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T-90

T-90( )は、ソビエト連邦、およびロシア連邦が開発した第三世代主力戦車である。T-72をベースに大幅に改良してより高価なT-80Uのレベルに近づけた戦車で、1992年にロシア連邦軍が制式採用した。ロシアでの愛称は「ヴラジーミル/ウラジーミル」()である。一般にT-90は、湾岸戦争で著しく低下したT-72を初めとするロシア製兵器の評価を挽回し、輸出市場拡大による外貨獲得を目的に開発されたモデルであると認識されている。ただし、T-90に相当する戦車の開発は、湾岸戦争以前に着手されていた。T-64とT-80がウクライナに存在する設計局と工場で製造されていたため、ソ連崩壊により新規車両やメンテナンスパーツの入手が不透明になったことも、開発の動機の一つであると考えられる1970年代半ば以降、ソ連はT-64、T-72、T-80と3種類の主力戦車を装備していたが、このうちT-72が高い信頼性で部隊から強い支持を集める一方、T-64、T-80は盛り込まれた数々の新機軸が災いし、整備に手間が掛かっていた。当然の如く「信頼あるT-72に、T-80に匹敵する攻撃力を付与して、大量装備するべき」との意見が運用側から寄せられ、T-72、T-80の改良作業と並行する形で新型戦車の開発が進められ、1989年、開発記号"オブイェークト188"と名付けられた試作戦車数両が製造された。各種試験の結果は上々であったものの、当時深刻な財政難に直面していたソ連軍はなかなか制式採用に踏み切らず、湾岸戦争でのT-72の惨敗を受けて、ようやく採用の運びとなった。その後のソ連崩壊もあって、オブイェークト188の採用・装備は一時宙に浮いたが、1992年9月に量産型オブイェークト188(T-90)の最初のロットがロールアウト。同年10月に、ロシア陸軍の制式装備と決定されている。量産開始以降は、ニジニ・タギルの産業合同「ウラルヴァゴンザヴォート」(ウラル車輌工場)で生産が行われている。主砲は2A46M-1 51口径125 mm滑腔砲で、T-72の主砲を改良したものにあたる。APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)、HEAT(対戦車榴弾)、HE(榴弾)など、現代戦車では一般的な弾薬のほか、T-80で採用された9M119M レフレークス対戦車ミサイル(NATOコードネームではAT-11 Sniper)を発射できる。主砲からミサイルを発射できるのは旧東側戦車の特徴で、レフレークスの場合、レーザーを戦車から目標に照射し、その反射を捉えてミサイルを誘導するセミアクティブレーザー方式を採用している。ミサイルの飛翔速度はマッハ1に達し、射程は約5,000 m。750 - 800 mm程度の装甲(均質圧延鋼板換算)を貫通するという。これら弾薬とミサイルは自動装填装置により装填されるため、T-90に装填手は搭乗していない。装甲などの防御装備も改良されており、積層装甲と新型の爆発反応装甲コンタークト5を採用している。また、敵戦闘車両や航空機などのFLIR(赤外線監視装置)や、赤外線誘導方式の対戦車ミサイルに対し、強力な赤外線を照射して妨害する能力や、敵のレーザー照射を妨害する能力を持ったミサイル警報装置を搭載しており、これらはTShU-1-7 シュトーラ-1防御システムと呼ばれている。初期型のT-90ではT-72系列のエンジンを改良したV-84MSを装備していたが、出力が840馬力で、重量46.5トンのT-90にとっては必ずしも満足できるものではなかったため、現在ロシア軍が採用しているT-90AではV-92S2(1,000馬力)エンジンに置きかえられている。T-90は一輌あたり約140万ドルと安価で、性能も優れていることから、他国に対しても積極的な売りこみが行われている。かつてソ連は「モンキーモデル」と呼ばれるオリジナルよりも性能の劣る仕様で他国へ兵器を売り込んでいたが、湾岸戦争での失敗もあって、T-90については、国防上の観点から最先端技術の輸出は行わないにしても、以前のような著しい劣化仕様とはみられていない(例えば、インドのT-90はTShU-1-7シュトーラは装備していないが、エンジン出力などの性能ではロシア本国仕様を上回っている)。ロシアとインドは、2000年10月に「戦略的パートナーシップ宣言」に調印し、この中でT-90Sの約300輌(一部は回収戦車型)の売却と、インドでのライセンス生産について合意している。インドの隣国であるパキスタンがウクライナからT-80UDを導入していることから、T-90Sの導入はこれに対抗する意図があると見られている。インドの現地生産型T-90Sは、「'」(IAST:')の愛称で呼ばれることになる。一方で、北朝鮮の金正日が2001年8月にロシアのオムスクにある戦車工場を訪れた際には、ロシアはT-90の売却を拒否している。このため、北朝鮮ではT-62(天馬号/天馬虎)を基に、独自に「暴風号/暴風虎」という、T-90風の戦車を開発したという報道もあるが、詳細は明らかになっていない。このほか、アルジェリアにもT-90SAが180輌輸出される。また、インドからはモロッコに330輌のT-90Sを輸出する契約が結ばれた。この他、リビア、イラン、シリア、インドネシアに対してもロシアやインドとの契約が結ばれたとされる。高性能であるがあまりに高価なT-80U系の車輌が販売不振であるのに対し、手頃なT-90は順調に輸出が進んでいるといえる。このように当初は輸出向けの生産が主であったものの、製造本国であるロシアにおいても、次期主力戦車として予定されていたT-95の開発が中止された一方で、現用のT-80Uもコストの高さと装備の複数化の弊害を理由に生産・配備の中止が決定し、ロシア連邦軍の主力戦車としてT-90の本格的な配備を決定した。今後、ロシア連邦軍は主力戦車をT-72の改良型とT-90で揃える方針である。燃費はおおよそ、600m/lと思われる。改良型のT-90S戦車(オブイェークト188S)と呼ばれるタイプ。2001年、ライセンス生産権を車両製造企業「ウラルワゴンザボド(UVZ)」から購入した。「ビーシュマ」とは、インドの叙事詩マハーバーラタの登場人物。主砲を、51口径2А46М-5 125mm滑腔砲に換装し、9K119「レフレークス」の改良型である9K119M「レフレークスM」主砲発射式誘導ミサイルの運用が可能となっている。装甲はインド国産の複合装甲を採用。フランスのタレス社とベラルーシの合弁企業が開発した熱線映像装置を備えた1A4GT (IFCS)射撃管制装置に変更。移動中の射撃でも命中率が高い。自動装填装置システムも装備している。エンジンはV-92-S2 V型12気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力1,000hp)に強化され、履帯もダブルピン型に換装している。T-90M戦車(オブイェークト188SA)と呼ばれるタイプ。インドは2006年にT-90M戦車のライセンス生産権を獲得。爆発反応装甲コンタークト5を採用し、フランスのタレス社製の「カテリンFC」夜間暗視システムを導入して夜間戦闘能力を向上させた。砲塔上にRWS(遠隔操作式の無人銃架)。サーブ社製ののLEDS-150 アクティブ防護システムや、インド国産のオートマチックトランスミッション、タレットの電気油圧スリップリングも採用した。

出典:wikipedia

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