経済学における弾力性(だんりょくせい、)とは、ある変数の変化率ともう1つの変数の変化率の比である。一般に、「AのB弾力性」という使い方がされ、Bの変化率に対するAの変化率(=Aの変化率/Bの変化率)を表す。需要の価格弾力性を考えてみる。価格の変化率(%)に対する需要の変化率(%)が需要の価格弾力性と呼ばれるものである。1%価格が変化したときに、需要が何%変化するかを表すことになる。変化率(%)を用いるのは、例えば100円変化した時の需要の変化は、もともと100円の商品なのか10,000円の商品なのかで意味が大きく異なるからである。弾力性の絶対値が1を越えると弾力的、1を下回ると非弾力的と呼ぶ。所得が1%増えたときに、増える需要の変化率を、需要の所得弾力性という。必需品は、所得に関係なく、需要がある。よって、必需品は需要の所得弾力性が小さい。贅沢品(奢侈品)は、需要の所得弾力性が1より大きく、必需品は、1より小さい。同様に次のような弾力性が考えられる。価格弾力性を決める要因は、代替財と時間に大別できる。食料品などの他の財で代替することの困難な財の価格は概して非弾力的となる。また原油価格が急上昇した場合など、長期に対して短期では概して価格はより非弾力的となる。これは代替財を見つけるのに時間がかかることがその一因と考えられる。AのB弾力性 "E"は、Bの変化率に対するAの変化率の比である。Aの変化量をdA、Bの変化量をdBをすればが一般的な定義式である。ただし、需要の価格弾力性など、通常負の値をとるものについては、これの絶対値をとることがある。弾力性が1よりも大きいとき、弾力がある(elastic)といい、1よりも小さいとき、弾力がない(inelastic)という。また、弾力性が1のとき、単位弾力的(unit elasticity)といい、0のとき、完全非弾力的(perfectly inelastic)という。逆に、弾力性が無限大の時、完全弾力的(perfect elastic)という。
出典:wikipedia
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