チュロ()とはスペイン・ポルトガル・モロッコおよびラテンアメリカ各国で広く食べられている揚げ菓子である。日本ではチュロおよび複数形のチュロス()として定着している。スペイン語ではチュロのロは"rr"で巻き舌で発音する。またチュ()にアクセントがあり少し長く発音されるため、日本語でチューロと表示されることもあるが長音ではない。チュロの起源については諸説あり、代表的なものはスペイン起源とポルトガル起源である。いずれにせよ新大陸へはポルトガル・スペインにより持ち込まれた。ラテンアメリカ各国では様々に発展し広まっていった。小麦粉生地だけのものの他にも、チュロの中にドゥルセ・デ・レチェ(メキシコ、ペルー他)やチョコレート(メキシコ)やチーズ(ウルグアイ)などを詰めたチュロ・レイェノ (Churro relleno) も広く供されている。スペインのチュレリア(チュロ屋 )では朝食にチュロやチュロに似たポラ () を、濃くいれたホット・チョコレートに浸して食べる姿が多く見られる。後述の製法および理由により、断面が円形な一般の揚げドーナツに比べ硬い食感が特徴。アメリカや日本を含めその他の地域でも広まっており、チュロがドーナツ店やカフェ、ほかに遊園地・テーマパークのスタンドや競馬場、映画館、街角の屋台でも売られており、手軽な軽食として利用されている。チュロは、小麦粉と水と少量の砂糖・塩を混ぜた生地を星型の搾り器から搾り出して油で揚げ、ハチミツ、砂糖、シナモンなどをまとわせたもので、形は真っ直ぐなものと湾曲したものがある。調理には搾り器と揚鍋がセットになった専用の調理機が用いられることもある。また、生地にココアなどを混ぜて味付けすることもある。チュロを丸い搾り器で形成すると、揚げた際に内部の固まっていない生地が急激に膨張し、爆発を起こし高温の油と共に飛び散る危険が有る。これは、生地を熱湯で練って作るために粘り気が大きく、結果閉じ込められた水分が気化して急激に膨張し、水蒸気爆発に近い現象が発生するのが原因である。それを防ぐため、星形にして表面積を大きくし、油から素早く伝熱することにより均等に固まりやすくすると共に効率よく生地外へ水分を放出・蒸発させ、膨張を回避しているのである。
出典:wikipedia
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