富士見書房(ふじみしょぼう)は、日本の出版社・KADOKAWAのブランドの一つ。1972年に株式会社富士見書房(初代)として設立され、その後の4度の組織再編を経て、現在に至っているが、本項では一体的に解説する。なお、辰巳出版傘下の「富士美出版」とは何の関係もない。1972年、角川書店(現KADOKAWA)の子会社として株式会社富士見書房が設立された。社名は、角川グループの拠点である東京都千代田区富士見に由来する。1986年に俳句雑誌『俳句研究』を買収し2007年まで刊行していた経緯から、俳句関係の書籍も発行している。かつては官能小説(富士見ロマン文庫)や時代小説など時勢に応じて売れるといわれた本の出版が専らであり、国文学系の出版社としての出自を持つため、どちらかと言えばお硬いイメージの出版社であった角川書店グループの中にあって、際物を中心に取り扱う出版社という位置づけであった。昭和末期から平成初頭にかけてアダルトアニメ『くりいむレモン』シリーズのノベライズを数多く手がけた『富士見文庫』(富士見美少女文庫)を刊行し、平成期以降に発展したジュブナイルポルノというジャンル自体の端緒を開いたといわれているが、現在このジャンルには展開していない。1991年に角川書店へ吸収合併され、同社富士見事業部となる。「富士見書房」はその通称となる(社内カンパニー)。以降は、ファンタジア文庫を中心とするライトノベル関係の書籍とそのメディアミックス展開が売上の中心となっている。1997年より『モンスターコレクション』等のトレーディングカードゲーム事業に着手し、市場にコンテンツを提供している。2005年10月1日、合併前と同じく株式会社富士見書房(FUJIMI SHOBO CO., LTD.)として独立会社となる。ただし販売機能は変わらず角川書店にあり、後述の漫画雑誌から出される単行本は富士見書房発行、発売は2006年までは角川書店、2007年以降は角川グループパブリッシング(KGP)名義となっている。営業部門も独自には持たずKGPに委託しているが、広告上では富士見のみでKGPの名前は表記していない。しかし、2008年から『角川コミックスドラゴンJr.(ジュニア)』(現 ドラゴンコミックエイジ)のカバー裏では、「発行 富士見書房 販売元 角川グループパブリッシング」と表記されるようになった。2012年に創立40周年を迎えた。2013年10月1日、KADOKAWAに吸収合併され、ブランドカンパニーとなった。この時点で各種カバー裏にあった「富士見書房」の表記が消滅し、単に「KADOKAWA」のみとなる。その後2015年4月1日にブランドカンパニーが廃止され、富士見書房はKADOKAWAのブランドとなった。自前の電子配信サイトの終了が相次ぐ。以下のレーベルは2014年現在、ほとんどの出版物が絶版となっている。現在、取り扱っているゲーム。以下のゲームは2014年現在、展開を終了している。現在、取り扱っている富士見書房が関係するサイト。以下の富士見書房が関係するサイトは2016年現在、配信を終了している。
出典:wikipedia
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