『New スーパーマリオブラザーズ』(ニュー スーパーマリオブラザーズ、"New Super Mario Bros.")は、任天堂開発、発売のニンテンドーDS専用ゲームソフト。日本では『スーパーマリオUSA』(海外名が")から約14年振り、海外では『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』以来(海外名が")の2Dアクションの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズのオリジナル作品である。ファミリーコンピュータの『スーパーマリオブラザーズ』のような爽快な操作性をそのままに、キャラクターは3Dで描かれ、新たなマリオアクションが追加されている(後述)。また、『スーパーマリオ64DS』で好評だったミニゲームが収録されており、再収録された一部のミニゲームに加えて1人用と対戦用の新作ミニゲームが多数収録されていて最大4人同時対戦が可能となっている。過去ゲームをしていたが現在は離れてしまった層をターゲットとしており、そのため今までの2Dマリオシリーズ作品を意識した仕掛けや演出が多くなっている。このソフトはニンテンドーDSの発売前からその開発が明らかにされており、既に発売前の任天堂配布のフリーペーパーの開発中リストには『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』や『ファイナルファンタジーIII』などと共にその名前がラインナップされていた。ただし、当初は先に発売された『スーパーマリオ64DS』の続編の扱いであり、開発中のスクリーンショットやムービーには発売時とは違うグラフィックやロゴマーク、『スーパーマリオ64DS』に登場する敵やブロックが存在していた。その為、マリオなどのボイスや巨大化するシステム、ウツボやガマグチクンなどのキャラクターやミニゲームなどに『スーパーマリオ64DS』と共通・類似するものがある。テレビコマーシャルには女優の松嶋菜々子が出演し、ベッドで実際にプレイしている姿が放映された。今作では最大残り数が99となっている。日本ゲーム大賞2007年度優秀賞受賞。ファミ通アワード2006では優秀賞(リアレンジ賞)を受賞した。その際、授賞式でディレクター足助重之は受賞のコメントで、感謝の言葉を述べると共に「リメイクでもなく、アレンジでもなく、まったくの新作のつもりで作りました」と、あくまで新作ソフトであるということを強調したコメントを述べている。2010年11月に日本ゲーム市場での売上本数が600万本を突破したことが確認された(ただし、エンターブレインの調査では同年12月に売上本数601万本とややずれがある)。これは日本におけるニンテンドーDSの最高売上ソフトであり、日本のゲーム史上においてもソフト単体としては初代『スーパーマリオブラザーズ』(681万本)に次いで第2位の売上記録である(複数バージョンある作品の合計を含めると『ポケットモンスター 赤・緑』、『ポケットモンスター 金・銀』に次いで第4位)。2009年12月3日にはWiiで『New スーパーマリオブラザーズ Wii』が発売され、2012年7月28日には本作の携帯機での続編『New スーパーマリオブラザーズ 2』がニンテンドー3DS専用ソフトで発売された。マリオとピーチ姫はピクニックに出かけていた。すると、突如キノコ城に黒い雲が出現し、雷が落ち共にクリボーも現れてしまった!びっくりしたマリオは、急いでキノコ城に戻った。しかし、その隙にクッパJr.がピーチ姫をさらってしまった。巨大キノコの力を借りて、マリオの新たな冒険が始まった。このゲームのメインモードである1Pのアクションゲーム。マリオでピーチ姫をさらって逃げるクッパJr.を追いかけながら、各ワールドのステージをクリアしてピーチ姫を救う事が目的。2人プレイ専用の対戦アクションゲーム。DS本体2台とソフト1本でもあれば対戦可能で、ソフト2本の場合はダウンロードせずにすぐに対戦できる。マリオとルイージでマップ上にランダムで現れるビッグスターを取り合い勝敗を決める。