『獣王星』(じゅうおうせい)は、樹なつみ作のSF漫画。単行本全5巻。1993年から2003年まで『LaLa』と『月刊メロディ』(いずれも白泉社発行)で休載を繰り返しつつ連載された(詳しくは#連載雑誌を参照)。双子の少年が公に存在していなかった惑星に落とされ、そこで生き残る姿を描いている。本作は二部構成となっており、トールがキマエラへ落とされてから茶輪の頭(トップ)になるまでを第一部、成長したトールが獣王となり、ヘカテの自転加速装置を阻止するまでを第二部として描いている。2006年4月から6月までフジテレビ「ノイタミナ」枠でテレビアニメ化された。アニメ化に伴い、2006年3月から5月にかけて原作漫画の完全版(全3巻)が刊行、月刊メロディの2006年5月号、6月号にザギとカリムの過去を描いた前後編の『獣王星 特別編 DEATH GAME』が掲載された(アニメのDVD4巻の初回限定版には、この『DEATH GAME』のドラマCDが付いていた)。作品用語の一部は北欧神話を元にしている。また、本来の読みと異なる漢字表記が多い。西暦2436年、地球から150光年の距離にあるバルカン星系に移民していた人類は太陽系から独立し、独自の政府を築いていた。バルカン星系の首都であるコロニー「ユノ」に住む双子の兄弟、トールとラーイは政治家でかつ科学者の両親を持つエリートの出自。11歳の彼らもエリートへの道を歩む日々を過ごしていたが、ある日両親が殺され、トールとラーイの二人も今まで存在さえ知らずにいた、死罪のものが送られるという死刑惑星「キマエラ」に落とされる。厳しい環境で想像を絶する生態系をもつキマエラは獣王と呼ばれる王が支配する弱肉強食の世界。最先端の設備に囲まれ環境も整備されたコロニーで育ったトールとラーイにとっては生きることさえ困難な星だが、生命力に溢れるトールは惰弱な弟ラーイを連れ、生き延びるために戦っていく。高い適応力を見せ短い期間でキマエラに順応していくトール。やがて、獣王になればキマエラの外に出られることを知ったトールは、両親の殺害と自分達がキマエラに落とされた理由を知るために獣王になることを目指す。キマエラでは、生命を持った特殊な植物が数多く生息している。そのほとんどは肉食。2006年4月13日から6月22日までフジテレビ系列「ノイタミナ」枠の第4作目として放送。全11話。基本設定やキャラクターは原作と同じだが、わずか1クール11話という短さもあり、ストーリーの変更点はかなり多い。トール役の堂本光一は本作で初めて声優として出演し、主題歌も歌っている。さらにサード役に小栗旬を起用した。その効果なのか、全体的に視聴率3〜4%(関東地区)を記録し、深夜アニメでは比較的高視聴率だった。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。