デッザ (Dedza) は、マラウイ中部州の県(Dedza district)で、中心となる町はデッザ（Dedza township）である。この県の面積は、3624 km.²で、人口は2008年の国勢調査時点で62万3789人である。北西側がリロングウェ(Lilongwe)、北側がサリマ ()、東側がマンゴチ ()、南東側がンチェウ()、南側がモザンビークのアンゴニア (), マカンガ () の各県に囲まれている。大地溝帯の西側の段差にまたがるように位置しているため、東部の標高の低い地域と中部の高地では地理条件が大きく異なる。中部にあるデッザの町は標高1,500mほどの高原で、マラウイでは暑い乾季といわれる10月前後でもそれほど暑くはない。一方で、東部のマラウイ湖、岸に面している一帯は標高500mほどのため暑い地域である。, , , , 等の川が中西部から北に向かい、川に合流し、マラウイ湖に流れている。主要な道路は、国道1号線（通称「M1」で、リロングウェ、ブランタイヤ等主要都市を結んでいる）が北西-南東方向に貫通し、東部では、マラウイ湖に沿って国道5号線（通称「M5」）が通っている（いずれも片側1車線でアスファルト舗装である）。以前は、両者を結ぶ道路の状況はよくなかったが、2006年までにS127道路が改良されたため、容易に行き来ができるようになった。また、標高差数百メートルあるにもかかわらず、以前から断崖に作られた小径を通っての徒歩による行き来が多くある。マラウイのほとんどの地域と同様に農業が中心である。主食のメイズ等が自給用を主として生産されている。主要な作物は次のとおり。中部の山間部などで林業が行われている。また、各地の農村部での小規模な植林が推進されている。なお、チョンゴニには、マラウイ森林野生生物専門学校(Malawi College of Forestry and Wildlife)がある。マラウイ湖沿いでは漁業が行われている。本格的な観光の取り組みは最近始まったばかりである。ムパラレ村の取り組みは日本の支援によるものである。

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