プロボウル (Pro Bowl) はNFLのオールスターゲーム。プロボウルは、MLB 、NBA のオールスターゲームと異なり、シーズン終盤に開催される。圧倒的な人気を誇るプロリーグのオールスターゲームの割には注目度が低く、多くのレギュラーシーズンのゲームよりも全米視聴率が低い。ただそれでも、北米4大プロスポーツリーグのオールスターゲームの中で最も全米視聴者数が多く、2014年の試合では1140万人がテレビで視聴している。第1回プロボウルは、1938年シーズン終了後、その年のチャンピオンチームとNFL選抜チームが対戦するオールスターゲームとしてロサンゼルスのリグレー・フィールドで開催された。1943年以降は戦争のため開催されなかったが、1951年にアメリカン・カンファレンスとナショナル・カンファレンスの対抗戦として再開された。1973年から1979年まで持ち回り開催だったが、1980年からハワイ州ホノルルのアロハ・スタジアムで行われるようになり、30年にわたり同スタジアムで開催された。2009年まで、毎年スーパーボウルの直後(通常翌週)の日曜(稀に土曜)に開催され、シーズンを締めくくる試合となっていた。かつてはスーパーボウルが1月最終週に行われる事が多かったため、2月第1週の開催が多かったが、21世紀に入りスーパーボウルが2月第1日曜に開催される機会が増えたため、2002年、および2004年以降は毎年、2月第2週の開催となっていた。2010年、史上初めてスーパーボウルの前週に開催された。これは、スーパーボウルの翌週に開催されるNBAオールスターゲームおよびバンクーバーオリンピックに配慮したことと、「もっとも盛り上がり、優勝チームを決定するスーパーボウルがシーズン最後にあるべき」というロジャー・グッデルコミッショナーの意志にもとづく。なお、2010年は開催スタジアムもスーパーボウルと同じ場所となった(2010年はマイアミのサンライフ・スタジアム)。スーパーボウルと同一スタジアムでの開催は1967年以来43年ぶり、また1月に開催されるのも1989年以来21年ぶりである。2011年から、開催地は再びハワイのアロハ・スタジアムに戻ったが、2010年に倣いスーパーボウルの前週に行われている。2014年から、それまでのカンファレンスごとのチーム編成から、過去の名選手2人がドラフトするチーム編成に切り替えた。これは、怠慢な試合が目立った批判を受けての改善策の一環である(#2014年の改善策で後述)。2015年はスーパーボウルと同じアリゾナ州・グレンデール、ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムでの開催、2016年は再びハワイ、アロハ・スタジアムで開催された。 。2016年6月1日、チーム編成をカンファレンスごとに戻すことが発表された。また、2017年の会場はフロリダ州オーランドとすることも合わせて発表された。プロボウル出場選手は各チームのコーチ、選手(ただしコーチ及び選手は自チームの選手には投票できない)、ファンの投票によって88名が選出される。それぞれが票は、全体の3分の1ずつの比重を占める。両チームのコーチ陣は、ディビジョナル・プレーオフで敗戦した4チームのうち、レギュラーシーズンの成績の良い2チームが担当する。両チームのヘッドコーチは投票で選ばれた42名のほかに「ニード・プレイヤー」として選手1名を選出する(投票枠のないロングスナッパーが選出されることが多い)。怪我などの理由により選出選手が出場を辞退した場合、同じポジションで投票結果で次点の選手が代理出場する。プロボウルがスーパーボウルの前週に開催となった2010年より、スーパーボウル出場するチームの選手も出場せず、同様に次点の選手が代理出場するようになった。なお、代理出場であっても、出場辞退しても、「プロボウル選出」という個々の選手キャリアとして数えられる。2010年からのスーパーボウル前週に開催にかわり、スーパーボウルに出場できない選手の試合のためか、真剣さに欠けるプレーが目立つようになり、2012年1月のプロボウルでは、アーロン・ロジャースが苦言を呈した他、59-41と大味な試合に対してファンからも不満の声が聞かれた。日本でテレビ解説を務めた河口正史も試合序盤のゆるさ加減が過去に記憶にないほどであったと感想を述べている。こうしたことについて、ロジャー・グッデルコミッショナーは廃止も選択肢に入れた改善を検討すると述べている。それに対して、2014年から、改善策としていくつかのルール改正が行われた。 その一環として、NHLオールスターゲームを参考にしたチーム編成である。それまでのカンファレンス別の選出から、カンファレンスに関係なく得票上位の選手をプールする。往年の名選手2人が名誉キャプテンとなってプールされた選手をドラフトする形に変更した。ドラフト自体をイベントとして盛り上げた上で、憧れていた名選手の名を汚さないプレーをするなど意識づけさせること目的としている。 2014年は、ジェリー・ライスとディオン・サンダースが出場選手を指名し、チーム・ライス、チーム・サンダースとして対戦した。そのほか試合自体も、より緊迫感が保たれるようにルール改正を行われた。2017年からは従来のカンファレンスごとの編成に戻された。プロボウルは、練習期間が短いことから複雑さを排除し、シーズンを終えた選手の安全性の配慮した通常の試合とは異なるルールを導入している。その一方、間延びした内容にならないようなルールも導入している。 これらの特別ルールに反した場合、15ヤード罰則のパーソナル・ファールとして扱われる。2011年までに5組の親子がプロボウルに選ばれている。
出典:wikipedia
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