京都市営バス洛西営業所(きょうとしえいバスらくさいえいぎょうしょ)は、京都市西京区大枝東新林町にある京都市営バスの営業所である。京都市営バスの中では一番新しい営業所で、西京区の路線を中心に、右京区の調整系統路線を運行している。現在は全系統を近鉄バスに委託している。操車業務は、桂坂操車場(最寄停留所は桂坂中央)、三哲操車場(最寄停留所は下京区総合庁舎前)でも行なっている。28号系統は、京都駅から堀川通、四条通、右京区西院地区・梅津地区、西京区嵐山地区を経由して、右京区嵯峨地区にある大覚寺を結ぶ路線である。路線名は北嵯峨線である。嵐山や嵯峨野といった、京都の代表的な観光地を通るため、観光目的の利用者の割合が非常に高い。また、嵯峨・嵐山地区は道路事情が悪く、春季や秋季の行楽客が多い時期は渋滞に悩まされる。京都駅前-大覚寺間で3時間以上かかることもある。京都駅と嵯峨・嵐山地区を結ぶ公共交通機関としては、JR嵯峨野線、京都バス71号系統・72号系統・73号系統があり、京都市営バスの利用者よりも多い。特に、JR嵯峨野線は京都駅 - 嵯峨嵐山駅間を16分で結んでおり、渋滞時はバスを利用するよりも圧倒的に速い。担当は八条営業所。当系統は、新設当初から京都駅と嵯峨地区を結ぶ路線であった。1974年以降、現在の経路となる。長らく梅津営業所が運行していたが、2001年3月の改正時より現在の洛西営業所となった。昼間は20分間隔の運行である。なお、春季や秋季の繁忙期には、臨時バスが増発される。全区間均一区間。2014年3月までは、松尾橋以東は均一運賃、それ以外の区間は距離に応じて異なっていた。なお、現在でこそ京都1日・2日乗車券は全線で利用できるが、スルッとKANSAIが導入されるまでは、均一区間外は京都バスのエリアを除き利用できなかった。28号系統は均一区間外でも京都バスと重複しているため、昔から京都1日・2日乗車券が全線で利用できた。当系統は、11号系統、93号系統と共に、ノンステップバスが使用されたことがなかった。これは、経路上にあるJR山陰本線(嵯峨野線)の天竜寺踏切において、ノンステップバスの通過が困難であることによる。しかし、2007年3月ごろからはノンステップバスも運行されている。これは、ノンステップバスの車高調整機能が向上したことによる。29号系統は、洛西ニュータウンから西京区松尾地区・上桂地区、右京区西院地区・梅津地区、四条通を経由して、京都市内中心部(四条烏丸)を結ぶ路線である。路線名は苔寺線である。四条通界隈と洛西ニュータウンを結ぶ唯一の路線であるが、渋滞などで時間がかかることから、洛西ニュータウン住民は、市内中心部へは桂駅乗り換えで阪急京都線を利用することが多い。一部ノンステップバスで運行。29号系統は、1981年以降、経路変更は行なわれていない。また、1979年の洛西営業所開設以降、29号系統は洛西営業所による運行である。1991年12月、京都市営バスでは初めてリフト付きバスが運行された。昼間は、30 - 40分間隔で運行している。四条烏丸 - 苔寺道は均一運賃、それ以外の区間は距離に応じて異なる。なお、現在でこそ京都1日・2日乗車券は全線で利用できるが、スルッとKANSAIが導入されるまでは、均一区間外は京都バスのエリアを除き利用できなかった。29号系統は松尾大社前 - 苔寺道間で京都バスと重複しているため、四条烏丸 - 苔寺道間において、昔から京都1日・2日乗車券が全線で利用できた。33号系統は、洛西ニュータウン、西京区桂・川岡地区、右京区西京極地区から七条通を経由して、京都駅を結ぶ路線である。路線名は樫原線である。また、桂離宮の前を通る京都市営バス唯一の路線である。京都駅と洛西バスターミナルを結ぶ路線は本系統の他に73号系統があるが、旧山陰街道を経由するため、国道9号を経由する73号系統に比べて、距離が短いにもかかわらず、同等の所要時間がかかる。