ライオン株式会社(英称:Lion Corporation)は、洗剤、石鹸、歯磨きなどトイレタリー用品、医薬品、化学品を手がける日本の大手メーカー。本社は東京都墨田区本所にあり、東京証券取引所第一部に上場している。なお、事務機器の「ライオン事務器」(大塚商会系列)や菓子メーカーの「ライオン菓子」との関係は一切ない。1891年(明治24年)10月に小林富次郎によって設立された。化粧石鹸、洗濯用石鹸を出発点として、1896年(明治29年)に粉ハミガキ「獅子印ライオン歯磨」を発売した。現在、東京証券取引所第一部に上場、本社は東京都墨田区本所一丁目3番7号にある。また、みずほグループ(旧・三金会←十五社(日本勧業銀行系)会)の一員でもある。事業分野的に花王が最大の競争相手企業になる。競合するほとんどの商品シェアは花王に次ぐ第二位であるが、創業品目の歯磨きは現在でもトップシェアを誇る。商品開発力はかなり高く、1966年(昭和41年)に発売されたローションタイプの台所用洗剤「ママレモン」が、台所用洗剤の代名詞としてあまりにも有名な存在である。さらに、「ライポンF」(現在は業務用のみ)は、世界初の台所用洗剤であると社史に記されている。戦前の一時期、プロ野球「ライオン軍」(現在の横浜DeNAベイスターズの系譜の前身)のスポンサーとなり、戦後はパシフィック・リーグ(パ・リーグ)を中心に野球との関わりが強い時期があった。ちなみに戦後パ・リーグ発足とともに設立された西鉄ライオンズ(設立当初は西鉄クリッパース)とは資本上の関係はないが、「ライオン」で共通することから宣伝面でのタイアップを申し出て球団歌「西鉄ライオンズの歌」を贈呈している。社名は、「獅子印ライオン歯磨」がヒット商品になったことに由来する。これは、当時「象印歯磨」・「キリン歯磨」などといった動物名を付けた歯磨剤が世間に広く流通していたため、百獣の王を指し丈夫な牙を持つ「ライオン」が、歯磨剤のネーミングとして相応しいということで採用に至ったものとされる。大正末期から昭和初期にかけて、大阪の通天閣(初代)の塔の側面に「ライオン歯磨」の巨大ネオン広告を掲げていた。テレビCMでは、1983年5月頃から、最後に「ライオンから(ナレーションは各々のCMの出演者が担当)」の言葉とともに、キャッチフレーズを添えた「LION」のロゴがサウンドロゴと共に出るが、一部の商品のCMでは省略され、画面右上にキャッチフレーズを添えた「LION」のロゴマークを小さく表示していた。一般用医薬品のテレビCMでは、15秒CMが多く、CMの終わりに画面右上に「LION医薬品」と表示していた(バファリンは発売当初からTVCMで「ライオン」の表記を一切行ってこなかったが、商標権を取得した2008年から表記されるようになった)。但し、商品によっては「LION」のみの表示もある。現行ロゴ改変以前については当初のテレビCMでは商品によって社名表記があったりなかったりと不統一であり、特にエメロンや医薬品関係は社名が統一化した1980年以降もしばらくは社名表記はなかった。1970年代中盤からは各商品CMの最後に青い正方形の中に白抜きで旧マークに「ライオン油脂」「ライオン歯磨」のロゴが入っていた。その際に「たべたらみがきましょう」などのキャッチコピーが入ったりしていた。1980年から3年間は緑背景白抜きの花模様らしき形の中のライオンの雄叫びを用いた旧式ロゴの下に「暮らしをみつめる ライオン」と表記されたが、1983年4月頃から四角い罫線の中に「○○(製品ジャンルが入る)は ライオン(白抜き)」、そして1983年5月頃から「ライオンの○○(製品ジャンルが入る)」と改め、内容によっては企業キャラクターのライオンちゃんがいないものやサウンドロゴが入るものもあった。改変直前の末期は省略されたまま「ライオン」のみの表記も登場した。