレインボーHRノンステップバスが移籍している。高速車はみと号、茨城空港線、茨城空港連絡シャトルバス、よかっぺ関西号に使用されている。また、2010年（平成22年）より、一般路線車に於いて、バーコード式整理券及びICカード及び釣り銭対応の、レシップ製新型運賃箱が導入された。2015年10月1日より、PASMO･Suica等の10社交通系ICカードの利用が可能となった。

出典:wikipedia