藤枝バイパス(ふじえだバイパス)は、静岡県藤枝市から同県島田市までを結ぶ国道1号のバイパスである。全線が自動車専用道路「静岡東西道路」に指定されている。都市計画上の道路名は1・4・1号志太北幹線。全線自動車専用道路となっており125cc以下の二輪車の通行は禁止となっている。かつては日本道路公団が管理する有料道路であったが2005年に無料開放され、現在は無料で通行できる。信号が全くないバイパスだが、無料開放化により交通量が増加、以下の区間が朝夕以外の時間帯でも渋滞がおこりやすく、且つ事故が多い区間になっている。藤枝バイパスは2005年の無料化後交通量が増加の一途を辿り、東名が市街地・岡部地区からかなり離れたところを通過すること、また新東名高速道路開通による沿線開発の影響もあって朝夕の通勤ラッシュ時を中心に慢性的な渋滞が発生し、僅か約12km弱のバイパス区間で主要渋滞箇所が5箇所(先述)存在するという有様であった。この結果、定時制が確保されず非効率な物流を余儀なくされたほか、渋滞を迂回した車両が生活道路に流入し市民生活の安全を脅かすなどして地域における喫緊の課題となっていた。それにも関わらず静岡県中部地区の国道1号では、静岡方面の岡部バイパスが4車線供用済で静清バイパスが2018年度迄の全線4車線化を見込み、一方浜松方面の島田金谷バイパスでも2012年度より4車線化着工しているのに対し、同じ国道1号の藤枝バイパスだけが本格的な4車線化事業を先送りにされてきた。こうした状況の中、北村正平藤枝市長を会長、市や市議会、市内沿線自治会を構成メンバーとする「国道1号藤枝バイパス整備促進委員会」が2015年6月3日に設立され、同月から翌年2月にかけて隣接する島田市と共に国交相や財務相等に対し7回の陳情を行うなど状況改善に向けた4車線化整備を国に強く要望。これに対し国土交通省は2016年3月2日、交通容量確保による企業活動の支援および市民生活の安心安全の確保を目的としてバイパス全区間11.6kmのうち終点側10.7kmを2016年度に新規事業化する方針を固めた。これを受けて静岡県知事は「内陸のフロンティアを拓く取組に大きく寄与するものと期待」と、県として歓迎するコメントを表明した。同年3月8日に開催された社会資本整備審議会(道路分科会・中部地方小委員会)では、旧国道1号を拡幅する案と藤枝バイパスを拡幅する案の2案を比較検討し、藤枝バイパス拡幅案が優位であると結論付け新年度事業化を「妥当」と判断しており、これによって4車線化へ向けて大きく動き出す事となった。(東京方面) - 岡部バイパス - 藤枝バイパス - 島田金谷バイパス - (名古屋・大阪方面)広幡インターチェンジは開通時は「潮インターチェンジ」という名称だったが、後年改称された。内谷IC - 広幡IC間および藪田東IC - 藪田西ICは側道でつながっている。広幡ICから新東名高速道路藤枝岡部ICへのアクセス道路として2012年4月14日より供用されているロングランプで、国道1号に指定されている。終点付近で静岡県道209号静岡朝比奈藤枝線と接続(藤枝岡部IC方面出入口のみ)。藤枝岡部IC方面から広幡ICの静岡方面への接続のみ、バイパス本線に直結している。
出典:wikipedia
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