雑誌広告では、ライオン歯磨では1975年頃までは本文内もしくは右下にゴシック体で「ライオン歯磨株式会社」、その後はライオンマークの右に「美しい明日をつくる ライオン歯磨」といったロゴ表記を行っていた。ライオン油脂では、1969年までは通常のゴシック体で「ライオン油脂株式会社」とのみ表記、1969年以降はライオンマークにロゴで「ライオン油脂株式会社」と表記していた(原則横書きであるが、広告の内容によっては縦組み表示もあった)。合併後の1980年からはライオンマークの下に「暮らしをみつめる ライオン」のロゴが広告の隅に記載され、その下、もしくは広告の本文のどこかに通常の細いゴシック体で小さく「ライオン株式会社」と表記。1983年からは四角い罫線の中に「○○(製品ジャンルが入る)は ライオン(白抜き)」と変わる。1991年からは「LION」のロゴがバーニンググリーンで表記され、その上にキャッチフレーズが表記されている。2012年1月に企業スローガンが改訂されたことに伴って、サウンドロゴ有りのCMは「ライオンから」ではなく30秒以上のTVCMは「今日を愛する。ライオン」の女性ナレーション(『はなまるマーケット』の生CMにも30秒以上用のナレーションが導入されたが、この場合は生CMの出演者(後述)、30秒バージョンでの編集上で確保できない場合や15秒版はナレーションが「ライオン」のみとなる)に変更となり、サウンドロゴ無しのCMは一般用医薬品を含め「今日を愛する。LION」の表記に統一された。なお、ロゴの「LION」を逆さまにして見ると「NO17(エヌオーいちなな、ナンバーじゅうなな)」に見えてしまうため、同社はその「NO17」も商標登録している(商標登録第2419294号)。番組に90秒以上、もしくは一社提供時は、このキャッチコピーが表示・クレジットされる。1960 - 1980年代頃 一社提供のテレビ・ラジオ番組にはライオン独自のオープニングキャッチが放送されていた。歯磨・油脂の2社体制時代は、TBS系『ケンちゃんチャコちゃん』シリーズや読売テレビ・日本テレビ系『ライオンお笑いネットワーク』、フジテレビ系の『ライオン劇場』(『ライオン奥様劇場』)、ニッポン放送『テレフォン人生相談』にて、サバンナでライオンが吠える様子の実写のオープニングキャッチが放送されていた。一社に統一してからしばらくしてオープニングキャッチが復活。提供読みは伊藤英敏が担当。ライオンファミリーが登場するアニメーションと、緑色をバックにした提供クレジットで構成されていた。番組のオープニングコーナーが終了してCMに入る直前に、ライオンのオープニングキャッチを流していた。また、エンディングにキャッチが放送される番組もあった(『〜わがまましてます50人』など)。また、番組によって異なるバージョンもあり、かつての『全国高等学校クイズ選手権』や『びっくり新年会』などでは、30秒にわたって関連企業各社を表示する長時間バージョンが放送された。このジングルの歌詞は、やや聴き取り難いが「ヘルシー&ビューティー」である。沖縄ローカルで放送されていた『ライオン天気予報』はこれらのオープニングキャッチからテロップを抜いたものを使用していた時期がある。30秒バージョンのロゴが出る直前で黒画面にフェードアウトし、終わっている。BGMはフランク・ミルズの「詩人と私」だった。2012年1月1日に企業スローガンが「今日を愛する。」に改定したことに伴って、『ライオンのごきげんよう』の2012年1月5日放送分から、以前からのオープニング映像をそのまま利用する形で、冒頭に「♪今日を愛する、ライオン〜」のジングルが追加された。なお上掲のスローガンは、複数スポンサーの共同協賛番組で90秒以上の提供をする場合でもこれらの読み上げ、および字幕表示が行われる(但しこれは通常のアナウンサー読み上げである)。
出典:wikipedia
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