加藤 進（かとう すすむ、1923年9月24日 - ）は、愛知県名古屋市出身の元プロ野球選手（捕手、外野手）・コーチ、解説者。旧制愛知一中卒業後は慶應義塾大学へ進学し、は出陣学徒壮行早慶戦に代打として出場。戦後は慶大に戻って主将を務め（慶大時代はプロ入り後もチームメイトとなる大島信雄とバッテリーを組んでいた）、の東京六大学リーグ全勝優勝に貢献。リーグ通算成績は、34試合出場、117打数33安打、打率.282、0本塁打、18打点。慶大卒業後は藤倉電線・愛知産業を経て、に捕手として中日ドラゴンズ（ - は名古屋ドラゴンズ）へ入団。正捕手・野口明という壁に阻まれ、入団2年目のから2シーズンは外野手として試合に出場した。その後はに捕手へ戻り、1953年には野口の二番手としてながらも75試合に出場。その後は河合保彦もあり、年々出場機会が減少。にはコーチ兼任となり、1試合も出場することはなかった。は選手に専念するが、2試合出場したのみに終わる。同年限りで現役を引退。引退後も中日に残り、一軍コーチ（ - ）を務めた。退団後はNHK解説者（ - ）を経て、中日の一軍バッテリーコーチ（）・一軍投手コーチ（）を務めた。その後はから1980年代後半頃まで20年以上にわたり再びNHK解説者として、ドラゴンズ戦中継を中心に出演した。に発行された書籍『プロ野球人名事典 2003』では、没年不明の人物として扱われているが、同書発行時点では存命であり、には東京新聞の取材を受けている。に出陣学徒壮行早慶戦を映画化した『ラストゲーム 最後の早慶戦』では、彼をモデルとした加藤なる人物が登場し、桜木涼介が演じた。

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