スタジオ・ミュージシャンは、ポピュラー音楽において、音楽スタジオでのレコード、CDなどの作成や、コーディネートされたステージサポートのため、楽器演奏を行うミュージシャンのこと。レコーディング・ミュージシャン、セッション・ミュージシャンともいう。英米ではセッション・ミュージシャンと呼称される場合が多い。バンドや音楽グループメンバーの演奏者とは違い、基本的に他人の(ために)楽曲を演奏するのが主となる。そのため、高度な演奏技術だけでなく、さまざまな要求や状況に対応出来るだけの音楽理論や知識が必要とされる。例えばフルート奏者でスタジオ・ミュージシャンとして活動する旭孝は、スタジオ・ミュージシャンには以下のような技術が必要であると述べている。ジェームス・ジェマーソン、ベニー・ベンジャミン、リー・リトナー、ラリー・カールトン、スティーブ・ガッドらは、代表的なスタジオ・ミュージシャンである。また、スタジオ・ミュージシャンが結成したバンドとしては、クルセイダーズ、レイディオ、アトランタ・リズム・セクション、シック、MFSB、レッド・ツェッペリン、TOTO、スタッフ、エアプレイ、ブレッド、バーケイズなどがあげられる。編集アルバムが発表されたハウス・バンドとしては、ファンク・ブラザーズ(モータウン)、フェイム・ギャングらがいる。ザ・バースやモンキーズは、スタジオ録音では本人ではなく、セッションミュージシャンが演奏していた。スタジオミュージシャンには特定の芸能プロダクションやレコード会社に所属するものと、フリーランスで活動するものが存在する。前者はかつてのビーイング所属ミュージシャンに代表されるように、プロダクションやレーベルの斡旋により複数のミュージシャンのレコーディングやライブに参加している。定期的に仕事の斡旋がある一方で、ギャランティについてはプロダクションによる仲介手数料が差し引かれたものがミュージシャンに渡されることになる。一方、フリーランスのスタジオ・ミュージシャンはギャランティの満額を手にすることが出来る一方、基本的には独力で仕事を探すことになる。ただし、日本スタジオミュージシャン連盟 (SMA of JAPAN) のようにスタジオ・ミュージシャンと音楽プロデューサー・レーベルとの間を取り持つ会員制の斡旋組織も存在する。また、SMC(スタジオ・ミュージシャンス・クラブ)という、スタジオ・ミュージシャンのランクのスケーリングや著作権関係の権利を主張するための任意団体を母体に、NPO法人「レコーディング・ミュージシャンズ・アソシエイション・オブ・ジャパン (RMAJ) 」を結成したものもいる(理事長はヴァイオリニストの篠崎正嗣)。また、江藤勲(ベース)、矢島賢、深町純、田中清司、山木秀夫、村上ポンタ秀一、後藤次利、デビュー前のCharなどは代表的なスタジオ・ミュージシャンである。芳野藤丸のSHOGUNなどは、スタジオ・ミュージシャンが結成したバンドだった。
出典:wikipedia
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