西院駅は、京都府京都市にある阪急電鉄・京福電気鉄道(嵐電)の駅。駅名の表記は両社とも同じだが、阪急が「さいいん」、京福が「さい」と読む。阪急京都本線と京福電気鉄道嵐山本線の2路線が乗り入れ、大阪方面と金閣寺方面への観光客や、立命館大学といった学校への通学客が、乗換駅として利用することが多い。阪急の駅は地下にあり、その地上付近に京福の駅がある。所在地付近の現在の地名は「さいいん」だが、中世には「さい」という発音が一般的であった。「さいいん」という発音が普及したのは、 1928年(昭和3年)に開業した新京阪鉄道(阪急京都本線の前身)が一般的な読み方の「さいいん」を採用して以後のことである。相対式2面2線のホームを有する地下駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎や改札口は、地上の西大路四条交差点の南西角に設けられている。トイレは駅舎の改札内にある。現在の駅舎を建設する際、梅田方面ホーム東端付近(地下)から京福西院駅前(地上)までの地下通路と改札口が新たに計画され整備されていたが、地元商店街の反対により使用中止となった経緯がある。そのため、地下通路へ通じる出入口は閉鎖されている。2015年現在では四条通の東側に避難用の階段が設置されている。しかし、2013年に直結する計画が再浮上し、駅ビル建て替えと同時に西側にしか無かった改札口を東側にも新設する計画である(詳細は下記)。京都本線は当駅のすぐ西で地下に潜り、当駅以東は四条通の直下を走る。地下線は関西では初の歴史のあるもので、土木遺産に指定されており、坑口上の額には「天人併其功」の文字が表記されている。地下路線建設時につくられた鷲のレリーフが、運行の安全を見守っているとされている。トンネル坑口付近の勾配は10‰と緩いが、梅田寄りに曲線があるため、通過列車は75km/h以下(河原町行きは60km/h以下)まで減速する。開業当初は新京阪鉄道の暫定的なターミナル駅としての位置付けで、櫛形ホームの地上駅だった。暫定的なターミナル駅として開業した背景には、1928年(昭和3年)に京都で執り行われる昭和天皇の即位の礼に間に合わせるために開業を急いだという事情がある。京阪電気鉄道と合併後の1931年(昭和6年)に京阪京都駅(現在の大宮駅)まで延伸された際に地下化された。1980年代前半まではホームの有効長が7両分しかなかったため、8両編成の列車は上り・下りとも進行方向最後尾1両のみドアカットを行っていた。相対式2面2線のホームを有する地上駅。各ホームの北端にはスロープがあり、四条通南側の歩道と連絡している。トイレは設置されていない。阪急の西院駅の東にあり、同駅とは約260メートル、徒歩約3分の距離にある。当駅より北に50メートル程進んだところには車庫があり、早朝・深夜を中心に当駅を始発・終着とする便が設定されている。駅近くの四条通と交差する踏切は第3種に分類されるもので、遮断機がない(京阪神地区で唯一現存しているタイプ)。警報機も今や珍しい電鐘式である。早朝に設定されている当駅始発の嵐山行きと北野白梅町行きは、配線の関係で本来は四条大宮行きとなる北側の上りホームから逆線発車する。地上で京福が通る部分の地下に阪急の東改札口を新設し、京福の四条大宮方面ホームを直結させ、さらに新設の改札付近に京福の嵐山方面ホームを移設し直結させる計画と、既存の阪急改札口を改修して新たに駅ビルを設置する計画が発表されている。工事は国土交通省の鉄道駅総合改善事業における「連携計画事業」として行われ、事業主体は京都市・阪急・京福らの法定協議会『西院駅周辺地域整備協議会』となる。早ければ2015年度には着工される予定である。平日朝夕は利用者数が多く特に朝は河原町方面から向かう列車から降りてくる利用者数が多く改札への階段ひとつしかないのでよく詰まっている状態が見られる。近年の1日平均乗降人員・乗車人員は下記の通り。列車が当駅に到着や通過する際にホームと改札を結ぶ階段は強い風が吹くことがある。そのため向かい風が吹くと歩きにくい。西大路四条バス停が設けられており、京都市バス・京都バス・京阪京都交通が乗り入れている。京都市バス(のりば案内図)京都バス(時刻表)京阪京都交通(時刻表)
出典:wikipedia
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