また、京都駅前 - 桂駅東口間は、京阪京都交通2,14,28A号系統・15,26,26B号系統(こちらは特33系統と同じ経路)と並走している。一部を除いてノンステップバス(中型)で運行。1988年の経路変更は、桂大橋 - 東側町 - 川勝町 - 大門町の狭隘区間を避けるため、比較的道幅の広い桂大橋 - 葛野大路八条 - 西京極小学校前 - 大門町を経由することとしたものである。ただ、これにより西京極地区中心部を経由しなくなってしまった。そのため、1988年以前の33号系統の経路と同一(つまり東側町経由)の特33号系統を新設している。なお京阪京都交通の路線(2,14,28A系統、該当区間を走行する本数のほぼ半分)は特33号系統のルートで運転されている。33号系統、特33号系統合わせて、昼間は30分間隔に運行している。特33号系統は、1日4往復である(2007年現在)。参考までに、並走する京阪京都交通は、京都駅前 - 桂駅東口間で、2,14,15,26,26B,28A号系統合わせて10分間隔で運行している。運賃は、桂小橋以東(特33号系統の場合は東側町以東)は均一区間内で220円、それ以外の区間は距離に応じて異なる。なお、京都駅前 - 桂駅東口において、京都市営バス、京阪京都交通の定期券・バス回数カードなどの共通化は行っていない。市バス・京都バス一日乗車券カードも京阪京都交通乗車時は使用できない(回数券は共通である)。42号系統は、京都駅前から堀川通、大宮通、国道1号、十条通を経由し、吉祥院地区を走行し、久世橋を渡り洛西口駅へ向かう全長約8.3kmの路線である。路線名は十条線である。東寺への交通手段として利用され、京都駅前 - 東寺東門前間の利用が多い。また、夕方の便は、久世橋付近をはじめとして、国道1号や国道171号の渋滞に見舞われやすい。操車は三哲操車場で行なっている。京都のバス事業を考える会の答申を受け、2005年7月23日から初発・終発便はヤサカタクシーによるジャンボタクシーで運行されていたが、現在は通常の車両で運行されている。一部ノンステップバスで運行。2014年3月改正で:横大路営業所から移管された。60分間隔での運行。調整系統路線であり、京都駅前 - 中久世は均一運賃区間となっている。70号系統は、右京区南西部方面と西京区桂方面を結ぶ経路である。バス路線が未発達な地域に重点を置き、交通の利便性を図っている。また全便小型バス(日野・ポンチョ・前向きロングタイプ。)で運行している。平日の朝夕を除き、30分間隔で運行している。一部はJR桂川駅前 - 太秦天神川駅前間の運行。桂川小学校前以南は均一区間外のため、距離に応じて異なる。上野橋 - 梅津段町間は前述の69号系統と同一ルートを走行しているが、69号系統は桂駅東口から物集女、千代原口、阪急上桂駅を経由して上野橋に至るのに対し、当系統は桂駅東口から桂川街道を経由して上野橋に至るため、桂駅東口から上野橋 - 梅津段町へ向かう、もしくはその逆の場合、69号系統に比べて距離が短く、運賃も安くなる(なお、桂駅東口停留所には同様の注意書きがされている)。73号系統は、33号系統と同様に、洛西ニュータウンと京都駅を、五条通(国道9号)を通って結ぶ路線である。路線名は桂国道線である。国道を経由するため、下京区、右京区、西京区の各地区の中心部から離れた場所を通ることが多い。また、旧山陰街道を経由する33号系統に比べて、五条通(国道9号線)は渋滞が多く、定時性確保のためのダイヤ調整の結果、所要時間がかなり長くなった。昼間時は特に途中停留所での時間調整が度々行われることがある。このため非常にゆっくりとした速度で運行されていることが多い。競合路線として京阪京都交通のバスも運転されており、こちらは西大路五条 - 京都駅間は急行バス扱いとなる。一部を除いてノンステップバスで運行。鉄道とは、京都駅で地下鉄烏丸線、JR西日本各線、近鉄京都線と接続する以外では、 JR嵯峨野線(丹波口駅;最寄り停留所は京都リサーチパーク前)と接続している。