伊吹山ドライブウェイ(いぶきやまドライブウェイ)は、岐阜県不破郡関ケ原町から滋賀県米原市大久保(伊吹山頂)に至る全長17 kmの一般自動車道事業による有料道路である。1965年(昭和40年)7月に全線開業し、現在に至っている。名神高速道路の関ヶ原ICから国道365号を長浜方面に向かって約3kmのところ(伊吹山口交差点)に入り口がある。ここから滋賀県下最高峰の日本百名山の一つである伊吹山(標高1,377m)の9合目付近にあるスカイテラス駐車場(標高1,260m)まで駆け上がる。全長は約17kmで、通り抜けはできない。最終地点の約600台の駐車場には2013年(平成25年)4月にリニューアルオープンしたレストハウスのスカイテラス伊吹山や恋慕観音像、トイレ(協力金制、トイレットペーパー販売制。車椅子用あり)がある。伊吹山ドライブウェイでは、開業以来、高山植物や紅葉等の四季折々の草花を鑑賞するほか、滋賀県・岐阜県を一望に見下ろす大パノラマを見るために、大勢の利用者が訪れ、2005年度は約84,000台の車両、約300,000人に達している。2006年(平成18年)3月28日からは、オーストラリアの投資銀行・マッコーリー銀行が設立した日本自動車道株式会社が、近畿日本鉄道株式会社及び名阪近鉄バス株式会社より資産・営業譲渡を受け、本ドライブウェイの運営を行っている。カーブが急なため全線で制限速度30km/hであり所々(全体の40%近く)は20km/hである。自動車専用道路であり、当初は二輪車の二人乗りは禁止とされていたが、平成23年7月より条件付き(運転者の年齢が満20歳以上、かつ自動二輪車の免許を受けていた期間が通算3年以上であること)で解除されている。また、平成24年(2012年)までは、夏期期間(7月後半から8月末)での夜間滞在(スカイテラス駐車場においての車中泊)が認められていたが、平成25年(2013年)からは認められていない。営業時間は季節によって異なり、最終入場は、終業時間の2時間前となっている。冬季期間中(11月下旬頃 - 4月上旬頃)は、積雪により営業休止になる。利用料金は往復の通行料を入場時に支払い、スカイテラス駐車場(最終地点の駐車場)の駐車料金も含んだ料金。標高1,000mの上平寺越駐車場(じょうへいじごえ-ちゅうしゃじょう)付近から伊吹山が見えてくる。伊吹山の東側を回り込む道路からは、東に位置する西美濃の山々の展望が良く、山頂下駐車場付近から琵琶湖も眺望できる。伊吹山は地理的・地質的・気象的に、昔から草本植物や薬草の宝庫として知られ、伊吹山だけでしか見られない特産種(固有種)も数多く存在するなど、植物研究史上貴重な山となっている。伊吹山全体では、シダ植物以上の高等植物が約1,250種分布するが、その内山頂一帯のお花畑では約350種が見られるという。山頂下の駐車場から散策路を登って向かうと、山頂周辺には美しい広葉草原(伊吹山頂お花畑)が広がり、夏の開花シーズンは多くの人を集める。伊吹山ドライブウェイのホームページでは、山頂お花畑の情報を頻繁に更新している。
出典:wikipedia
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