『7SEEDS』(セブンシーズ)は、田村由美による日本の漫画作品。『別冊少女コミック』(小学館)において、2001年11月号から連載を開始。のち『月刊フラワーズ』(小学館)創刊に伴い、同誌に移籍して、2002年6月号より連載中。単行本は「フラワーコミックス」より刊行され、後に「フラワーコミックス・アルファ」になった。2016年3月の時点で既刊31巻。2011年12月には連載10周年を記念してファンブックも発売された。2007年に、平成18年度(第52回)小学館漫画賞少女向け部門受賞。「7SEEDS」とは政府のあるプロジェクトの名前である。学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。それは若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断したら解凍が行われて放出されるというものである。人類の種を災厄が過ぎ去った後の世界にも残そうという壮大な計画であった。「7SEEDSプロジェクト」は国ごとに行われ、日本では7人ずつ5チーム「春・夏A・夏B・秋・冬」に分かれている。選ばれる基準は様々で、遺伝性の病気や早死にした者・犯罪者が身内にいないこと、本人の健康状態、生殖能力の有無、豊かで問題のない家庭に育った、容姿も麗しい、できればある分野に秀でている、などである。それでも選びきれずに、最後の基準として、「名前に季語が含まれている」ことを加えた。※声はドラマCD版キャスト本編には複数の主人公が存在しており、異なる視点で物語が進行する。各チームには、解凍後に状況説明を行い、保護し、サポートをするためのガイドが一人ずつ加えられている。ガイドは基本的に公務員が担当する。またガイドには、メンバーが病気や怪我で生き残れず、死にたくても死ねなかった場合に備え、全員を殺せる青酸化合物を持たされている。1巻から登場。長崎県近海に放出された。優秀な人間ばかりを選んでいた政府関係者が「まっとうで純粋培養な人間は生きる力が弱いのでは」と考え、保険で選ばれた問題児の落ちこぼれ集団。健康状態などの条件は他チームと変わらないが、社会に適応しにくい、反抗的、殻にこもっているなどの条件が加えられる。チームの性質上、他のチームに比べ楽観的かつ享楽的なサバイバル生活を送っている。2巻から登場。関東近郊の太平洋に放出された。当初は起こったことを受け入れられずにいたが、リーダーシップを取ろうとする柳を尻目に、全員がそれぞれの得意分野を活かしながら協力し生活を営んでいた。現在ではチームは一部を除いて離散状態である。4巻から登場。北海道南岸の太平洋に放出され、他のチームに約15年先駆けて解凍された。当初から、7名のうち3名が解凍に失敗し死亡していたため、4名+ガイドでのスタートを余儀なくされる。5巻から登場。春や夏のA・Bチームより約3年間早く解凍された。ガイドが優柔不断なため、秋ヲと蘭がリーダーとなり、恐怖政治を行って本格的な村を作りつつ生活を続けていたが、くるみの妊娠がきっかけでチームは2つに分裂。後に春チームの花との出会いがきっかけとなり再統合した。現在は夏Aの一部とも合流している。 7巻から登場。「7SEEDSプロジェクト」内で最も優秀なチーム。生まれたときから一般社会から隔離された山奥で育てられ「未来に行く」ことの重要さを教育されてきた。13歳の時点で「火・水・風・土・動物・植物・医療」クラスから2つを選び、専門的な知識を学ぶ。優秀と判断された精子と卵子から生まれた子供たちばかりで、全員苗字は無い。九州南部の海に放出された。覚醒直後にガイドの卯浪がメンバー全員によって殺害される。その後はチーム一同で共同生活していたが、春チームとのトラブルが原因で安居と涼が追放される。残った夏Aのメンバーは一部を除く春チーム、秋チームと共同生活をしていたが、山火事のために避難し、現在は佐渡で離ればなれに。夏のAチームが育った場所。遺伝子レベルで優秀な子どもたちのみが集められた施設。当初は100名以上いたが基準に合わないものは密かに殺されていた。17歳になったらテストで7名が決まると聞かされていた。「火・水・風・土・動物・植物・医療」クラスから選ばれるのは各クラス1人ずつのため、生死をかけた最終テストが行われた。「7SEEDSプロジェクト」の次の段階として作られた避難用地下シェルター。日本各地に隕石から身を守るシェルターがあり、その中の1つが「龍宮」である。生き残るべく選ばれた人々が、X-DAY(巨大隕石落下による地球壊滅の日)の前日に何も知らされずにこの施設に集められ、その後の生活を営んでいた。客室、映画館、ゲームセンター、温泉など様々な施設が完備された巨大地下施設。春夏秋冬の4つのセクションに分かれており、東側に位置する春セクションは居住区として、同じく南の夏セクションは中枢のコントロール・ルーム、西の秋セクションは畑や家畜用、北の冬セクションには貯蔵庫が設置されていた。不穏分子や謎の病原体ダニXの感染が広まり、最終的に全滅する。ラジオ2003年12月9日 - 2004年2月6日まで放送
出典:wikipedia
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