指数表記(しすうひょうき、, , )は、数の表記方法の1つである。主に非常に大きな、または非常に小さな数を表記する場合に使われる。任意の有理数を、次の形式で表現する。負の数の場合は、先頭にマイナス符号を付ける。"R" は、"m" および "e" の基数であり、"m" は有理数、"e" は整数である。"m" を仮数部 ()、"e" を指数部 () と呼ぶ。基数を10進数で表現することが多いので、 通常 "R" = 10 である。例えば、仮数部 ("m") は、3桁ごとにスペース(正確には )を挟むのが通例である。ただし、小数点の後の数字列が4桁の場合やスペースの後の数字列が4桁の場合は、1桁だけ分けるためのスペースを挿入しないのが普通である。例えば、コンピュータにおける表記では、仮数部と指数部の間に記号"e"または"E"を挟む。この表記法は、JIS X 0210-1986(情報交換用文字列による数値表現)に規定されている。指数表記の使用の拡張として、単位記号の表記にも用いられる。例えば、指数表記の表す数値と同じ数を、1 ≦ "m" < 10 となるような "m" を用いた表現にすることを正規化と呼ぶ(も参照)。なお、JIS X 0210-1986(情報交換用文字列による数値表現)においては、上記と異なり、0.1 ≦ "m" < 1 となるような "m" を用いた表現を「正規形」と定義していることに注意。陽子の質量は、 であり、電子の質量は、 である。このような通常の表記では、両者の質量の比較が非常にしにくい。これに対して、指数表記であれば、前者は であり、後者は となって比較が容易である。このため、科学技術分野においては数値の表記として指数表記が多用される。工学の分野では、指数部 ("e") の値として、3, 6, 9, 12, 15, −3, −6, −9, −12 など 3 の倍数を用いることが多い。これはSI接頭辞は10毎の倍数となっているものを使用することが推奨される(SI接頭辞#使用法)ため、換算が容易であるからである。なお、定義定数そのものを表記する場合は次の例のように、指数表記にしないことが多い。リュードベリ定数のように、慣例的に指数表記にしない物理定数もある。
出典:wikipedia
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