ビッグスターを持っている状態で相手に踏まれたりミスすると、ビッグスターを落とす。開始時に勝利回数、現れるビッグスターのクリア枚数、残り人数を設定できる。コースはオリジナルのものが5種類用意されている。全27種類のゲームがあり、ソフトを持っていない人でも一緒に最大4人で対戦出来る。ソフトを持っていない人はDSダウンロードプレイで参加すればプレイでき、お互いがソフトを持っていれば持っていない人と対戦する場合よりも速く対戦が出来る。また、『スーパーマリオ64DS』に収録されているミニゲームが多数収録されている。1PLAYERモードとVSバトルモードがあり、1PLAYERモードでは主に記録の更新を目的とし、VSバトルモードではミニゲームでプレイヤー同士で対戦しポイントを競い合い、先に200ポイントを取ることを目的とする。またVSバトルモードではプレイできるミニゲームやポイント数を自由に選択できるフリープレイと、全てランダムで行うシャッフルプレイの2つのモードがある。ミニゲームのジャンルはアクション、パズル、テーブル、バラエティ(VSバトルモードでは1VS1となり、3人以上ではプレイ不可能)の4種類がある。キャラクターは1Pがマリオ・2Pがルイージ・3Pがワリオ・4Pがヨッシーである。このミニゲームモードのみの登場であるが、ワリオが本作でスーパーマリオブラザーズシリーズに初登場をした。ジャンプボタンとダッシュボタンの配置や、サウンドのサラウンドとモノラルとステレオの音声を変更出来る。ゲームシステムは『スーパーマリオブラザーズ』や『スーパーマリオブラザーズ3』のシステムを多く踏襲し、後のシリーズタイトルで採用されたヒップドロップや壁キックなど、アクションが追加されている。ゆえに過去の作品で登場したキャラクターも敵・味方含め数多く登場する。ステージ選択は『マリオ3』から続くマップ式であるが、本作では左右に移動するだけなのでシリーズ中でも比較的簡素なマップとなっている。ゲームは上の画面でプレイ画面が、下の画面ではスコアやエリアの進度などが表示されるようになっており、土管を通って地下に行った時などは上下画面が入れ替わることがある。通常下画面に1個アイテムをストックすることができる(タッチすれば使用できる)が、上下画面が入れ替わっている時はストックを取り出すことができない。グラフィックは全体的に3Dで描かれているが、移動方法はそれまでの2Dマリオゲームとほぼ同じである(つまりキャラクターは3Dポリゴンで表現されるが奥行きの概念がない)。変身に関してはファイア以外のものが大幅にリニューアルされており、無敵マリオでは『スーパーマリオワールド』のように敵を連続して倒すと徐々に得点が増えて最終的に1UPする仕様となり、これ以外にも全く新たな変身が3つ登場したが、代わりに空を飛べる変身は全面的に廃止されている。従来の走る、ジャンプするなどのマリオ(ルイージ)のアクションのほかに、新しいアクションが追加されている。また、マリオのジャンプは旧シリーズに比べ少しフワフワ、床をツルツルするなど多少の雰囲気の違いがある。なおマリオがボタンでダッシュした際、ボタンを離してもしばらくはダッシュ状態が続く。ヒップドロップやカベキックは『スーパーマリオ64』から登場している(2D系マリオでは初)。スーパーマリオとファイアマリオに加えて、巨大マリオとコウラマリオとマメマリオに変身できるようになった。特にコウラマリオとマメマリオはいくつかの隠しゴールに進む為に必須である。クリボーやノコノコ、テレサの他に、ウツボやバサバサ、ガマグチクンなどの『スーパーマリオ64』および『スーパーマリオ64DS』に登場した数々の敵キャラクターが登場している。パワーアップアイテムはステージ中で変身中で取ると『スーパーマリオワールド』と同じく1つストック出来るが、変身種類によってストックできる物は変わり(ただしキノピオの家でストックした場合はこの限りでない)、ストックしているアイテムが変わる事があり、良いアイテムほどストックの優先順位が高い。ストックの順位は、スーパーキノコ<ファイアフラワー<青コウラ=マメキノコ<巨大キノコになり、右へ行くほどよいアイテムとなる。