電撃文庫(でんげきぶんこ)は、KADOKAWA/アスキー・メディアワークスブランドが発行している、ライトノベルを中心とした日本の文庫レーベル。1993年6月、旧メディアワークスより創刊した後、株式会社アスキー・メディアワークスが引き継ぎ、2013年10月より現在の体制になる。編集部署はKADOKAWA/アスキー・メディアワークス(ブランドカンパニー)第2編集部 電撃文庫編集課(電撃文庫編集部)。メディアワークスの若者向け文庫レーベルとして、1993年6月に創刊された。初回刊行タイトルは『漂流伝説 クリスタニア 1』(水野良)・『聖マリア修道院の怪談 極道くん漫遊記外伝』(中村うさぎ)・『ダーク・ウィザード 蘇りし闇の魔道士』(寺田憲史)・『瑠璃丸伝 当世のしのび草紙 1』(松枝蔵人)の4タイトル。創刊当初は、それまで角川スニーカー文庫を基盤に活動していた深沢美潮や中村うさぎ、あかほりさとる等の作家陣が書く小説と、テレビゲーム・アニメ等のノベライズ・翻訳小説を中心に出版していたが、新人作家を積極的に発掘するために、1994年「電撃ゲーム3大賞」の小説部門として「電撃ゲーム小説大賞」(2004年「電撃小説大賞」と改称。)が創設された。この新人賞は、シリーズ化されレーベルの看板的作品となる『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞した上遠野浩平など多くの人気作家を輩出し、レーベルの隆盛に貢献した。現在では、電撃小説大賞出身のレーベル生え抜きの作家によるオリジナル小説が中心となり、最も人気のある少年向けライトノベルレーベルとして目下ライトノベルの国内最大シェアを誇る。この成功には、積極的なメディアミックス展開やイベント開催、「電撃組」と呼ばれる書店への優先配本による効率化、書店での販促用ポストカードの配布など、多様な販売戦略も奏功した。2015年現在、新刊の発売日は毎月10日で月に15冊前後の新刊が発売される。2004年10月発売の『キノの旅VIII the beautiful world』で通算1000タイトルを、2010年9月発売の『ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト』で通算2000タイトルを、2015年10月発売の『ヘヴィーオブジェクト 外なる神』で通算3000タイトルを記録した。2009年11月、総発行部数が累計1億冊を突破し、それを記念したキャンペーンなどが行われた。『とある魔術の禁書目録』(2010年10月)と『ソードアート・オンライン』(2012年12月)が1000万部突破を達成している。「電撃の単行本」として単行本(ハードカバー)の形態で出版されるものもあり、そちらは普段ライトノベルを読まない層を狙って発売されている。特に『図書館戦争』は新聞や雑誌の書評で大きな話題を呼んだ。また、2009年12月には、姉妹レーベル的な存在として“非ラノベレーベル”を意識した新レーベル、「メディアワークス文庫」が創刊された。2010年6月、第16回電撃小説大賞最終選考作として刊行された『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』に盗作の指摘がなされ、絶版・回収措置が取られるという不祥事が起き、全国紙でも報道された。電撃文庫のレーベルから出ているハードカバー単行本。挿絵の付くものもあるがアニメ調のものは少ない。サスペンスや恋愛小説が多い。『野性時代』などの一般文芸誌に広告が載せられることもある。画集も含まれることがある。かつて主婦の友社から電撃文庫が発売されていた時期に、電撃ゲーム小説大賞受賞作品の一部などがハードカバーで出版されたこともある。一般層への普及を目指したと見られ、ハードカバー時に電撃のレーベルが付いていないが、発売後に電撃文庫として再出版されたものを以下に挙げる。イラストノベルという形態で書かれた作品のレーベル。電撃hpや電撃の缶詰などで告知され、通販限定販売がなされる。2008年現在、これにあたる作品は川上稔とさとやすの著作2点のみである。また、他に電撃文庫が出した通販限定本の例としては電撃ヴんこ等が挙げられる。絵本形式の単行本であり、電撃文庫の既存作品のスピンオフが主だが、オリジナルの作品の出版もされている。ページが絵ハガキになっていて、切り取って使用可能な「電撃ポストカード文庫」が1994年7月に3タイトル刊行されたが、以後はこのレーベルの新刊は発売されていない。文化放送などで放送された、電撃ゲーム小説大賞とタイアップしたラジオ番組。電撃小説大賞第1回と同じ年の1994年10月–12月、『電撃大賞クリス・クロス』として放送。1995年4月『電撃大作戦』として再開し、1996年4月『電撃大賞』としてリニューアル。2015年3月まで20年半の長きに渡り放送された。パーソナリティは男女1組で1年 - 数年程度で交代する。番組内容は電撃小説大賞・電撃文庫と関連が薄いが、毎年2月(前年の電撃小説大賞受賞者の受賞作が電撃文庫から刊行される)には受賞者が出演し作品について語るほか、時たまおかゆまさき・時雨沢恵一など電撃作家がゲスト出演した。2002年10月14日の電撃10年祭当日の13:00~16:00に文化放送で放送された特別番組。おたっきぃ佐々木と桑谷夏子をパーソナリティーに10年祭の会場である幕張メッセからの中継を交えて放送。(でんげきフィフティーンバイフィフティーン)2007年11月24日・25日の「電撃15年祭」に向け、ラジオ大阪・文化放送で放送された15分番組。パーソナリティはフリーアナウンサーの荘口彰久。電撃作家や電撃アニメ出演声優などがゲスト出演した。(でんげきトゥエンティバイトゥエンティ)2012年10月20日・21日の「電撃20年祭」に向け、ラジオ大阪・文化放送で放送された20分番組。パーソナリティーは引き続き荘口彰久が担当。電撃文庫公式サイトおよびニコニコアニメチャンネルで配信された。2008年6月27日–2009年3月27日、毎週金曜夜更新の全38回(7月4日・1月2日は休止)。ニコニコアニメチャンネルではバックナンバーは全回聴取可能。パーソナリティーは竹本英史(学園長)と喜多村英梨(生徒)。電撃文庫、電撃文庫MAGAZINE、電撃学園RPG Cross of Venus の関連情報を届けるラジオ番組。番組放送中はスタジオ内の様子の写真がスライドショー形式で表示された。番組でメールを読まれたリスナーにはノベルティとして『学生証』が送られると番組内でアナウンスされていたが、実際には送られていない。電撃文庫1億冊突破を記念して開始された。2009年9月10日より電撃文庫公式サイトで配信開始。出演者はうえむらちか、明坂聡美、おかゆまさき、三木一馬、上坂すみれ。加えて毎回、電撃作家がゲスト出演する。毎月10日更新。2011年末に明坂聡美、上坂すみれが卒業。2012年からは三澤紗千香の加入と、毎月10・25日更新となった。動画配信サービス「niconico」にて、有名作品や著名人などの連載小説を読むことができる「ニコニコ連載小説」というサービスで電撃文庫の書下ろし作品も掲載されている。またそれに合わせて「ニコニコチャンネル」にて「電撃文庫チャンネル」が開設され、上記の「ニコニコ連載小説」の他にCM動画などが公開されている。下記2項目は電撃文庫の各作品に登場する人気キャラクターたちがクロスオーバーするゲーム
出典:wikipedia
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