北海道5強(ほっかいどう5きょう)とは、1960年代から1990年代半ばにかけて覇を競った、北海道に本拠地を置く社会人野球の5チームを指す。具体的には、の5チームである。これらのチームは互いに切磋琢磨し、全国大会への進出枠(当時は2チーム)をかけて激しい争いを繰り広げ、その結果北海道の社会人野球は飛躍的な進歩を遂げる。しかし、1990年代半ばから企業スポーツの見直しやバブル経済の破綻を受け、チームが次々と消滅又はクラブ化していき、現在では「北海道5強」と呼ばれたチームがそのまま残っているチームはない。1993年秋に大昭和製紙本社の意向から休部が決定。その後チームは町民球団「ヴィガしらおい」として生まれ変わり、大昭和製紙もグラウンドの供与など可能な限りの便宜を図ったが、それも限界に達し、1997年にヴィガとしての活動も停止に追い込まれた。現在では大昭和製紙とは全く一線を画した町民球団WEEDしらおいが活動している。1994年夏に、新日本製鐵のスポーツ活動支援の見直しから室蘭チームの休部が発表された。室蘭市民の動きは速く、休部発表の10日後には市民球団としてのクラブチーム「室蘭シャークス」設立が発表された。現在も新日鐵住金及び関連企業の社員や室蘭市民を交え活動を続けている。2002年に王子製紙本社のスポーツ体制見直しから、苫小牧にはアイスホッケー部(現:王子イーグルス)だけ残し、野球部は米子チームと苫小牧チームを廃し、春日井チームに一本化することになった。苫小牧チームは廃部となったが、市民球団として「オール苫小牧」が同年誕生し、苫小牧チームに所属していた選手も交えて活動している。1996年の都市対抗野球を最後に休部することを発表。同大会の北海道予選でたくぎん野球部は予選敗退し、本大会出場はならず休部した。翌1997年11月に北海道拓殖銀行は経営破綻、事業は北洋銀行などに受け継がれたことから、野球部復部の可能性は絶たれた。プロに行った選手にヤクルトの佐藤真一コーチがいる5強の中では後発チームだが、着実に力をつけ、若松勉選手など名選手を輩出。1999年にNTTが全国に散在していたチームをNTT東日本とNTT西日本にまとめることとなり、北海道チームも対象とされた。しかし、東日本チームに入団できなかった選手を中心にクラブチーム化の動きが強まり、日本野球連盟への登録をクラブ登録に変更してチームを継続。しかし選手の高齢化などからチーム力の維持が困難となり、2006年シーズンを最後に廃部。
出典:wikipedia
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