『甲竜伝説ヴィルガスト』(こうりゅうでんせつヴィルガスト、英語表記:"ARMED DRAGON FANTASY VILLGUST")は、P.NEKOMATAの企画・原案によるガシャポン作品、及びそれから発展したシリーズ作品である。1990年にバンダイより発売された、同社オリジナルのガシャポン作品。キャラクターデザインは、『甲竜伝説ヴィルガスト』(以降、「第1シリーズ」と表記)はここまひ(初期は金物昌人。ここまひ は金物昌人 の親友とされていた)、『甲竜伝説ヴィルガストII』(以降、第2シリーズ」と表記)はこいでたく。「ガシャポンR・P・G」を謳ったこの作品は、従来のコレクション一辺倒であったガシャポン商品とは趣が大きく異なり、商品の構成、種類数、付属のミニブックの情報量、再版や番外編的な展開、付随するキャンペーンの数等、様々な工夫が見られた。それは、「"ガシャポン機を媒体にユーザーが『宝さがし』的なゲームを楽しむことを目的にした商品"」というコンセプトのためである。ファンタジーRPGを題材としてガシャポンで発売するための(原作を持たない)オリジナル企画だった事もあり、設定自体はわかりやすいオーソドックスなものとなっている。特定の宣伝媒体を持たないために1987年2月の企画開始から3年間をかけてB2ポスターの店頭掲示、チラシの配布、プロモーションアニメの上映といった、ガシャポン作品としては異例な程の告知、宣伝展開が行われた。ガシャポンフィギュアとしては画期的な「着せ替え仕様」を取り入れたが、当初は地域展開の不足もあり売上げは伸びなかった。そのため一度販売が打ち切られたが、フィギュアの収集を終えていなかったファンから再発を望む声が多数寄せられ、その後販売再開された。その後はOVA、ゲーム製作などの大規模なメディアミックス戦略が行われ(詳しくは#メディアミックス作品および関連商品を参照)、一定のファンを獲得した。しかし、肝心のガシャポン作品自体は第2シリーズから「EXPチップ」を用いた「LEVEL UP・システム」(申請書に200ポイント以上を貼って商工会に送ればLEVEL認定され、一定LEVELに達するとプレゼントがもらえる)を導入するなどの工夫を取り入れたものの、担当者の異動により継続が不可能となり、第2シリーズ途中の第III章で打ち切りに終わっている。結局これが影響してしまい、1994年を最後にメディアミックスも終了してしまった。以下の設定はガシャポン本篇の基本的な設定であるが、漫画、小説、ゲーム、OVAでは設定や関係性が若干異なっている。名前のアルファベット表記はガシャポン付属のカードに準じる。「声」はOVA版の声優。第1シリーズ第1章から登場。旅の目的が無かった為、冒険に慣れていない瞬と同行、三智子を探す旅に出る。第1シリーズ第2章から登場。女神のお告げを受け、邪神討伐という目的で旅をしている。第1パーティよりも戦闘能力が高い。第2シリーズから正式な仲間(メインキャラクター)となるキャラ。伝説の甲竜とも呼ばれる、ヴィルガスト界の自然・摂理を構成する竜神達。普段は離れた場所から世界を見守っているが、本の形を取る事で封印されたり、選ばれし者に力を貸す事がある。また、これ以前に作品の知名度を上げるためのショートフィルムが制作されている。1990年の東京おもちゃショーで最初に上映されて以後、各地のイベント、一部店頭等で上映され、その後ガシャポンのプレゼントとしても配布、OVAの映像特典として収録がされている。キャラクターデザイン、ストーリーといった設定は全てガシャポン版を踏襲し、キャラクターと世界観の紹介を紹介する内容となっている。音声は音楽のみ(但し配布版にはナレーションあり)。制作はビッグバン。勁文社からは多くのムック本が発売された。編集はスタジオ・ハード。最初期から参加していたイラストレーターの一人こいでたくは、後にガシャポン第2シリーズのキャラクターデザインを担当することとなった。薄型の文庫版サイズでありながら、当時の情報環境(インターネットの未発達、専門誌の不在など)を反映して、本シリーズにおいてはカタログ的な商品紹介と、漫画や短篇小説によるストーリー補完が徹底的に行われ、情報の密度も高い。また、『甲竜伝説ヴィルガストPartII』以降のカバーには「EXPチップ」が付属していた。短篇小説は5篇を除き大出光貴の手による。当時のゲームパロディアンソロジーコミックブームの波に乗って、パロディ漫画・小説作品集である「パロ伝」シリーズを中心に、コンピューターゲームの攻略本、テーブルトークRPGのルールブック等が出版された。バンダイ「B-CLUB」製のガレージキットや関連書籍、カードダスなど様々な商品が発売された。キャンペーン目的のグッズ等も多い。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。