福武電気鉄道デワ1形電車(ふくぶでんきてつどうデワ10がたでんしゃ)は、福井鉄道の前身事業者の一つである福武電気鉄道が1923年(大正12年)に導入した電車(電動貨車)である。福武電気鉄道の運営路線(後の福井鉄道福武線に相当)の開業に際して、梅鉢鉄工所にてデワ1・デワ2の2両が新製された。落成当初は木造車体を備える4輪単車であったが、デワ1は福井鉄道発足後の1959年(昭和34年)に2軸ボギー構造に改造され、同時に台枠延長を伴う大規模な車体更新工事が施工された。更新されなかったデワ2は1969年(昭和44年)に廃車となったが、デワ1はその後も残存し、1979年(昭和54年)に運転台部分の構体の鋼体化、制御方式の直接制御から間接非自動制御への変更、主電動機の増設などの改造を施工して用途を電動除雪車に変更した。同時に車種が従来の電動貨車から電気機関車扱いに変更され、形式称号・記号番号はデキ10形11と改められた。2005年(平成17年)には車体前後の正面部分に「11」の車番標記が追加された。デキ11は2014年(平成26年)3月31日現在も車籍を有し、主として冬場に赤十字前駅の構内に待機し、軌道区間の除雪作業車として運用される。その際、車両の前後に除雪用の排雪板が取り付けられる。
出典:wikipedia
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