『マーヴル VS. カプコン クラッシュ オブ スーパーヒーローズ』(マーヴル バーサス カプコン クラッシュ オブ スーパーヒーローズ、"MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES")は1998年1月23日にカプコンが発売した2D対戦型格闘ゲーム。本項においてはゲームタイトル、および発売当時の記述に従って"MARVEL"のカナ表記を“マーヴル”に統一するものとする。1999年3月25日にドリームキャスト版が、同年11月11日にはプレイステーション版『マーヴル VS. カプコン クラッシュ オブ スーパーヒーローズ EX EDITION』(マーヴル バーサス カプコン クラッシュ オブ スーパーヒーローズ エキストラ エディション、"MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES EX EDITION")が発売されている(それまでの作品同様、試合中に交代できないなどのアレンジがなされている)。マーヴル・コミック社のキャラクターとカプコンのキャラクターによるクロスオーバー作品の第3作である。略称は『マブカプ』、あるいは続編である『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』、『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』との区別のため『マブカプ1』とすることもある。なお『MARVEL VS. CAPCOM』という呼称にはという多様な捉え方が存在する。以下の本項目において単に『MARVEL VS. CAPCOM』と表記した場合には2.の用法『MARVEL VS. CAPCOM 2』『同3』とあわせたシリーズを意味し、3.の表現については『MARVEL VS.シリーズ』と表すものとする。本作はそれまでのMARVEL VS.シリーズ作品同様1チームは2人だが、前作『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』では戦闘中にチームのパートナーを呼び出せたのに対し、本作ではスペシャルパートナーと呼ばれる専用のキャラクターを呼び出すようになっている。ゲーム開始時にメンバーを2人選んだ後スペシャルパートナー選択用のルーレットが出現し、これでスペシャルパートナーを選ぶことになる。なお通常のルーレット選択のほかにも特定のコマンドによりパートナーを選択することや、相手が使用していたパートナーを奪う形で変更することが可能。他に本作で登場したシステムとしては、一定時間パートナーと同時に攻撃を行うヴァリアブルクロスがある。効果時間中はほとんどのハイパーコンボ(超必殺技)が無制限に使用できるが「Lv3専用ハイパーコンボ」(本作で該当するものはリュウの「瞬獄殺」とモリガンの「エターナルスランバー」の2つ)、スペシャルパートナー、一般の協力攻撃は一切使用不可。上記2点は本作限りのシステムだが、それ以外の一般の協力攻撃についてはそれまでのMARVEL VS.シリーズ作品を踏襲している。キャラクターに関しては、マーヴル側の使用キャラクターはガンビットが復帰し、新たにベノムとウォーマシンが参戦した。カプコン側は今作からタイトルが社名になったことにより、キャプテンコマンドーやストライダー飛竜、ジン・サオトメなど元々格闘ゲームではないゲームのキャラクターが参戦。これまで連続出演していたケン、ダルシム、ベガ、豪鬼がプレイヤーキャラクターから外されるなど大幅な入れ替えが行われた。最終ボスに複数の形態が存在するようになったという特徴もある。本作では最終ボス「オンスロート」を一度倒した後にデモが挿入され、その後第1形態を倒したときの状態を引き継いで第2形態と戦うことになる。このシステムは『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』の最終ボス「アビス」にも引き継がれた(こちらは3つの形態がある)。当初はボスキャラクターとしてギャラクタスが候補にあがっていた。しかしマーヴル側から「ヒーローたちが殴りあって倒せるような相手ではない」と却下された。なお、ギャラクタスは後に『MARVEL VS. CAPCOM 3』にて、ボスキャラクターとして登場している。本作では戦闘終了後にスタートボタンでキャラクターを動かせるというシステムを生かし、ポージングによるボーナスシステムが設けられた。これはキャラクターの勝利メッセージが出る直前に、操作しているキャラクターが取っていたポーズに応じてのボーナスポイントが加算されるというもので、100 - 50000点までの点数が設定されている。簡単なポーズ(リュウの波動拳など)ほど点数が低く、高得点のポーズ(ジンがブロディアに乗り込む瞬間など)はシビアなタイミングに設定されている。今作の背景はマーヴルのアベンジャーズ基地や『ロックマン』のDr.ワイリー研究所、『ヴァンパイア』のザベルステージなど各作品をフィーチャーしたものになっている。銭湯ステージではキャラクターを画面右端に二回吹き飛ばすと壁が壊れて女湯に移行する。本作では前作と同じ条件で隠しキャラクターが乱入してくるが、今作ではマーヴル側のキャラクターも乱入してくる。今作ではナレーションボイスは女性が担当している。なお、これまでのシリーズで女性ボイスの起用は本作のみ。スタッフロールは、ロールとアシストキャラクターが画面を所狭しと動き回るなどコミカルなものになっている。基本的にアーケード版の完全移植だが、新たにプレイヤー4人で同時対戦可能な「クロスフィーバーモード」が搭載されている。前作と同様のラウンド制で、勝利側の回復はヴァイタルソース分まで。『EXエディション』独自の「ハイパーキャンセル」や「リカバリーゲージシステム」も同様。『EXエディション』では、控えのパートナーを「パートナーヒーローズ(通常キャラクター)」か「スペシャルヒーローズ(スペシャルパートナー)」のどちらかから1名選択する方式となっている。また、お互いが同じ2名のキャラクターで組むタッグ限定でアーケード版と同じシステムで遊ぶ「クロスオーバー」モードも引き続き存在するが、本作ではコンピュータ戦も1戦のみとなった。アシストとして呼ぶことができ、キャラクターごとに決められた技を放つ。それぞれに異なる使用回数が設定されており、使い切るとその試合中は呼べなくなる。通常はルーレットによるランダム形式であったが、後にカプコン側からキャラクターを選ぶためのコマンドが公表された。
出典:wikipedia
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