平日の朝夕を除き、20 - 30分間隔で運行している。参考までに、並走する京阪京都交通は、京都駅前 - 国道三ノ宮間で、21,21A系統が60分間隔で運行している。運賃は、西京極以東は均一区間内で230円、それ以外の区間は距離に応じて異なる。なお、京都駅前 - 国道三ノ宮において、京都市営バス、京阪京都交通の定期券・バス回数カードなどの共通化は行っていない。市バス・京都バス一日乗車券カードも京阪京都交通乗車時は使用できない(回数券は共通である)。78号系統は、京都駅から九条通を経由して南区吉祥院、久世地区を結んでいる。路線名は、九条線である。国道171号久世橋付近で慢性的な渋滞が発生するため、定時性の確保が難しく、その影響からか、路線設定の割には、利用はそれほど芳しくない。操車は三哲操車場で行なっている。運行営業所については、1981年5月以前は三哲支所(現三哲操車場)、1981年5月から1988年6月までは横大路営業所、1988年6月から2003年1月までは五条営業所、2003年1月から2003年3月までは梅津営業所、2003年3月から2014年3月は横大路営業所、2014年3月以降は洛西営業所と、何度も変更となっている。なお、当系統では、1995年より、一部便にてリフト付きバスによる運行を行なっていた。平日の朝夕を除き、60分毎で運行している。91号系統は、四条烏丸から新丸太町通を結ぶ路線である。利用客は比較的多い。路線名は西丸太町線である。三哲操車場で操車を行う。かつては大覚寺方面へ結ぶ系統は梅津営業所の所轄であったが、洛西営業所へ移管した。一部ノンステップバスで運行。以前は四条烏丸 - 常盤・嵯峨野高校前間が均一運賃で、常盤・嵯峨野高校前以西は均一区間外で、距離に応じて運賃が異なった。2014年3月22日から全線が均一運賃区間になった。その他、平日ダイヤの四条烏丸方面行最終便は西大路四条までとなる。停車する停留所は、七条大宮・京都水族館前、京都駅前、四条河原町、河原町三条、京都市役所前(往路のみ)、三条京阪前となっている。平日日中は60分間隔、土曜日・休日の日中は15分間隔で運転される。一部便は京都駅前~三条京阪前の運行西1号系統は、洛西ニュータウンの新林地区と阪急京都線桂駅を結ぶ路線である。路線名は洛西1号線である。昼間は福西地区も経由する西8号系統として運転している。一部ノンステップバスで運行。西1号系統の前身は、33甲号系統である。2004年3月に、昼間は西8号系統により運転することとなり、西1号系統は朝夕のみの運転となった。10時以前と16時以降に約20分間隔で運行されている。10時から16時までは西1号系統と西3号系統を統合した西8号系統を約12分間隔で運転している。22時以降は特西3号系統を運転している。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。西2号系統は、洛西ニュータウンの竹の里地区・境谷地区と阪急京都線桂駅を結ぶ路線である。一部右京の里(特西2号系統(方向幕は西2と表示))、南春日町(臨西2号系統)経由の便も存在する。路線名は洛西2号線である。ただし、右京の里周辺は阪急バスによって東向日駅を結ぶ便が設定されている。本数は阪急バスの方が圧倒的に多いため、右京の里地区の京都市営バスの利用者は非常に少ない。また、大原野地区の南春日町経由の便についても、大原野地区から東向日駅方面の阪急バスの便が一定数確保されているため、市バスの利用者は非常に少ない。一部ノンステップバスで運転。昼間は、臨西2号系統と右京の里経由(特西2号系統)をあわせて、12分間隔(1時間あたり5本)で運転している。臨西2号系統・右京の里経由(特西2号系統)は1-2時間に1本程度、また、22時以降は特西3号系統を運転している。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。