富山県立近代美術館(とやまけんりつきんだいびじゅつかん "The Museum of Modern Art, Toyama")は富山県富山市西中野町にある、20世紀以降の美術作品を中心とした美術館。1981年(昭和56年)に、富山県置県100年記念事業として旧富山刑務所跡に整備された城南公園の一角に設立された。同じ敷地内には隣接して富山市科学博物館がある。常設展示は、パブロ・ピカソ、ロートレック、ルオー、シャガール等の作品のほか、シュルレアリスム作家の作品を中心としたコレクションである。設立の経緯としては、富山市出身の美術評論家・作家である瀧口修造が、ジョアン・ミロやマルセル・デュシャン等との交友関係があったためといわれている。1982年(昭和57年)には美術館建物が日本建設業連合会より、第23回BCS賞を受賞している。2017年(平成29年)8月26日に、富山駅北側の富岩運河環水公園西地区に「富山県美術館」として新築移転することとなり、現美術館は2016年(平成28年)12月28日をもって移転準備のため閉館する。など富山県は2013年(平成25年)に、富山駅北側の富岩運河環水公園西地区の見晴らしの丘に新築移転すると発表した。現在の美術館は建設からすでに33年以上も経ち、耐震基準を満たしていない、空調施設が旧式で、特に消火設備がスプリンクラー式であり、火事の際他の美術品にも影響を与えるなど、文化庁の基準も満たしていないことから、他の美術館からの美術品の借り受けにも支障をきたすため、早急な対策が必要であった。そこで現在地での建て替え、移転新築などを検討し、市街地郊外ではなく富山駅に近く公共交通機関を利用し県内外の人達も気軽に訪れ、中心市街地の賑わいを富岩運河環水公園と共にもたらすことができるとして現予定地に決定した。その後2014年(平成26年)4月に基本設計の概要を発表。2015年(平成27年)1月16日には県知事が、同年3月に着工し2017年1月の開館予定であること、また館名の名称変更も検討すると発表した。同年11月30日に県知事は、新美術館の名称として「富山県アート&デザイン美術館」を提示した。また休館日の変更、開館時間の延長の意向も提示した。開業時期については、2017年春にレストランとアトリエを、ゴールデンウィークまでに「オノマトペ」の屋上をテーマとした屋上庭園を先行オープンし、同年夏後半から秋口に掛けて全面開業の予定であると発表した。2016(平成28年)年3月には美術館名称を「富山県美術館」に正式決定、2016年(平成28年)9月2日には、全面開館は2017年(平成29年)8月26日、レストランとアトリエは同年3月下旬に、屋上庭園はゴールデンウィークをめどに先行開業すると発表した。富山地方鉄道バス富山地方鉄道富山市内軌道線富山県立近代美術館を含む、富山市市街地の美術館・博物館・観光施設を巡る周遊バス「ぐるっとBUS」が、1時間間隔で、1日計6便毎日運行(富山駅〔南口〕前始発)されている。運賃は大人200円、小人100円(1乗車〔区間〕ごと)である。また市内軌道線(市内電車)と、ぐるっとBUSが1日乗り放題の1日フリー乗車券(大人700円、小人350円)も販売されており、富山市内の美術館、博物館、観光スポット巡りを楽しむ事ができる。これまでの「富山ミュージアムバス」に代わるものである。
出典:wikipedia
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