御陵駅(みささぎえき)は、京都市山科区にある、京都市交通局・京阪電気鉄道(京阪)の駅。京都市交通局と京阪電気鉄道の共同使用駅(京都市交通局の管轄駅)で、京都市営地下鉄東西線と京阪京津線の2路線が乗り入れる。駅番号はT08。京都市営地下鉄東西線開通前は京阪電気鉄道単独の地上駅として御陵、日ノ岡の2駅があり、現在の御陵駅はそれを統合した駅である。駅施設は第三セクターである京都高速鉄道株式会社が建設した。(詳しくは京都市営地下鉄東西線#歴史を参照)京阪京津線との接続のため「4線シールド工法」という技法で工事が行われた。駅(改札、ホーム)の位置は旧御陵駅と旧日ノ岡駅の中間に位置している。そのため、両駅の利用者への利便性に配慮するために地下鉄構内への出入り口を旧御陵駅側と旧日ノ岡駅側に2箇所ずつ設けている。出入り口から駅中央に1箇所ある改札までは地下の通路を歩く必要がある。1997年10月11日まで、京津線の御陵駅は地上に設置されていた。京津線の部分廃止及び地下鉄東西線への乗り入れ開始に伴って廃止となった。停車する電車はいずれも2両編成の普通列車と準急の2種であり、急行も1981年に廃止されるまで停車していた。準急は当駅 - 京津三条間はノンストップで運転されていた(京阪京津線#1981年4月12日 - 1997年10月11日の運行形体を参照)。ホームの北側と南側は地形の問題もあり完全な対面式ではなく、北側(京阪山科・浜大津行き)のホームは京阪山科・四宮駅寄り、南側(京津三条行き)は京津三条駅寄りと踏切をはさんでずれた形で設置されていた。また、それぞれのホーム入り口には券売機が1台設置されていた。現在は駅施設全てが撤去され、遊歩道(駅跡付近から旧御陵府道踏切までの区間)として整備されている。京阪京津線の接続駅で、地下2層が西行き(蹴上駅方面)、地下3層が東行き(山科駅方面)のホームである。ホームはどちらも他の東西線の駅と同様、1面2線の島式ホームで、ホームドアが設置されている。2・4番線は、ホームの有効長は6両分であるが、ホームドアは4両分のみ設けられている。東西線の駅は駅ごとにステーションカラーが制定されており、御陵駅のステーションカラーは桔梗色である。奇数番線が六地蔵方面発着の列車用、偶数番線が京津線乗り入れ列車用となっている。花火大会開催時などに、御陵 - 浜大津間の臨時列車が運転される時には、2番のりばから折り返し運転の浜大津行きが発車する。駅東側で京津線は地上へ、地下鉄線は北へ振って山科駅へと向かうために4本のシールドトンネルが複雑に上下左右に移動するために、トンネル内に流れ込んだ雨水は地下30メートルのポンプ室に集められ毎分1.5トンの排水能力があるポンプでくみ上げられ排水される。しかし2013年9月16日の台風18号では、排水能力を超える水が溢れ床面から7メートルの電源装置が浸水した結果、排水ポンプが停止・排水できなくなり、地下3階の浜大津・六地蔵行きの線路が冠水、列車が運行できなくなった。このため消防や民間から30台のポンプを集めて排水し、9月19日夕方に運行を再開した。流入した雨水は推計で15600トンとされている。京都市交通局は今回の教訓として電源の予備や高所への設置・防水機能を備えると共に、京阪電鉄と地上からトンネルへと流入する雨水防止策について議論したいとし、京阪電鉄は地下線への乗り入れ口に止水扉を設置することとなった。近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。駅は山科盆地の北西に位置し、三条通(府道143号四ノ宮四ツ塚線)の地下にある。三条通はここから北西に進んで東山を越え、旧東海道の起点、三条大橋に至る。周囲は主に住宅地。「御陵」という地名は、駅の東300メートルほどにある天智天皇山科陵に由来する。また住宅地北側の山麓を琵琶湖疏水が通る。京阪バス日ノ岡停留所御陵停留所
出典:wikipedia
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