なお、臨西2号系統および右京の里経由便については、桂駅西口-洛西バスターミナル間全線を乗車するよりも、桂駅西口-南春日町間または桂駅西口-右京の里間を乗車する方が、運賃が高い。2015年現在、桂駅西口-洛西バスターミナル間が240円(西1、西3、西8の各系統と同一)、桂駅西口-南春日町間が410円。桂駅西口-右京の里間が250円である。西3号系統は、洛西ニュータウン福西地区と阪急京都線桂駅を結ぶ路線である。路線名は洛西3号線である。昼間は新林地区も経由する西8号系統として運転している。一部ノンステップバスで運行。特西3号系統は、深夜時間帯に桂駅西口を出発し、洛西ニュータウン福西・竹の里・境谷・新林の各地区を結んでいる。一部ノンステップバスで運転。西3号系統は10時以前と16時以降に約12分間隔で運転している。10時から16時までは西1号系統と西3号系統を統合した西8号系統を完全12分間隔で運行している。また、22時以降は特西3号系統を運転している。特西3号22時以降に桂駅西口発のみ運転している。平日は10分間隔、土曜・休日は10~20分間隔である。MN特西3号系統は、桂駅西口24時発の深夜バスで、平日・土曜ダイヤのみ運転する。洛西バスターミナルには停車しない。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。西4号系統は、洛西バスターミナルと阪急洛西口駅を結ぶ路線である。路線名は洛西4号線である。一部ノンステップバスで運行。2008年10月18日のJR桂川駅開業に伴い、洛西口駅前 - JR桂川駅前を延伸した。特西4号系統は、洛西バスターミナルとJR桂川駅を結ぶ路線である。JR桂川駅前のイオンモール京都桂川の開業に伴い、同駅へのバス路線を強化するため、新設された。西4号系統は、昼間時間帯は60分間隔で運転している。特西4号系統は60分間隔で運転している。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。西5号系統は、洛西ニュータウンを経由し、桂坂地区と阪急京都線桂駅を結ぶ路線である。路線名は洛西5号線である。一部ノンステップバスで運転。(西5号系統は時刻表にノンステップバス運行時刻を表示。)約30分間隔で運転している。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。西6号系統は、桂坂地区と阪急京都線桂駅を京大桂キャンパスを経由して結ぶ路線である。路線名は洛西6号線である。約30分間隔で運転している。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。西8号系統は、新林地区を経由する西1号系統と福西地区を経由する西3号系統を統合する形で、昼間のみ運転している。路線名は洛西8号線である。西8号系統の誕生により、新林地区では昼間の乗車機会が高くなった。一部ノンステップバスで運転。平日・土曜・休日とも、10時~16時の間に12分間隔で運転している。全区間均一区間外である。そのため、距離に応じて運賃が異なる。"現在は横大路営業所(阪急バス委託)による運行"現在は梅津営業所(西日本ジェイアールバス委託)による運行"現在は横大路営業所(阪急バス委託)による運行"1981年5月以降、シャーシは一部の例外(醍醐営業所廃止で余剰となった日野自動車製中型バス)を除き三菱自動車(現三菱ふそうトラック・バス)製に統一してきたが、近年では一般競争入札の実施により、国産4メーカーの車両が新製配置されている。洛西営業所では、昔から特殊車両の配属が多い。2015年現在、洛西営業所には以下の低公害バスが所属している。
出典:wikipedia
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