夙川学院(しゅくがわがくいん)は、兵庫県神戸市中央区のポートアイランドに本部を置く、短期大学、高等学校、中学校、幼稚園を運営している学校法人である。キリスト教精神をベースとした教育を行っている。2008年に神戸夙川学院大学(当時)の学生グループが、阪神淡路大震災で被災したカップルのために結婚式を企画。公募で選ばれたカップルが12月に神戸空港で式を挙げた。2012年9月に、廃校になった旧美方町立小南小学校熱田分校(兵庫県香美町小代区)の校舎跡から、この地域を研究していた神戸夙川学院大学(当時)の学生グループが昭和30年代の学習雑誌や絵本など約500点を発見。1943年刊の「ゴビ沙漠探検行」など珍しい書籍も含まれていた。2014年4月には、文部科学省から委託された「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」の観光分野での取り組み「地域活性化のための着地型観光プレーヤー人材育成事業」の報告会として「インバウンド観光シンポジウム」を神戸夙川学院大学(当時)のキャンパスで開催。シンポジウムは同年2月に設立された一般社団法人日本インバウンド教育協会の設立記念も兼ねて開かれた。2011年3月には、傘下である高等学校の同窓会名義の定期預金約1億6千万円を無断で流用し、教職員の給与や運転資金に充てていた問題が報道された。本問題に対し、当時の理事長は流用を判断していた事務長を退職させた上で監督不行き届きを謝罪、10年間の財務改善計画に返済計画を組み込んで返したいとしていた。2011年6月には、短期大学の教職員に退職金など約7億円を支払わらなかった事(労働基準法違反)を理由とする是正勧告(2011年(平成23年)6月30日付)を西宮労働基準監督署から受けた。是正勧告により夙川学院は不払い退職金などの支払いを求められたが、「対応できない」として是正期限である2011年(平成23年)8月31日を迎えても、支払いを完了しなかった。2011年9月には当時の理事長が引責辞任し、旧大蔵省OBの前田總明が後任の理事長として着任した。着任後、2011年11月末までに学院の所有するグラウンドの一部を売却して支払いにあて、未払い退職金問題を解決した。2013年4月には、夙川学院短期大学を西宮市から神戸夙川学院大学のキャンパス(神戸市中央区)に移転した。その後、大学の学生募集停止および廃止、中学校・高等学校の移転もおこなった。他にも、経費削減など経営を見直すことで、単年度収支の黒字化を目指している。夙川短大がポートアイランドへ移転した跡地の建物を、2013年から翌2014年に掛けて解体した際、解体事業主である不動産会社が、アスベスト対策を実施しないまま解体した。地元住民らは、アスベストが飛散し将来的な健康への不安など精神的苦痛を受けたとして、当該の不動産会社のほか、解体業者や西宮市の3者を相手取り、慰謝料などを求める訴訟を2016年7月27日に神戸地方裁判所に起こし係争中である。
出典:wikipedia
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