例えば、コウラマリオでファイアフラワーをストック中で、青コウラを取るとファイアフラワーから青コウラにストックされる。なお、青コウラをストックしていると、ファイアフラワーを取っても青コウラが優先され、青コウラからファイアフラワーに変更することはできない。また、コウラマリオ・マメマリオ・巨大マリオの詳細については#システム#アクションを参照。8つのワールドで構成され、それぞれのワールドには10程度のコース(ステージともいう)がある。各ワールドの中間にある塔と最後の城はステージ奥で待ちかまえるボスを倒すとクリアとなり次のワールドに進める。それ以外のエリアはゴール地点にあるポールにしがみつけばクリアとなり、ポールにしがみついた位置が高いほど高得点が入り、ポールのてっぺんより上にしがみつくと1UPする。なお、ポールにしがみつくゴール形態は、リメイク版を除くと『スーパーマリオブラザーズ2』以来のものである。各エリアには制限時間が設定されており、ゲームが始まるとこの数値がカウントダウンし始める。カウントダウンのペースは1秒より速い(ただし『スーパーマリオブラザーズ』よりは遅め)。この数値が0になるまでにエリアをクリアしなければならない。制限時間が100を切るとそのことを示す効果音が流れ、BGMのテンポが速くなる。クリア時には残りの制限時間の数値が1カウントにつき50点として得点に加算される。そして、最後のワールドにいるボスのクッパを倒す事でエンディングとなる。クリア後はワールド1に青キノピオの家がつくられ、下画面の壁紙が変える事が出来るようになる。全てのコース及び裏コースをクリアし、全てのスターコインを集め、スターコインを全て使い切るとオールクリアとなる。セーブはワールド8をクリアするまでは、ボスのいるコース(塔と城)のクリア後か、スターコインを消費して道を開放した時か、ワールドマップのどこかにある大砲を使ってワープした場合にしかセーブ出来ないという『スーパーマリオワールド』を思わせる仕様で、一度再開できる中断セーブも存在しないという携帯機としては比較的厳しい設定となっている。ワールド8を一度クリアすれば、マップ上でいつでもセーブが出来るようになり、セーブ後は進行状況そのままになってゲームオーバーになってもセーブした所から再開できる。随所に通常のゴールとは異なる隠しゴール(通常の旗が黒色に対し隠しゴールは赤色になっている)が存在し、クリアすることで裏コースに進むことができる。ステージによっては特定のマリオではないと進めない隠しゴールも存在する。さらに上述にある大砲をうまく使う事で、ワールド1からワールド8まで一気に最短で行ける。なお、タイトルに「ブラザーズ」とあるが、ルイージは隠しキャラクターとなっており、ファイル選択画面で特定の操作を行うと使える(ただし、能力は同じ)。また、エンディングがクリアしたコース数により若干変化したり、タッチパネルに表示される文字をタッチするとちょっとした仕掛けがあるなどの要素もある。ワールド8のクッパを倒した後、マップ上のポーズメニューで特定の操作を行うと「ひみつのチャレンジモード」が楽しめるようになる。このモードでは、一度クリアしたコースにて、ファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』のように、一度画面をスクロールさせると後戻りできない仕様となる。ただし、コースによっては先に進めなくなる場所もあり(このため一定時間画面をスクロールさせないと、先に進めなくなった場合はマップに戻るよう促すメッセージが表示される)、8-クッパ城など往復が必要なコースでは発動しない。それぞれのワールドには、中ボスであるクッパJr.との戦いがある「塔」のステージと、各ワールドの最後にあり(ワールド8のみ途中にもある)ボスとの戦いがある「城」ステージが存在する。ワールド3の次はワールド5、ワールド6の次はワールド8に進むが、特定のワールドではマメマリオに変身して最後の城をクリアすると進むワールドが分岐し、ワールド4・ワールド7に進む事が出来る。
出典:wikipedia
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