坂田 利夫(さかた としお、1941年10月7日 - )は、日本のお笑い芸人である。本名、地神 利夫(じがみ としお)。通称、アホの坂田または坂田師匠と呼ばれることが多い。大阪府大阪市港区田中1丁目出身。吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)大阪本部所属。独身。此花商業高等学校(現・大阪偕星学園高等学校)卒業。『日曜笑劇場』などにゲスト出演する際は、舞台登壇時に、恒例のお約束として、キダ・タロー作曲の「アホの坂田のテーマ」が出囃子に使用される。芸名は将棋棋士の阪田三吉に由来。但し将棋は苦手。西川きよし・ヘレン夫妻とは、仲が良いことで有名。芸人として食べられなかった頃、坂田と西川は、吉本新喜劇でマドンナとして活動していたヘレンに養ってもらっていた。また、彼等が結婚した後も、しばらく西川家に居候していたことがある(ヘレン曰く「3人で川の字になって寝ていた」)。また、夫妻の長男忠志誕生の際、仕事で駆け付けられなかったきよしに代わり父親役として立ち会う。ちなみに夫妻とも坂田より年下であるが、芸歴は二人の方が長いので西川夫妻は坂田のことを「坂田君」と呼び、坂田は二人のことを「きよっさん」「ヘレンさん」と呼んでいる。西川家が困窮していた(人気が出る前)際、一家心中をしようと思い詰めたきよしは「友達やないか」と坂田も誘った(死ぬのはまず坂田から)、という笑い話がある。坂田を漫才に誘ったのも西川である(西川が「やす・きよ」コンビで人気が出ていた頃、当時吉本新喜劇の役者だった坂田に対し、西川が「漫才は儲かるでぇ~!」と言ったのが漫才転向のきっかけだった)。間寛平とも仲が良く、寛平の子供達は、坂田利夫の事をパパと呼んでいた。昔、一緒に住んでいたこともある。面倒見がよく、明石家さんまなど、未だに「兄さん」と呼んで慕う後輩芸人も多い。大木ひびきとは、無二の飲み友達である(互いに独身者だったが、2015年6月1日に大木は結婚した)。ナインティナインの岡村隆史は同じ吉本興業の後輩という点だけではなく、独身・気が弱い・女性との交流が苦手という最大の共通点があり、非常に可愛がっており、ナインティナインのオールナイトニッポンにて、岡村が数々のエピソードを話している。岡村いわく「坂田師匠は女性とキスすらしたことない」。さらに番組が岡村単独になってから、エンディングのあいさつに「歯食いしばって屁こいて寝ましょう」と付け加えられているが、これは坂田が岡村に言った言葉である。自らをアホ(阿呆)と称し、他人に軽蔑されても意に介さず、また明石家さんまなど後輩から「もう『師匠』なんですから、仕事をえらんでや」とたしなめられてもアホに徹する芸が代表的。アホのキャラクターを演じ始めるようになったきっかけは、ある日の舞台で相方・前田に「お前はアホか」と振られた時に「そうやアホや」と返しただけという掛け合いだったが、その時に客がドッとうけ、「これや!と思った」という。また、吉本によって坂田が「一番アホそうやから」としてアホキャラで売り出すことになったということもあった。ギャグの多くは偶然の産物。ウケようと思うて作れるものではない」と語っている。しかし素顔はデリケートそのもので、「アホ」はあくまでも芸であり、私生活で見知らぬ人に「アホ」といわれるとムキになって怒る。舞台でも観客に「アホ」などとボロカスに言われて喧嘩したこともあった。また、「バカ」と言われると相当不機嫌になる。特に、標準語のイントネーションで「アほ」と言われることに非常に抵抗を感じ、新幹線で乗り合わせた乗客に「坂田、お前、アほだってな」と言われ、「ワシはアほと違う、アホや!」と言い返そうとしたが、その相手が怖い商売の方だったため「へい、私はアホでございます」と下手に出てしまったこともある(月亭八方の楽屋ニュースより)。母親は息子がアホと言われる事にひどく抵抗があったらしく、レストランで二人で食事をしていた時、そこに来ていた学生に利夫がアホと言われた際には、泣きながら止めようとしたらしい。その後、坂田は自分の芸風に悩むことになる。アホを演じるのが嫌になってこれまでの芸風をやめようとした時、藤山寛美から「アホは心の優しい者しかできんのやで」と諭され思い直した。60代を過ぎても未婚である理由は、本人曰く結婚出来ないのではなく、結婚しないから。理由は、子供が出来た時に「アホの子」と指を差され負担になるのではないか心配だからである。また、今田耕司に寛美の娘である藤山直美との結婚を勧められたというエピソードもある(アホとアホの娘を結婚させて「最強のアホ」を産ませる魂胆だったらしいが、本気度は不明)。「2004年時点での坂田の容姿は、衆議院議員・鈴木宗男(当時・新党大地代表)の容姿と似ている」と言われ、本人も悪ノリしてよく物真似をしていた。一時期人気は凋落傾向にあったが、2002年、鈴木宗男の一連の疑惑に絡み、鈴木のそっくりさんとしてマスコミへの露出度を高めるにつれ人気が復活、本人もギャグとして大いに利用。鈴木が逮捕され437日間拘置される間、鈴木に取って代わりさらに露出度を高める。その後、2005年、鈴木は衆議院議員に復活。最近では鈴木のほうが熱心に坂田を利用しタレント活動に力を入れるなど、お互いに持ちつ持たれつの良好な関係を築いている。2006年、『めちゃ×2イケてるッ!』の「濱口だまし」で鈴木宗男のそっくりさんとして登場するはずだったが、大阪での仕事があったために鈴木宗男のそっくりさんの代役として鈴木宗男本人が登場した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。